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佐藤 徹 院長の独自取材記事

佐藤歯科クリニック

(所沢市/所沢駅)

最終更新日:2021/12/21

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所沢駅から徒歩7分の地にある「佐藤歯科クリニック」は、今年で開業して20年。佐藤徹院長は「長くご自身の歯で過ごしてほしい」との思いから精密な治療にこだわり、マイクロスコープ(歯科用電子顕微鏡)などを用いた先進の治療を続けてきた。現在では2人在籍する歯科医師もマイクロスコープを使った治療を行う体制だ。新型コロナウイルス感染症が流行してからは、以前から力を入れてきた衛生管理をさらに徹底。2021年4月、口腔外バキュームを全ユニットに備え、同時に院内の換気を定期的に図るリニューアルも実施した。地域に根差したクリニックとして虫歯や歯周病、矯正歯科など歯科全般の医療にも対応する同院。その取り組みや現在の診療内容を佐藤院長に聞いた。

(取材日2021年7月14日)

マイクロスコープ画像を4Kモニターに映して説明

3台目のマイクロスコープを導入されたそうですが、その理由から伺います。

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マイクロスコープを使う理由は、肉眼では見えにくい残痕や歯の底部の破折などが明らかにわかるためです。当院では虫歯や歯周病治療、抜歯を行う際にもマイクロスコープを使っていますが、使用頻度も高く、歯科衛生士たちもクリーニングの際に使いますから2台では到底足りないなと考えて、昨年11月に3台目を導入しました。私は開院後間もなく使い始めてもう19年目くらいですが、今ではこれがないと診療ができないくらい、必要不可欠な機器となっています。私以外に2人の歯科医師が在籍していますが、彼らもすでに習熟の域に達しています。そのためもう1台あれば、もっと診療全体がスムーズに回ると考えた結果ですね。

あらためてマイクロスコープを使うメリットを教えてください。

まず歯科医師の視野がまったく違います。当院では6倍まで拡大できるルーペも使用していますが、マイクロスコープは最大30倍ですから精密な治療には必ず使っています。根管治療で歯の内部の小さな虫歯や感染源まで発見できますし、しっかりと病巣を取り除くことが図れます。その他にも、マイクロスコープを使用すると、健全な歯質をできるだけ保存でき、虫歯の取り残し、汚染物質の取り残し、歯石の取り残しに大きな差が出ます。精度の高い治療を行えば、再治療の頻度が減り、その結果、自身の歯の長期維持につながります。また、定期的なメンテナンスに通ってもらい、自宅でも適切なブラッシングをしてもらえれば、自身の歯はさらに長く維持できるでしょう。当院ではご自身の歯で長く快適な食生活を送ってもらうことをテーマとしていますので、そのためにはより精密な治療ができるマイクロスコープが必要ということです。

個室の診療室には4Kモニターも設置しているんですね。

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デジタルマイクロスコープは撮影と録画の両方ができますから、治療法や現状の説明では4Kモニターに口腔内の画像・映像を映し出してわかりやすく伝えるようにしています。これらの画像や動画は、容量が大きなハードディスクに収め、診療カルテとひもづけてあるので、初診段階の口腔内がどんな状態だったか、治療した結果どうなったかなど、前回までの振り返りがスムーズにできるようになりました。こうした設備面などの取り組みもあってか、近年は他院からの紹介を受け、患者さんの治療や手術を当院で行うケースが増えてきました。

院内リニューアルで、安心して受診できる環境に

歯科衛生士もマイクロスコープや4Kモニターを活用しているそうですね。

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定期メンテナンスなどでプラークや歯石の取り残しがないよう、クリーニングの際にマイクロスコープを使っています。ほかの診療ユニットでもモニターに口腔内カメラの画像を映し出して説明していますが、自宅でのデンタルケアの啓発が必要と思える患者さんに対しては、個室でデジタルマイクロスコープ画像を4Kモニターで見てもらいながら、「ここの磨き方が足りていない」というように細かな説明を行っています。当院では同じ歯科衛生士が1人の患者さんを担当するスタイルなので、患者さんの生活背景なども詳しく知り、その方に合った口腔ケアを提案しています。また、ケアの質を高めるため、歯科衛生士たちにも歯周病に関する勉強会に定期的に参加してもらっています。

