見据えるゴールは「術後の生活」
“形”にこだわった形成外科手術
樹のひかり形成外科・皮ふ科 奈良本院
(奈良市/近鉄奈良駅)
最終更新日:2025/02/06


- 保険診療
- 自由診療
日常生活に影響を与える、けがの傷痕やできもの、ほくろ、さらには視野障害を伴う眼瞼下垂症、話しづらさや食事の取りづらさを引き起こす顔面まひなど、体の表面にまつわる悩みは多岐にわたる。「樹のひかり形成外科・皮ふ科 奈良本院」では、体表を社会的機能の一つと捉え、これらの問題に“形”や“姿”にこだわった治療を提供してきた。先進の医療機器を導入しており、レーザーを用いたメスを使わない治療にも対応。外科手術を行う場合も、最小限の切開で済むよう細心の配慮を払っているという。診療内容は幅広く、外傷によるけがや傷痕、ほくろや粉瘤など皮膚腫瘍の切除、口唇や耳介の先天異常、さらにはしみやしわのケアといった美容領域までフォロー。今回は、山中佑次院長に同院の診療の特徴について詳しく聞いた。
(取材日2024年5月28日)
目次
「治療がゴール」ではない。経験豊富な技術力ある形成外科医師による、“形”と仕上がりにこだわった手術
- Q治療をゴールと考えず術後の生活まで考えてくださるそうですね。
-
A
▲治療を通して、患者の「その後の人生」にまで寄り添う
当院は“形”にこだわるクリニックですが、“形”の治療だけを重視しているのではありません。例えば、眼瞼下垂治療の目的は「目が開くようにすること」ではありますが、これはあくまで医療者側の目的です。患者さまが真に求めているのは目が開くようになることだけでなく、悩み解消の先にある、「自信を取り戻して前向きな気持ちになり、価値ある時間を過ごすこと」だと考えます。治療後の人生を幸せに過ごしていただく。そのために、私たちは患者さまのお悩みに寄り添って適切な治療を提案し、ご相談の上ででき得る限りの治療を行いたいと考えています。「手術を受けて良かった」と幸せな気持ちでご帰宅いただけるよう、技術向上も怠りません。
- Q眼瞼下垂症の治療について教えてください。
-
A
▲患者の要望に寄り添った治療の提案を心がける
眼瞼下垂症になるとまぶたが下がり、目が開けにくい状態になり、視野が狭くなってしまいます。目を開けようとおでこに力を入れるようになってしわが増える方もいますし、頭痛や肩凝りを引き起こすこともありますね。当院では、重症の場合には厚生労働省の基準に基づき保険診療で治療を行い、軽症や中等症の方には自由診療での治療をご提案しています。保険・自由診療いずれの場合も、治療方法や仕上がりに差がないよう、機能面・美しさの両方で最善の結果をめざしています。私たちの最大の目標は、患者さまに笑顔になっていただくことです。気になることがあれば、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
- Qほくろの除去、粉瘤など皮膚皮下腫瘍についても教えてください。
-
A
▲手術では、傷ができるだけ目立たないようこまやかな配慮を行う
ほくろは、良性・悪性を見極めてから治療します。方法には、レーザー治療か外科的治療(手術)があり、小さいほくろにはレーザーを、大きめなら手術を選ぶのが一般的。ただ当院では、傷の目立ちにくさの点から、比較的大きくともまずはレーザーを選び、完全除去できなかった場合に手術を検討するのが理想的とお伝えしています。手術でも、術後の傷を最小限にすべく、傷の方向やゆがみを考慮し、切開や剥離、縫合などに多くの工夫を凝らしています。次に粉瘤についてですが、小さいうちに治療すれば傷も小さく、費用も抑えることが見込めます。大きくなると傷痕も大きくなり、感染すれば痛みや発熱が出ることもあるので、早期治療がお勧めです。
- Q多汗症や腋臭症へのアプローチにも注力しているそうですね。
-
A
▲外用薬・注射・手術など幅広く対応。先進のレーザー機器も完備
腋臭症や腋窩多汗症の治療には、塗り薬や注射、手術といったさまざまな選択肢があります。当院ではこれらの多様な治療法に対応し、豊富な治療経験を生かして患者さま一人ひとりに最適と考えられる選択肢を提案しております。また当院では、マイクロ波を用いた“切らない”重度多汗症治療も導入しています。この治療は皮膚を切開しないことから最近特に注目を集めており、傷痕やダウンタイムを気にされていた方にもお試しいただきやすいかと思います。多汗症や腋臭症でお悩みの方は、ぜひお気軽に当院にご相談ください。
- Q複数のドクターがいる点も、こちらの医院の強みだと伺いました。
-
A
▲女性医師も在籍。それぞれの個性が光る頼れる医師たちが迎える
当院には、厳しい基準をクリアした知識と技術を持つドクターが多数在籍しています。すべてのドクターが当院の理念を共有し、私がマンツーマンで技術指導を行っておりますので、どのドクターが診療する際も、一貫した説明や診察、そして高水準の治療を提供することが可能です。また各ドクターに個性や得意分野があることも特徴で、女性のドクターや、美容外科の診療経験が豊富なドクターも在籍しています。そのため、患者さまに合ったドクターをお選びいただけることが当院の強みの一つです。私一人ではできることに限りがありますが、チームで取り組むことで、より多くの患者さまにご満足いただける環境を整えております。
自由診療費用の目安
自由診療とは注射を用いた重度多汗症治療/4万8400円~、マイクロ波を用いた重度多汗症治療/27万5000円~、眼瞼下垂手術/33万円、しみのケア/3300円~(照射範囲の広さによって金額が異なります)、しわのケア/2万4200円~