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石山 暁史 院長の独自取材記事

あざみ野フォレスト歯科

(横浜市青葉区/たまプラーザ駅)

最終更新日:2022/04/15

石山暁史院長 あざみ野フォレスト歯科 main

東急田園都市線たまプラーザ駅とあざみ野駅のほぼ中間に位置する「あざみ野フォレスト歯科」。看板やガラス面に木々や葉のデザインがあしらわれ、周囲の緑多い風景にとてもなじんでいる。院長の石山暁史先生は、少し無口な印象だが、歯科治療においては「なるべく削らない」、「なるべく痛みを感じさせない」治療を徹底し、精密で丁寧な治療を心がけているのだそう。地域住民にも石山先生の治療は浸透しているという。また、子どもの患者も多い。「誠実で、質のよい歯科治療を提供したい」と話す石山先生に、治療方針や現在の心境など、さまざまな観点から話を聞いた。

(再取材日2018年11月26日)

これからは、メンテナンスが重要視される時代に

開業から3年がたちましたが、どのように感じられていますか?

石山暁史院長 あざみ野フォレスト歯科1

地域の方々に認知されるようになり、多くの患者さんに受診していただいていますね。地域柄、ご自分の歯に対して意識が高い方が多く、保険診療はもとより、自由診療についても、納得して選んでくださる方が多い印象です。今はインターネット社会ですから、やはり皆さんそれなりに治療のことを勉強しているのだと思います。1年半くらい前から、患者さんのニーズにお応えして矯正治療も始めました。患者さんの年齢層は、子どもから高齢者までファミリーで受診してくださる方が多いので、どの治療に力を入れているというのではなく、オールマイティーに患者さんの症例に対応して、どんな相談にも乗れるようにしています。

もともとこの場所はカフェだったそうですね。

そうなんですよ。エントランスにあるひさしは当時のままです。看板のデザインや院内の内装は、インテリア関係の仕事をしていた妻がこだわって作りました。院内はベビーカーや車いすの方がそのまま診察室に入れるようバリアフリーにし、ご高齢の方が転ばないよう、一部手すりを設置してあります。トイレはおむつ替えができるようベビーシートも設置しました。ユニットは開業当初は3台でしたが、患者さんが増えたこともあり、現在は個室も含めて5台になりました。

高齢になっても自分の歯を残すにはどうすればいいでしょうか。

石山暁史院長 あざみ野フォレスト歯科2

今まで歯科医院は、歯が痛くなってから行く所という捉え方でしたが、今後は虫歯や歯周病の予防を重視することが、自分の歯を残すことにつながると思います。ケア&キュアの考え方ですね。当院でも開業直後は治療だけに訪れる方が多かったのですが、今は定期的にメンテナンスに通ってくださる方が増えました。日本は保険制度があるので、なかなか予防が浸透しにくい土壌がありますが、治療が終わったら、今度はしっかりとその歯を守るために、メンテナンスを行うことが大事です。生涯にわたって自分の歯を守るには、やはりご自分で意識を持って歯ブラシをしてもらうことですね。ただ、皆さん磨き方の癖がどうしてもあるので、磨けていない部分などは、メンテナンス時に歯科衛生士さんに指導してもらっています。

衛生面を徹底することが、精度の高い治療につながる

子どもの患者さんも多いのでしょうか?

石山暁史院長 あざみ野フォレスト歯科3

お子さんは多いですね。初めて歯科医院に来た子に押さえつけて治療を行うと恐怖心を植えつけてしまうので、口を開けるトレーニングや、クリーニングなど、段階的に歯科医院に慣れてもらうことから始めます。今のお母さんたちは予防意識が高いので、子どもさんが小さい頃から歯科医院に連れてくる方も多いです。同じ歯科医院に通ってくれれば、歯科衛生士さんの顔や僕の顔も覚えてくれるので、早く慣れてくれますよね。

