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佐藤 徹 院長の独自取材記事

佐藤歯科クリニック

(所沢市/所沢駅)

最終更新日:2023/12/14

佐藤徹院長 佐藤歯科クリニック main

20年以上にわたり、地域医療に貢献し続ける「佐藤歯科クリニック」。所沢生まれ・所沢育ちの佐藤徹院長は「長く自身の歯で過ごしてほしい」との思いから精密な治療にこだわり、その実現のため医療機器の充実にも力を入れる。院内にはスピーディーに補綴物を作製することが望めるCAD/CAMシステムをはじめ、3台のマイクロスコープ、口腔内スキャナー、歯科用CT、デジタルエックス線など先進の機器を導入。院長とともに診療にあたる2人の歯科医師や歯科衛生士たちも、治療や説明の際にそれらを活用する。地域に根差した歯科クリニックとして、虫歯や歯周病の他、インプラント・矯正・ホワイトニング・スポーツマウスガードの作製など、歯科全般に対応する同院。その取り組みや現在の診療内容を佐藤院長に聞いた。

(取材日2023年11月6日)

先進の医療機器を駆使して、歯を長く健康に保ちたい

導入から2年足らずでCAD/CAMを使った症例件数が3000件を超えたと伺いました。

佐藤徹院長 佐藤歯科クリニック1

そうなんです。2022年2月にCAD/CAMシステムを導入したのですが、2023年11月現在で、そちらを使った症例件数が3000件を超えました。虫歯治療時の詰め物やかぶせ物の他、仮歯もすぐに作れて適応範囲が広いですからね。セラミックやジルコニア製のものは自由診療になりますが、金属アレルギーの方にも使えますし、保険診療のCAD/CAM冠も作れます。口腔内スキャナーを用いるCAD/CAMシステムは、作業エラーが少なくて、印象材のゴミが出ないのでエコでもありますね。そして何といってもスピーディーです。通常の補綴物ならば、院内にあるミリングマシンを使い、ほとんどのケースでその日のうちに完成します。複雑な技工物やインプラントでの使用時は外部の技工所と連携して進めますが、その際も口腔内スキャナーでの撮影データを共有できるのでスムーズです。

マイクロスコープも3台導入されているのですね。

はい。当院では開業当初からマイクロスコープを使用しており、今では私を含めた3人の歯科医師が3台のマイクロスコープを駆使して治療にあたっています。根管治療では、マイクロスコープを活用することで、歯の内部の小さな虫歯や感染源まで発見しやすく、しっかりと病巣の除去が図れます。その他にも健全な歯質をできるだけ保存することがめざせ、虫歯の取り残し、汚染物質の取り残し、歯石の取り残しに大きな差が出ると考えています。精密な治療を行えれば再治療の頻度が減り、その結果、ご自身の歯の長期維持にもつながると思います。

医療機器の充実に力を入れていらっしゃるのはなぜですか?

佐藤徹院長 佐藤歯科クリニック2

当院では「ご自身の歯で長く快適な食生活を送ってもらう」ことを治療のテーマとしており、医療機器の充実はその実現のための1つです。CAD/CAMシステムにも20年以上前から注目していましたが、その頃よりもだいぶ進化して精度も向上し、「これならば」と思い、導入を決めました。そして、患者さんに納得感のある治療を提供するためでもあります。例えばマイクロスコープは撮影と録画の両方ができますから、治療法や現状の説明では4Kモニターに口腔内の画像・映像を映し出して、わかりやすく伝えるようにしています。これは口腔内スキャナーも同じですね。歯科衛生士もマイクロスコープや4Kモニターを活用して、定期メンテナンスの質を高めるために努力しています。「ここの磨き方が足りていない」とお伝えする際も、患者さんと一緒にモニターを見ながら進めれば、患者さんの納得感と理解度はより深まるだろうと思っています。

患者のさまざまなニーズに応えるための幅広い診療内容

現在の患者層について教えてください。

佐藤徹院長 佐藤歯科クリニック3

お子さんから年配の方まで幅広く通ってくださっています。私は、地域のかかりつけは、幅広い患者さんをオールラウンドに診られることが大切と考えているんです。そのため高齢の方でも通いやすいよう、ビルの1階で開業し、バリアフリー設計にしています。治療においては、大人の方には長く自身の歯を使い続けられる治療を、お子さんには将来につながる治療やメンテナンスを提供するなど、それぞれのニーズにお応えするよう心がけていますね。根管治療やインプラント治療を受けに来られる患者さん、またCAD/CAMシステムでのスピーディーな治療を希望される方も増えています。紹介で来る方も多く、関西に引っ越された後も、わざわざ当院まで通ってくださる患者さんもいらっしゃるんですよ。

難症例の手術にも対応しているとのことですが、具体的な疾患は?

