全国のドクター8,862人の想いを取材
クリニック・病院 161,499件の情報を掲載(2020年1月23日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 新宿区
  4. 新宿御苑前駅
  5. トミヒサクロスデンタルクリニック
  6. 加藤賢一 院長

加藤賢一 院長の独自取材記事

トミヒサクロスデンタルクリニック

(新宿区/新宿御苑前駅)

最終更新日:2019/08/28

177621 df 1 main 1448937669

新宿御苑駅、新宿駅、新宿三丁目駅の徒歩圏内にある、交通の便に恵まれた新宿富久町。この地に新しく誕生した55階建て複合ビルの1階に、「トミヒサクロスデンタルクリニック」はある。開業から1ヶ月という真新しい同院を訪れると、明るく気さくな雰囲気の加藤賢一院長が出迎えてくれた。院内はブラウンをベースとしたくつろぎの空間で、診療室はすべて個室。ユニットのチェアはまるで革張りの高級ソファのようだ。加藤院長はインプラント治療、入れ歯治療、顎関節症や噛み合わせをはじめ口腔外科の領域についても研鑽を積んできた努力家。治療の精度はもちろん、衛生面へのこだわりも人一倍強いという。そんな加藤院長に、歯科医師を志した経緯、開業にあたっての思い、診療ポリシーなどたっぷりと語ってもらった。

(取材日2015年11月5日)

人と地域と長い付き合いを続ける、地域密着型のドクターをめざして

新しくできたこの複合施設を開業の地に選んだのはなぜですか?

177621 df 1 1 1448937669

当院は「医療法人社団 因幡会」が運営する歯科医院の一つで、他の6ヵ所のクリニックと同様、グループの思いが託されています。それは「患者さんの10年後、20年後を見据えた治療を行う」というもの。これは歯だけでなく、噛み合わせから顎の関節、全体的な体のバランスまでを診て、地域の皆さんの全身の健康を守っていきたいという私自身の考えとも通じています。これからこのマンションに入居される人たちや周りのオフィス、商業施設を利用される人たち、そして古くから周辺地域に住んでおられる皆さんとの出会いがあるこの地は、まさに私のイメージどおりでした。オープン前の内覧会では無料の歯科検診を行いましたが、3日間で200人近くの方々にご来院いただき、開院後もクチコミで患者さんが増えています。良いスタートが切れたなと。本当にありがたいことです。

どんな点にこだわってクリニックづくりを行っていますか?

あまり歯科医院っぽくはしたくなくて、緊張せずに気軽に入ってきてもらえるような雰囲気を意識しました。例えばロゴは新宿御苑の桜をモチーフに、内装もホテルのようなイメージにしています。ここは保育園が近いのもあって、お子さん連れの親御さんも多いので、キッズスペースを完備して、DVDを観ながら治療を受けられるようにもしています。とにかく楽しい気持ちで過ごしていただけるとうれしいですね。

そもそも、どうして歯科医師を志したのですか?

これはもうシンプルに、私自身がもともと歯医者さんが嫌いだったんですよ(笑)。虫歯体質ではなかったので頻繁に通うほどではありませんでしたが、それでも行く度に何をされているのかわからなくて怖いし、歯をギンギン削られてつらいし、どんどん苦手になっていきました。ところが中学生の時に別のクリニックで治療を受けたら、まったく痛くなかったんです。今思えば先生が麻酔をしてくれたのですが、1回1回休憩させてくれたり、苦しかったら起こして口をゆすがせてくれたり、痛みがないだけでなく、優しく気さくに接してもらえて。「歯科医師ってすごいな。自分もこんな風になりたいな」と思いました。そこからはブレることなく、受験でも歯科1本に絞り、明海大学歯学部に進みました。

開業までの経緯をお聞かせください。

177621 df 1 2 1448937669

大学を卒業した後、研修医の時からずっと因幡会の一員として勤めてきました。理事長が大学時代のアメフト部の先輩で、声をかけていただいたのがきっかけです。今でこそ7つのクリニックを抱える当法人ですが、当時はまだ小規模で、先輩ドクター一人ひとりが歯科のイロハから教えてくれましたね。さらに大宮、中野の分院では副院長も経験させていただき、今回開業のチャンスをいただけることになりました。つくづく自分は恵まれた環境にいると思います。

すべての基準は、少しでも患者のためになるかどうか

あらゆるスタディーコースを修了されて、先生は勉強熱心なんですね。

177621 df 1 3 1448937669

初めは入れ歯治療に非常に興味があったのですが、その勉強を続ける中で、噛み合わせ、顎関節、インプラント治療など、根本的に通ずる分野へと学びの範囲が広がっていきました。私の師匠とも呼べる中野分院の壱岐院長のもとでは、ご専門とされる歯周病についても学ばせていただき、今でも研鑽を積んでいるところです。幅広い技術を習得することで、「この治療はできるけれど、あなたにはこちらの治療のほうがベストだ」とハッキリ言えるのが、私のめざす歯科医師の姿。今後も知識と技術をより一層身につけて、患者さんに還元していきたいと思っています。

こちらのクリニックで特に力を入れている分野はありますか?

