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藤田 温人 院長の独自取材記事

藤田歯科 豊中ステーションクリニック

(豊中市/豊中駅)

最終更新日:2019/08/28

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大阪府豊中市、阪急宝塚本線豊中駅の構内1階にある「藤田歯科 豊中ステーションクリニック」は、開院2年目の歯科医院。シックなインテリアに囲まれたクリニックは、緊張しがちな患者にリラックスしてもらいたいと、カフェのような雰囲気を醸し出している。院長の藤田温人(ふじた・あつと)先生は、高校・大学時代に過ごした豊中で「町医者になりたい」と歯科医師の道へ進んだという。大学卒業後、複数の歯科に勤務し「歯が悪くならないことが一番大事」と痛感。開院以来、予防歯科に積極的に取り組んでおり、一人ひとりにあった「オーダーメイド治療」を心がけている。「患者さんとの信頼関係が一番大事」と話す藤田院長に、歯科医師をめざしたきっかけや、今後の診療方針についてじっくりと話を聞いた。
(取材日2017年9月13日)

長く過ごしたこの街で「町医者」になりたいと開院

この地域で開院されたきっかけはありますか。

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私は神戸市で生まれ育ちましたが、母親の実家がある豊中に引っ越しをしました。その後、大阪大学歯学部に入学しましたので、豊中という街はとても身近だったんです。患者さんは、30代、40代の方を中心に幅広い世代が来られていて、午前中は高齢者や主婦の方、夜は20時半まで診察していますのでお勤め帰りの方も来られます。お子さんの治療について、親御さんから矯正はいつからすればいいかなど質問を受けます。みなさん、歯の健康に対する意識が高いなと思います。

歯科医師への道を進まれたのはなぜでしょうか。

私の父親が歯科医師だったことで、患者さんの力になれる職業に憧れを感じ、医療の道へ進みたいという気持ちは小さい頃からありました。高校時代に進路を考えて、周りの勧めもあり、歯学部に進みました。父親の仕事をする姿はあまり見たことはなかったんですが、身近な職業だったんでしょうね。大学生活は、中学から大学までバスケットボール部に所属していたので、部活動やアルバイト、勉強や実習と充実した日々を過ごすことができました。

どういう歯科医師になりたいと考えていましたか。

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いわゆる「町医者」になりたかったんです。どんな疾患にも幅広く対応できるよう、専門分野や地域性などさまざまな特色がある歯科医院に勤めてきました。大学卒業後すぐの頃は診療技術も社会人としても未熟で、多くの失敗をしました。この時の悔しさがずっと根底にあり、挫折を乗り越えるため人一倍努力してきました。診療時間は患者さんの時間です。技術を高めるのはそれ以外の時間しかない。結果が全ての世界ですので辛くて大変であるのは当然だと、必死に取り組んできました。お金をもらうだけの仕事なら、歯科医師以外にもいろいろあります。けれど歯科医師は、人と接して、その対価を直接いただいて、さらにはありがとうと言われる。やりがいがありますし、その期待に絶対的に応えていかなければいけません。自分がぶつかる壁に対してどうすればいいか、一生勉強していかなくてはいけないと感じています。

スタッフ一丸のチーム力で、患者のトータルケアを

予防に力を入れているそうですね。

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どれだけ良い治療をしても、100パーセント健康な状態という歯には戻らないんですよね。勤務医として長く患者さんと接するうちに、悪くならないようにすることが一番大事だと強く感じるようになりました。予防の大切さは、つらい思いをして初めて患者さんが痛感することなんです。治療して長く状態を維持できるケースもあれば、治しても治してもまた同じように悪くなる症例も診てきました。何が原因なのかを追求することはとても大切です。私の歯科医師としての治療に原因があるなら、自分の技術を磨けばいいだけなんですが、患者さんの生活環境や習慣に原因があることも多いため、予防するには患者さんの背景を含めたトータルケアが必要なんですよね。