衛生面には特に気を使っているとお聞きしました。

当院では電気分解で水を浄化するシステムを導入しています。ユニットの機械内に残っている水は、夜間はたまったままの状態なので、細菌が繁殖しやすくなります。ハンドピースやうがいをする水など、トイレ以外の水すべてに、このシステムを通った水を送っています。また院内感染の防止のために、歯科用器具洗浄機とヨーロッパ基準のクラスBの滅菌機を導入していて、器具の細部に至るまでしっかりと滅菌を行っています。

根管治療ではラバーダムを使っているそうですね。

全症例ではないですが、必要な症例に対して使用しています。根管は暗くて深いので、精密な治療や清潔な環境が必要です。患部だけを露出させるラバーダムで、唾液を避けて衛生面を保ち、拡大鏡を使用して治療を行っています。また根管治療の際、当院では柔軟性があるニッケルチタンファイルを使っています。歯科治療は繰り返すたびに歯への負担は大きくなります。治療した歯をできるだけ長く保たせるためにも、衛生面の取り組みは重要だと思います。また、より質の高い治療が提供できるように、マイクロスコープを導入し根管治療を行っています。

患者さんと接している中で大事にしていることは何ですか?

石山暁史院長 あざみ野フォレスト歯科4

しつこいくらいに何度も説明しますね(笑)。患者さんに理解してもらうことは、治療を始める上でとても大事ですから。例えばインプラント治療を受けたいと考えている人がいたら、検査や施術方法、費用に至るまで、患者さんが納得するまで話をします。ご存じのようにインプラント治療は自由診療ですので、歯科医院によって治療金額が異なります。当院ではどのような治療に対しても手を抜くようなことはしたくないので、そのためには患者さんにしっかりと当院で行う治療について説明をして、理解をしてもらうようにしています。

レベルアップして、患者の安心と安全に応えていきたい

先生はなぜ歯科医師になろうと思ったのですか?

石山暁史院長 あざみ野フォレスト歯科5

特に親が歯科医師だったというわけではないのですが、子どもの頃から何度も歯科医院に通っていて、歯科医師という職業がどんな職業なのかは何となくわかっていたのと、職人的な要素も兼ね備えている部分に惹かれたからですね。実際に歯学部に進学してみて、勉強はかなり大変でした。歯学部といえども、最初の2年くらいは、医学部同様に体全体のことを学ぶので、全身の解剖も行います。その後に歯や口腔内の分野を学んでいくんです。

卒業後はどちらで経験を積んできたのでしょうか。

卒業後は都筑区の中川にある「ワタナベ歯科医院」に勤務しました。先生からは治療の技術や言葉遣い、コミュニケーションなど、多くのことを学びました。模型で歯を削るトレーニングを1〜3ヵ月行ってから、実際に患者さんの治療にあたるようになりました。24時間対応の歯科医院でしたから、深夜当番も月に1〜2回行っていましたし、交通事故や転倒して歯を折ったという、緊急の患者さんの対応も行いました。その後に勤務した「わだ歯科成瀬医院」の理事長から、「わだ歯科成瀬医院」を買い取るか、勤務医を続けるか、開業するかの三択を提示され、開業の道を選びました。

今後の展望についてお聞かせください。

石山暁史院長 あざみ野フォレスト歯科6

僕も含めてスタッフともども、レベルアップしていくことが必要だと思っていますし、患者さんが安心して受診できる体制を今後も整えていく必要があると思います。また、患者さんが今後増えていった場合の対応も考えていかないといけません。歯科衛生士の役割は本当に重要で、メンテナンスや予防にさらに力を注いでいけると思っています。当院は、横浜市の妊婦健診ができる歯科医院にも指定されています。妊娠すると歯が急に悪くなることが多いので、これから妊娠を考えている方は、事前に歯科健診を受けておくようにしてください。出産後は育児に追われ、つい自分のことが後回しになってしまいますからね。また、今後は高齢者に対しての歯科治療にも積極的に取り組んでいこうと考えています。訪問診療にも対応していく予定なので、何かあったときは気軽に相談していただけるとうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本40万円〜、矯正治療/80万円~

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