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大坪 茂院長、加藤麻衣先生 の独自取材記事

医療法人財団青葉会 東都三軒茶屋クリニック

(世田谷区/三軒茶屋駅)

最終更新日:2019/08/28

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地域に根付いた医療で定評のある「特定医療法人大坪会三軒茶屋病院」の人工透析部門で行われている高度な治療を、落ち着いた空間で、比較的元気な透析患者に提供したいと2015年11月にオープンした「医療法人財団青葉会東都三軒茶屋クリニック」。この地域における透析治療のパイオニア的存在である同病院や関連病院で、治療の経験を積んだ大坪 茂院長と加藤麻衣先生がめざすのは、「癒やされる透析」だ。治療中の拘束時間も長く、けして楽とは言えない透析治療を、新しい設備を使用しソシオエステなどと組み合わせることで、心も体もいやしていく。優しく穏やかな印象の大坪院長と頼りがいのある笑顔が心強い加藤先生に、スタートしたばかりのクリニックへの熱意や、患者への思いについてなどたっぷりと語っていただいた。
(取材日2015年12月1日)

元気な透析患者に静かな環境で高度な治療を提供

はじめに、クリニック開業に至った経緯についてお話しください。

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【大坪院長】これまで三軒茶屋病院をはじめ関連病院で透析治療を行ってきましたが、入院患者さんと外来の患者さんが同じフロア内に混在する中で透析を行っていると、重症の患者さんが急変したときはフロア全体が騒然としてしまうことや、外来の元気な患者さんにお待ちいただかなくてはならないことがありました。元気な患者さんが落ち着いて透析ができる環境を提供するのが、私たちの長年の課題であり夢でもあったので、この度、外来の患者さんを主体に、静かな環境で透析が行えるクリニックを開業するに至りました。元気な方はクリニックで、入院が必要な方は三軒茶屋病院で、と役割分担していくことで、どんな患者さんでも対応できるようにしていきたいと考えています。

専門クリニックならではの治療はありますか?

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【大坪院長】透析液は血液と比べると、酸化還元電位が強く、透析液そのものが体に酸化ストレスを与えることで、透析患者の動脈硬化や老化を進行させている可能性があります。そこで当院では、透析液に水素を負荷することで、水素の力で酸化ストレスを改善できる先進のシステムを研究しています。また、ソシオエステの技術で顔やリンパのマッサージを行い、患者さんの肌に触れながら悩みを聞いたり、体だけではなく心も癒やしていくための施術も行っています。透析療法は針を刺すことから始まり、3時間、4時間と長い時間拘束されます。血圧が下がることもあり楽な治療ではありません。これまで、三軒茶屋病院では1970年に透析治療を開始して以来、透析の進歩とともに歩んできた中、さまざまな機関と共同研究を行ってきました。その流れを組む当院でも、先端医療を取り入れて「癒やされる透析」をめざしています。

4人の経験豊富な医師による知識と技術を合わせたチーム医療

開業にあたり、こだわったことはありますか?

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【大坪院長】新しいクリニックのテーマは癒やしです。そこで、院内の内装は、受付は海を、3階は森をイメージしたデザインで、心も癒やされるような空間にしました。水槽には人工クラゲが泳ぎ、波打ったような模様の壁が穏やかな雰囲気を作りだしています。透析室には患者さんからの要望でWi-Fiや、電動チェアベッドや個室も完備しています。もちろん治療に関する機材も新しい物をそろえています。それによってオンラインHDFといった新しい透析治療も可能ですし、水を作る装置もすべて高水準の水質のものを用意しました。遅い時間からの透析も行っていますので、より多くの方に、クリニックという身近な環境で、新しく高度な医療を提供していきたいです。

クリニックの診療方針について教えてください。

【大坪院長】当院では、私と加藤先生を含めた4名の医師で診療を行っています。みんな、透析治療を行ってきた透析学会の専門医で、それぞれの持つハイレベルな技術を駆使して、高度な医療を提供すると同時に、患者さんの情報を共有し、相談し合うチーム医療の姿勢を大切にしています。一人の医師の判断で治療を決定するのではなく、複数の意見を取り入れ、エビデンスに基づいた医療や、新しい治療も積極的に取り入れています。また、一般内科の診療については、週3回、外来専門の先生に来ていただき、腎疾患や内分泌糖尿病の診療ができる体制を整えているほか、同じグループの病院と連携をとって対応しています。
【加藤先生】クリニックではまだあまり行われていないような専門治療を提供していくことはもちろんですが、基本的な部分はこれまで病院でやってきたことと変わりはありません。患者さんの人生に寄り添い、みんなに優しい医療を行っていければと思っています。

患者とのコミュニケーションで心がけていることはありますか?

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【加藤先生】ご本人が納得するまで話を聞いて、その中からそれぞれにあった解決策を生み出していくことを心がけています。医師と患者という立場だけではなくて、人と人、心と心で対話するようにしています。

患者の人生に寄り添う医療で体も心も癒やされる透析を

長い治療期間、患者のモチベーションを下げないように気を付けていることはありますか?

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【大坪院長】「こうしたほうがよいですよ」と治療についてお話しすることはありますが、患者さんごとに家族背景やこれまで歩んできた人生は違います。ですから、必ずしも画一的な治療を押し付けるのではなく、患者さん一人ひとりの人生を尊重した治療方針を立てることが大切ですね。いろいろな知識や経験から、それぞれの考え方に見合った方法で治療を続けられるようにご提案しています。

これまでに印象に残っている出来事はありますか?

【加藤先生】うれしいなと思うのは、「先生がいてくれて良かった」と言ってくださる患者さんがいることです。私が女性だからか、話しやすいと思ってくれているようですね。

最後に、クリニックの今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

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【大坪院長】透析患者さんが透析のために通うのが楽しみになるような、「癒やされる透析」をめざしています。それぞれの患者さんの人生に寄り添い、家族と一緒に、個々の患者さんにとってベストな適格化医療を考えていきたいです。
【加藤先生】特にご高齢の方が多いので、やらなくてはいけない治療をやりながらも、できるだけご本人に苦痛がないように治療を進めていきたいです。豊富な治療法から新たな選択ができるように幅広く対応していきたいと思っております。また、どんな患者さんにとっても優しい医療を実践できればと思います。

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