虫歯や歯周病の治療、歯列矯正、インプラント治療など多種多様なケースに対応しています。その中でも当院が特に力を入れている分野といえば、噛み合わせの診断でしょうか。実は歯科医師が入れた詰め物によって噛み合わせが悪化し、体のズレや顎の関節の痛みなど、体に不調をきたすこともあるんですよ。そこで当院では必要に応じて咬合器を使い、頭と顎の位置を見ながら患者さんが最もリラックスできる噛み合わせを模索していきます。最近は自ら診断を希望される患者さんも増えてきていて、そこから矯正治療を検討される方もいらっしゃいますよ。

歯石の除去にも時間をかけておられると聞きました。

歯茎の上に見える歯石だけなら、1〜2回の通院でも良いかもしれません。しかし、その下にあるものを取らなければ歯肉の炎症は治まらず、歯周病の予防・治療にはつながらないんですよ。当院では歯科衛生士が1本1本丁寧にきれいにしていきますからどうしても時間はかかりますし、歯茎の下まで掃除するとなると多少チクチクするので、患者さんへの負担を考えて6ブロックくらいずつ回数を重ねて行うようにしています。歯石の除去は保険適用内でできることで、理論に基づいている治療ですから、歯石が気になる方には必ずお話しさせていただいています。

首から下げていらっしゃるのは拡大鏡ですね? どんなときに使用するのですか?

177621 df 1 4 1448937669

私の場合は基本的にすべての治療に拡大鏡を使用しています。より鮮明に、より細かく見えたほうがいい職業ですから。視野が8倍にもなるので、お口の中の状態や歯茎の腫れはもちろん、歯の根の治療にも役立てることができます。やれることはやろう、使って少しでも患者さんのためになる物なら使おう、というのが当院の考えです。

理想は「ドクターの出る幕がない」といえる状況まで導くこと

滅菌や消毒の装置も充実していて驚きました。

177621 df 1 5 1448937669

滅菌器は世界基準のクラスBを取得したものを導入し、院内には特別に消毒室も設けました。それらをフル活用して、衛生管理を完璧に行うのが私たちのプライドです。具体的にはまず、歯を削るタービンなど治療に使う器具や器材は毎回専用の洗浄機で内部までしっかり洗浄し、消毒・滅菌を行います。さらにそれを滅菌パックで封をして、治療直前に患者さんの目の前で開封するようにしています。ありがたいことに、私以上にスタッフのほうが清潔・不潔に対する意識が高いほどで、これら一連の流れはルールとして徹底されています。一時期、業界内では治療器具の使い回しが問題となりました。しかし歯科医院が提供するのは医療であって、患者さんにとって不利益となるようなことは絶対にしてはいけない。私はそう先輩方から教わってきて、当院のメンバーも全員がそのような心づもりでいます。

先生の診療ポリシーを教えてください。

一番は患者さんを緊張させるようなことはしないことです。例えばどの治療を受けるのか、最終的に決めるのはもちろん患者さんですが、「どうします?」とプレッシャーをかけるのではなく、できる限り判断のお手伝いができるように、ご納得いただける説明をするのも一つです。あとは、患者さんがいつまでもおいしくご飯を食べられて、笑って最期を迎えられるような環境をつくっていくのも、私たち歯科医師の役目ではないかと思っています。どれだけ長く生きられても、寝たきりでご飯を食べられないという状況ではつらいですよね。それをどうにかしてあげられるのは、歯科医師なのではないかと。

印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

ある日、体が痛い、だるいと訴える患者さんが来院されて、調べてみると噛み合わせが問題となっていることがわかったんです。治療をすべて終えるまで非常に時間がかかりましたが、患者さんにも頑張っていただいて。最後に「すごく良くなったよ、ありがとう」と言っていただけたときはうれしかったですね。その方は今でも定期検診に来てくださっています。そんな風にコミュニケーションを取りながら一緒に治療を乗り越えて、患者さんが良くなっていくのを見届けられるのは、何度味わってもうれしいものです。

最後に、今後の展望と読者の方々へのメッセージをお願いします。

177621 df 1 6 1448937669

虫歯になって削る必要のないよう、定期検診を通じて皆さんのお口の中の健康を守っていきたいです。「ドクターの出る幕がない」といえる状況まで導くのが理想ですね。治療が必要なときもいろんな方法をご提示して、患者さんがいいなと思える治療を選択できるようにしたいと思っています。そのために休日も勉強会に通っていますし、時間さえあればもっとさくさんスタディーコースを受けたいほどです。だから皆さんも、どんな些細なことでも結構ですから、お困りのことがあれば気軽にご連絡ください。

Access