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田井 良憲 院長の独自取材記事

相模大野駅前歯科医院

(相模原市南区/相模大野駅)

最終更新日:2022/07/01

田井良憲院長 相模大野駅前歯科医院 main

小田急線相模大野駅から徒歩約3分という便利な場所にある「相模大野駅前歯科医院」。駅から近く、アーケード街の中にあるため雨の日でもあまり濡れずに通院できるだけではなく、朝8時から夜10時まで年中無休体制で診療に取り組んでいる。こうした受診をしやすい環境もあり、2002年の開院以来、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の地域住民が訪れるクリニックとして地域を支えてきた。2018年の4月に院長に就任した田井良憲院長は、大学院で酸化ストレスに関する研究に身を投じた後、大学病院の高齢者歯科に在籍した経歴を持つ。年々ニーズが高まる全身疾患のある高齢者の歯科治療を専門とする数少ない歯科医師の一人であり、自然体が魅力的な田井院長をはじめ5人の歯科医師が在籍し、チーム医療を展開する同院の特徴や今後の展望を聞いた。

(取材日2021年12月19日)

幅広く診療を提供しながら、専門の高齢者歯科にも尽力

とても便利な場所にある歯科医院ですね。こちらの特徴を教えてください。

田井良憲院長 相模大野駅前歯科医院1

当院は、多いときに1日50人以上の患者さんが訪れますが、その主訴は歯の痛みを訴えて来られる方、入れ歯を作りたいという方などさまざまです。もちろん、メンテナンスでずっと通ってくださっている方も多くいらっしゃいます。病院に苦手なイメージを持たれる方も多いものですが、当院は話しやすいスタッフが多く、リラックスした雰囲気の中で治療を受けられるのか、気軽に来院される患者さんが多いですね。これは当院が医療法人メイ・ロイヤルのグループ病院として、5人の歯科医師によるチーム医療を実践しているのも影響していると思います。院長就任前から、当院の非常勤として勤務してきましたが、しっかりと地元に根付いていると感じる時は多くありましたし、年々患者さんも増えているように感じます。たくさんの患者さんに来ていただいていて「また来ます!」とすてきな笑顔で言っていただけるのは、とてもうれしいですね。

どのような患者さんが多いのでしょうか? 混んだりする時間帯はありますか?

年齢層は子どもからお年寄りまでと幅広いのですが、近年はタワーマンションの増加などもあってか、ご家族で来院される患者さんが多いですね。あとは周辺の歯科医院と比較しても遅い時間まで診療しているため、仕事帰りのサラリーマンの方も来院いただくこともあります。遅い時間は急患が増えて混雑することもあるのですが、迅速に柔軟性をもって対応できるようにスタッフを多く配置し、急な痛みでご来院されても診察を断らない体制を整えています。急患が多いとバタバタしがちではありますが、診療においてはコミュニケーションをしっかりと取るように心がけています。例えば、スタッフには細かい変化まで目を行き届かせる心がけを徹底し、患者さんが何か不安に感じている様子であれば、そちらを優先して対応するように指導をしております。

先生は高齢者歯科がご専門と伺っています。

田井良憲院長 相模大野駅前歯科医院2

大学病院では高齢者歯科に在籍しておりました。高齢者歯科とは、ご高齢の患者さんの疾患や通院における制限などに配慮をしながら、一般の歯科クリニックで治療が困難と判断された難易度の高い入れ歯の作製や歯科全般の治療を行います。その際は、患者さん本人やご家族とともに診療方針を立案し、全身疾患が局所的に及ぼす影響などを考え管理しながら治療を行います。大学病院ではかぶせ物の治療や外科処置などは科に分かれているのですが、高齢者歯科ではすべての治療を行うため歯科の各分野の幅広い知識と技術の習得が必須です。当院では全身疾患が高度な方の場合は、内科の先生とコンタクトを取り、全身疾患の状態を把握しながら治療を進めています。幸いなことに高齢者歯科を経験した私をはじめ、当院の歯科医師は高齢者歯科に必要なすべての技術をカバーしておりますので、持病があったとしても安心して受診していただけます。

大学院での学びで得たのは、広い視野と研究の達成感

大学院へ進学されたきっかけは何ですか?