感染症対策の一環として、今年4月に院内をリニューアルされたそうですね。

以前からハンドピースなども高圧蒸気滅菌機で滅菌し、パックに包んで使用するたびに開封してきましたが、新型コロナウイルス感染症の流行以降さらに徹底するようになりました。歯科医師は医療用防御服に帽子とマスク姿で治療にあたっていますし、ユニットも使用するたびに除菌スプレーで清掃しています。待ち合いスペースの密を避けるために、車中で治療の順番を待ってもらえるようレシーバーも備えました。一番大きなリニューアルは、口腔外バキュームを全ユニットに取りつけて、それをセントラル空調システムと連動させたことです。今は窓も開けていますが、口腔外バキュームをすべて稼働させることで院内の空気がすべて定期的に入れ替わるようになりました。同時期に、院内のスリッパを滅菌ボックスに自動収納する機器も導入しました。

現在の患者層について教えてください。

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お子さんからご年配の方まで幅広く通ってくださっています。私は地域のかかりつけ医は、幅広い患者さんをオールラウンドに診られることが大切と考えているんです。そのため高齢の方でも通いやすいよう、ビルの1階で開業し、バリアフリー設計にしています。治療においては、大人の方には長く自身の歯を使い続けられる治療を、お子さんには将来につながる治療やメンテナンスを提供するなど、それぞれのニーズにお応えするよう心がけていますね。以前と変わった点は、根管治療やインプラント治療を受けに来られる患者さんも増えていることです。紹介で来る方も多く、関西に引っ越された後もわざわざ当院までメンテナンスに通ってくださる患者さんもいらっしゃいます。

質の高い医療を提供するために、勉強を続けていきたい

難症例の手術も多いとのことですが、具体的な疾患は?

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いろいろですが、最近はインプラントでも上顎の骨が薄くて骨造成が必要なケースや歯周病で歯周組織が失われたケースの再生療法を必要とする方が来院されています。これまでインプラント治療も数多く行っていますが、それは最後の選択ですから、根管治療などで残せるのであれば残そうという姿勢です。また、歯周病などで歯を失った際は、人工歯であるインプラントとは別の選択肢として、親知らずの移植も行います。なお、インプラント手術の時には全身管理を担当する歯科麻酔の歯科医師も含め、4人体制で手術を行います。難しい症例にも対応できる体制を整え、患者さんが安心して治療を受けられる環境づくりに努めています。

院長は歯学の勉強会にも所属されているそうですね。

ええ、私が勤務医として長く勤めていた歯科医院の院長がスタディーグループに所属しており、その影響を受けて私も参加するようになりました。その院長は幅広い分野を本当によく勉強されていて、9年間の勤務期間中、治療技術はもちろん、患者さんに対する接し方から経営に至るまでたくさんのことを教えてもらいましたね。その間、米国のUCLAで歯周病やインプラント治療、矯正について学び、その後2001年に当院を開業したんです。今もリモートで各種の勉強会に参加していますし、スタッフにもできるだけ勉強会に参加するよう促しています。また、当院では歯科医師全員が歯内療法(根の治療)の勉強会に所属し、マイクロスコープによる精密治療や根管治療を専門としていますので、安心してお任せください。

最後に。今後の抱負をお願いします。

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来年中には、CAD/CAMシステムを導入する予定です。かぶせ物と詰め物の両方でセラミックやジルコニア、硬質レジンなどの材質が選べますし、印象材で歯型を採ることなく3Dスキャナーで読み取るので、非接触で詳細なデータが取れる点が今の時代性にも合っていますからね。今はテストとしていくつかのスキャナーを試して、患者さんのため、最良なシステムをチョイスしたいと思っています。今後はどのようなかたちで使うことが患者さんにとっていいのか、院内のオペレーション負担なども検討した上で本格的に導入したいと考えています。そうすれば主要な医療機器は一通りそろうので、あとはスタッフともども引き続き進歩した歯学の勉強を続け、できるだけ長くご自身の歯で健康に過ごしていただける医療を提供できるよう努めていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/80万円~、オールセラミック/12万円~、インプラント治療(1本)/35万円~、歯周組織再生療法/(1歯)5万円~、骨造成(1歯)/10万~

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