さまざまなケースに対応しており、インプラントでも上顎の骨が薄くて骨造成が必要なケースや、歯周病で歯周組織が失われたケースの再生療法を必要とする方にも対応しています。歯周病などで歯を失った際は、人工歯であるインプラントとは別の選択肢として、親知らずの移植も可能です。インプラント手術の際は埼玉医科大学の日本口腔外科学会口腔外科専門医の先生、また全身管理を担当する日本歯科麻酔学会歯科麻酔専門医の先生も含め、4人体制で手術を行います。

ホワイトニングやスポーツ歯科の相談も多いのだとか。

佐藤徹院長 佐藤歯科クリニック4

矯正やクリーニングで口腔内への意識が高まり、「さらに美しく整えたい」という思いからか、ホワイトニングのご相談は多いですね。ご自宅で手軽にできるホームホワイトニングと、クリニックで行うオフィスホワイトニングがあり、より一層の美しさを求めてこれらを併用することを希望される方もいらっしゃいます。またスポーツ歯科ではマウスガードの作製に対応しています。外傷予防の他、歯にかかる負担を和らげるためのものです。ラグビーやボクシングなどの激しいスポーツだけでなく、趣味でゴルフや、ジムでトレーニングをされている方からのご相談も多いです。歯を守りながらしっかり食いしばることが期待でき、パフォーマンス向上にもつながりますからね。一人ひとりに合わせた機能的なマウスガードの作製に努めています。

質の高い医療を提供するために、勉強を続けていきたい

滅菌対策についてもお聞かせください。

佐藤徹院長 佐藤歯科クリニック5

以前からハンドピースなども高圧蒸気滅菌機で滅菌し、パックに包んで使用する度に開封してきましたが、新型コロナウイルス感染症の流行以降、さらに徹底するようになりました。現在、滅菌器はヨーロッパ規格のクラスBのものや、タービン専用のものも含めて計4台を使い分けています。共用部の清掃はこまめに行い、ユニットも使用する度に除菌スプレーで清掃。待ち合いスペースの密を避けるために、車中で治療の順番を待ってもらえるよう、レシーバーも備えました。また口腔外バキュームを全ユニットに取りつけて、空調システムと連動させています。窓も開けていますが、口腔外バキュームをすべて稼働させることで院内の空気が定期的に入れ替わる仕組みです。患者さんのお帰り後、院内のスリッパは自動収納機器内で滅菌しています。

佐藤院長は歯学の勉強会にも参加されているそうですね。

私が勤務医として長く勤めていた歯科クリニックの院長がスタディーグループに参加しており、影響を受けて私も参加するようになりました。その方は幅広い分野を本当によく勉強されていて、9年間の勤務期間中、治療技術はもちろん、患者さんに対する接し方から経営に至るまで、たくさんのことを教えてもらいましたね。その間、米国のUCLAで歯周病・インプラント・矯正について学び、その後2001年に当院を開業したんです。今も各種勉強会に参加していますし、CAD/CAMシステムとマイクロスコープの活用法についても研究しています。また私は歯内療法の勉強会にも参加しており、他2人の歯科医師もマイクロスコープによる精密治療や根管治療について深く学んでいます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

佐藤徹院長 佐藤歯科クリニック6

もし私や私の家族が歯科治療を受けるのであれば、治療技術やスタッフの対応はもちろん、衛生的できれいな歯科クリニックで治療を受けたいと思うんです。それは患者さんも同じでしょうから、安心で快適な環境を用意できるよう努めています。スタッフともども引き続き進歩した歯学の勉強を続け、できるだけ長く歯を保ち健康に過ごしていただけるよう、力を尽くしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正/80万円~、小児矯正/36万円~、オールセラミック/12万円~、ジルコニアを用いた補綴治療/9万円~、インプラント治療(1本)/35万円~、歯周組織再生療法/(1歯)5万円~、骨造成(1歯)/10万~、ホームホワイトニング/3万円~、オフィスホワイトニング(3回分)/4万5000円~、スポーツ用マウスガード/1万5000円~

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