田井良憲院長 相模大野駅前歯科医院3

大学病院では研修医として歯科の基本的な技術の習得に努めるのですが、以前より研究分野に興味がありました。また、若いうちにより視野を広げておきたいとの思いから研修を終えた後大学院に進学しました。

先生は大学院で酸化ストレスの研究をされていたそうですね。

酸化ストレスによる唾液分泌障害の発生機序と、その治療方法に関する研究をしていました。唾液が分泌される唾液腺と呼ばれる部分に酸化ストレスが関与することで萎縮が起こり分泌障害が生じると報告されていることから、実際に動物実験で薬剤の投与による唾液分泌量の改善を試みたり、細胞培養して微細な粒子を光学的に解析したりとさまざまな手法を用いた研究を行っておりました。唾液が出なくなると虫歯や歯周病になりやすくなるのですが、特に高齢者は唾液分泌量が顕著に減少するため、口の中の状態が急激に悪化する傾向があります。そうなると口の中にトラブルが生じて、味や食感を楽しめない食事につながり、全身に影響を及ぼすようになることも多くの研究で証明されています。ですから、唾液を分泌できなくなる障害を改善する研究は、口腔機能だけではなく健康的な生活のためにも非常に重要ですし、高齢者歯科にも関係する有意義なものと言えるでしょう。

治療とはまた違ったスキルが身についたということですね。

田井良憲院長 相模大野駅前歯科医院4

大学では当然ながら歯科の勉強しかしてきておらず、分子生物学の研究に関しての知識はほぼゼロの状態でした。大学院で実際に研究を始めてみると実験手技や高度な機器の操作方法など覚えることが多く、マニュアルや専門書を読んで知識を得るところからのスタートでした。研究はもちろんのこと医療人としての心構えから始まり、人としての在り方についてまで徹底的に指導していただいた指導教授に対しては恩しかないですね。研究は人生の縮図で試練の連続で、おかげで人間としてかなりタフになりました。臨床と両立しての研究は時間の制約もありましたが、達成までの過程に得た経験は大きな収穫だったと思いますし、全力で何かを成し遂げたという自負から精神面で得たものは自分の歯科医師人生の根幹においての自信になっています。あと、大学院生のときから参加している抗加齢医学に関する勉強会には毎年足を運び、最新の知見などを得るようにしています。

いつでも気軽に来院できるくつろぎの歯科医院をめざす

先生が歯科医師を志したきっかけは何ですか?

田井良憲院長 相模大野駅前歯科医院5

祖父や父が医師であり、医療が身近にありましたので幼い時から医療系の道へ進もうと考えていました。また、子どもの頃は虫歯だらけで頻繁に通院しては大暴れして歯科医院に長時間拘束されていたため、いつの間にか歯科が身近な存在になっていたみたいです。

先生が診療で心がけていることを教えてください。

お口の中の状態を総合的に審査・診断した上で病状を理解していただき、治療に際してできることと考えられるリスクについてはすべてしっかりと説明して、その中から患者さんに選んでいただくようにしています。自分がされたくないことは患者さんに対しても当然しませんし、常に自分が受けたい治療を想定するようにしています。また常に身内の治療をしている気持ちで、丁寧に診療を行うことを心がけるようにしています。

最後に、今後の展望をお願いします。

田井良憲院長 相模大野駅前歯科医院6

来たいときに気軽に遊びに来られる雰囲気づくりを歯科医師もスタッフも常に意識するようにしています。季節ごとに飾りつけをしたりするのも好きなので、スタッフ全員で装飾したり、自分で小物や好きな雑誌を買ってきては並べたりしています。特に待合室は居心地の良い空間にしたいですね。よりくつろげる環境で、安心した気持ちで気軽に来ていただき、そのままリラックスして治療を受けていだだけるような歯科医院が理想なので、そうなれるように今後も取り組んでいきたいと思います。現在コロナ禍で患者さんもたくさんのご不安があるかと思いますが、スタッフ一同患者さんの立場になり滅菌消毒や感染対策などに関しては徹底し、考えられる感染対策はすべて施した状態でより安心して通えるとなるような環境も整えております。お口のことで何かお悩みがあれば遠慮なくご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万円~

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