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井上 優子 院長、鎌田 美和子 副院長の独自取材記事

COCO DENTAL CLINIC

(大阪市旭区/森小路駅)

最終更新日:2019/08/28

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大阪市旭区の新森中央公園近くの「COCO DENTAL CLINIC」。井上優子院長と鎌田美和子副院長の姉妹が、小さな子どもから高齢者まで、地域住民の歯の健康をサポートする。高校生の頃、ともに生物が得意だった二人。井上院長は自身の乳歯が生え変わったことをきっかけに歯に関心を持って歯科医師に。子どもの頃からバイオリンを習っていた鎌田副院長も、音楽の世界より姉の進んだ道で自分を生かせると思い歯科医師をめざしたそうだ。自分たちだからできる診療を、患者のおかれている状態に合わせて行いたいと語る二人。その思いを詳しく聞いた。
(取材日2018年10月17日)

チーム一丸となって患者をサポートする歯科医院

姉妹でこのクリニックを開院されたそうですね。

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【井上院長】2015年に開院しましたが、その前も同じ歯科医院に勤めていて、いずれ一緒にと思っていたんです。お互いのライフステージに関わってくることなので時期は特に決めなかったのですが、妹が結婚したことがタイミングとなりました。
【鎌田副院長】もともとは、大学卒業後に別々の医院に勤めていて、私が先の展望が見えず不安になっていた頃、たまたま二人でお風呂に入っていた時の話がきっかけなんですよ。その時、姉がビジョンを持って働く大切さを熱く話してくれたんです。そして姉の勤務先で、一緒に仕事に対するビジョンをつくっていこうと強く誘ってくれました。それで数年後、姉のいた医院に移り、二人で開業することを考えるようになりました。言いたいことが言いにくい世の中で、本音を言い合える関係は幸せです。

開院にあたって、どんな思いをお持ちでしたか?

【井上院長】勤務医をしていた当時の院長は私たちにとって「第二のお父さん」のような温かさで守ってくださる方でしたので、開業して初めて社会に出た気がしました。結婚や出産も応援はしてくださっていたけれど当時の環境から見る私の考えでは非常に難しく感じておりました。だから、ここで働く女性スタッフには社会の一員として、自分の存在意義を感じながら働いてほしい。そんな姿勢が、患者さんへのきちんとした対応につながると思っています。企業としての理念を持って、真心のある職場であれば、長くしっかり患者さんと向き合える。歯科医療の技術を持っていることは大前提で当たり前。その上でより良い治療をしていきたい。私たち2人で、女性がやりがいを持って働けるようなチームをつくろうと気持ちが一致しました。

注力されているのはどのような治療なのでしょう?

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【鎌田副院長】大学の時は歯周病と歯の根の治療を専門にしていました。今は全般的に診ていますが、特に歯根の治療に注力しています。
【井上院長】私は大学では予防と義歯。今は歯根の治療とセラミックを使った治療を得意としています。移植も含めて自分の歯を残すことに力を入れているんです。誰だって歯は抜かれたくないでしょう。だからインプラント治療ではなく歯を残して、さらに「置いておく」だけにならないように、できる限り改善する。その結果、患者さんの気持ちが楽になってもらえるとうれしいですね。

患者ごとの「今と未来」を見て治療法を選ぶ

設備など、施設面でこだわったのは、どんなところでしょうか?

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【井上院長】前の医院では院長と一緒に滅菌や検査の機材などをこだわっていましたので、そのレベルは落とせないですね。また、老人ホームで診ていた時期もあり、そこで行っていた治療をこちらでも同じように提供できるようにしました。それから、診察室や相談室を完全個室にしました。患者さんが予約された時間は、ホテルのお部屋のように患者さんの空間だと捉えています。戸を閉めてしまえば、赤ちゃんのおむつを替えてもらっても、ご家族で入ってもらっても構いません。患者さんが周りを気にせずに受診できるよう考えました。
【鎌田副院長】ベビーカーや車いすのままでの移動も可能ですよ。配管上、段差はありますが、前を少し上げれば女性でも楽に押せるくらいの段差です。靴を履き替えなくてもそのまま入っていただけるのも便利なポイントではないでしょうか。