予防を徹底していくためにどういう取り組みをされていますか。

予防歯科を徹底的に実践している歯科医院に、スタッフ全員で研修しに行くこともあります。そういう歯科医院は、スタッフが数十人いても、みんな意思の統一がされているんです。患者さんの歯をどういう状態にしていくか、全員が同じ方向を向いて患者さんと向き合っているんです。当院はそこまで大きな規模の歯科医院ではありませんが、開院してまだ2年の、これからのクリニックでもあります。スタッフと組織力、チーム力を高める努力をしていきます。

一人ひとりに適した「オーダーメイド」の治療へも取り組まれています。

歯科治療は保険診療が認められていますが、その治療範囲から漏れてしまう部分、見逃してしまう問題点があるというのも現状です。例えば、同じように虫歯が1本あるという患者さんでも、高齢者の方と、乳歯に虫歯ができたお子さんでは、どういう口腔内環境を作っていけばいいか、全然違いますよね。また、患者さんみんなが「ベスト」の状態を求めるわけではありません。時間的、予算的な制約もあります。患者さんとしっかり話す時間をとり、治療計画を立てていきます。一人ひとりの患者さんの歯に適した、正しい知識をまずは持っていただき、納得いただいてから治療を開始するようにしています。

ほかにはどういう相談が多いでしょうか。

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インプラントのフラップレス手術は、切らない、傷ができにくいということでご相談に来られる方もいます。歯科の中では、いわゆる"内視鏡手術"的な存在ともいえます。骨結合までの期間は同じですが、初期に起こる腫れや傷などがほとんどありませんので、患者さんの負担軽減や治療期間の短縮につながります。あとは、ホワイトニングに対する意識もとても高まっていると感じます。

幼少時からの予防の大切さを広めていきたい

診療にあたり心がけていることはありますか。

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患者さんとの信頼関係が一番大事だと考えています。そのためにも、患者さんが求めているものをきちんと感じ取ること、そしてスタッフみんなで共有することですね。歯の疾患というのは命に関わる病気はほとんどなく、歯の治療は緊急性が少ないものが多いですよね。そのため、やみくもに治療するのではなく、患者さんが治したいと望んでいること、治そうという気持ちを持っているときを感じ取り、われわれが治療に介入する時期を見極めています。ただ、患者さんの気持ちをくみ取るのは難しいんです。そこで発揮されるのが、われわれスタッフのチーム力なんです。それぞれスタッフが、今、患者さんがどういう状況にあるか、どういう気持ちでいるかをみんなでくみ取っていく。それにはスタッフみんな同じ意識を持っている必要があると感じています。

今後やっていきたいことはありますか。

予防歯科の中でも特に、お子さんを受け入れていく体制を整えていっています。お子さんの予防だと矯正治療が重要ですので、私自身、矯正治療の勉強会に参加し続けていますし、当院には矯正の専門歯科医師も在籍しています。また、予防歯科の柱の1つとして、歯周病と虫歯の「リスク診断」を取り入れています。菌や唾液を検査し、数値など可視化して、患者さんに現状を理解してもらい、日常生活においても、予防をライフワークとして捉えていただきたいんです。そして、定期的にメンテナンスに来てもらうためにも、予防歯科としての精度を高めたいです。ネット上に情報が氾濫していますが、正しい情報ばかりとは限りません。私自身も勉強を続け、正しい方向性、正しい情報をお伝えしていきます。

読者の方にメッセージをお願いします。

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治療をしなくていい状態を保ちたいんですね。そういう口腔環境を整えてくれるのが歯科衛生士の存在です。当院の歯科衛生士はとても熱心で、歯科衛生士の学校に通っているスタッフも、卒業後は当院で働きたいと言ってくれています。スタッフが誇りを持って働ける歯科医院にしなければと、これまでも努力してきましたが、その頑張りがスタッフにも伝わっているのかなと励みになっています。歯に関して、患者さんはいろいろ悩みをお持ちです。歯は大切な患者さんご自身の体の一部です。そして、患者さんも含めて一つの「チーム」だと考えています。歯科医やスタッフ一同、一緒に取り組んでいきますので、ぜひ気軽にご相談に来ていただければと思います。

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