診療にあたってのモットーを教えてください。

【井上院長】患者さんのお口の中の状態を診て、まず、今後なり得る状態をお伝えします。世界にはさまざまな治療法があり、当院ではこんな治療ができるとお伝えします。その中で、例えば介護中の患者さん、お子さんが受験を控えた患者さん、お仕事で平日は来られない患者さんなど、それぞれの「今」にどんな対応が適切か、今と未来のためにすることを一緒に見つけようという姿勢です。だから診察には時間がかかりますので、私たちの他に2人の歯科医師にも来てもらい、交代で休みをいただきながら、常に2人は歯科医師がいるようにしています。妹の出産で少し休んでいた日曜診療も再開し、土日も診察するようにして、患者さんとじっくりお話しできるような体制を取っています。

やりがいを感じられるのはどんなときですか?

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【井上院長】最近はインターネットで情報を得る人が増えていて、実際に受診してみた評価をつける人とつけない人と、二極化しているでしょう。つけない人が私たちに「ここへ来てよかった」と言ってくださることが、とてもうれしいです。「何か気になることがあったら教えて」と聞いてみると、率直に教えてくださった方もいらっしゃるんですよ。「この場面はこうしてもらった方がよかった」と言ってくださると謝罪する機会もいただけるし、とてもありがたいです。
【鎌田副院長】やはり直接の言葉が、私もうれしいですね。この前も高齢の患者さんから「今まで通えていなかったが、クリニックに通うのがうれしくなりました」と声をかけていただきました。自分のしたことに対して直接目に見える反応をしてもらえる仕事って、そんなに多くないと思うんです。そういう意味ではこの仕事自体、やりがいを感じています。

スタッフも患者も、ライフステージに合わせて

子どもへの治療で特徴的な取り組みをされているそうですね。

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【井上院長】「六年一貫虫歯ゼロ塾」といって、お子さんの歯の管理を6年間継続して行うものです。幼児から高校卒業くらいまで、いつから始めても構いません。例えば虫歯の治療や乳歯が生え変わったことなどをきっかけに、それから6年間、継続してケアを行います。親御さんが忙しく、つい痛くなるまで放っておきがちなお子さんの歯を、定期的にこちらからご連絡して通ってもらい、必要があればマイクロスコープなども使って検査する。そして学年ごとにお顔を撮影し、歯やレントゲンの写真も一緒にアルバムを作ります。先日も、8歳の子が検診に来て、6歳の時の写真を見て、「あ、この歯抜けた時のだ。こっちの歯はまだ生えてなかった!」と懐かしんでいました。待合室にいる時にアルバムを見てもらうのですが、そうするとその後の治療に対して前向きになれるようです。

「六年一貫虫歯ゼロ塾」を始めた理由を教えてください。

【井上院長】お子さんの治療の時には、親御さんへ伝えることがたくさんあります。食生活が心配だったり、歯磨きに課題があったり。お子さんもご家族も歯に対する意識を持ってほしくて指導させてもらうのですが、継続が難しい。6年にしたのは、小学校の6年間や、私たちは私立で中高一貫の6年間を過ごしたので、そのイメージで子どもの成長には6年が一括りとしやすいと思ったからなんです。
【鎌田副院長】継続しなければ、せっかくの指導がもったいないですしね。先手での予防、親御さんに伝えた情報の継続。そのために始めた「六年一貫虫歯ゼロ塾」です。採算を度外視しても、診ていくことにしたのは、6年間の中でお子さん自身が自分の歯に関心を持ち、一生大事に付き合っていってほしいという気持ちが強かったからです。

では最後に、今後の展望をお聞かせください。

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【井上院長】医院の名前の「COCO」は、「ここから始めよう」「ここだけでも治していこう」の「ここ」をイメージしているんですね。そんな感じで患者さんの第一歩になる場所でありたいと思っています。そのためにもこの職場を、私たち医師も従業員も自分のライフステージの中で生き生きと働ける場所にしておきたいと思っています。
【鎌田副院長】私も今、子どもを保育所に預けながら働いていますが、交響楽団に入っていてその演奏会で舞台に立つなど趣味も楽しんでいます。スタッフみんなが自分の世界も大切にしながら、患者さんに満足していただける仕事をしていける医院でありたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを使った治療/6万円~、6年一貫虫歯ゼロ塾(6年間のメンテナンス・必要に応じた治療費用含む)/3万円~

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