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徳山 裕輔 院長の独自取材記事

とく歯科クリニック

(東大阪市/俊徳道駅)

最終更新日:2025/05/14

徳山裕輔院長 とく歯科クリニック main

近鉄大阪線の俊徳道駅、おおさか東線のJR俊徳道駅から徒歩すぐ。高齢者向け住宅の1階にある「医療法人敬真会 とく歯科クリニック」は2015年に開業した真新しい歯科医院。徳山裕輔院長は、幅広い世代に対応するため、あらゆる専門分野で研鑽を続けている先生。口腔外科領域にも精通し、小児歯科治療においては、顎や口唇力など口腔全体の観点から矯正や虫歯の治療にあたっているという。歯科医院全体、スタッフ一同チーム医療で診療に挑んでおり、特に「スタッフは財産です」という徳山院長。「早い」「痛くない」「相談できる」歯科医院という方針の内容や、今後の診療について、じっくりと話を聞いた。

(取材日2018年4月24日)

生まれ育った俊徳道で開業、地元の歯科医療に貢献を

歯科医師をめざしたきっかけは?

徳山裕輔院長 とく歯科クリニック1

尊敬していた伯父が医師で、伯父の姿を見て、医療の道へ進みたいと考えていました。僕が小さい頃から手先が器用で、細かい作業や遊びが好きだったことで、伯父から「歯科医師に向いている」と勧められたのがきっかけです。愛知学院大学歯学部に入学して、勉強や実習に追われていた中、ふと「毎日ひたすら歯の勉強だけしてるな」と思いました。歯学部は6年制です。4年制大学に進んだ同級生はもちろん、弟2人も僕より先に就職し、社会にもまれている姿を見て、不安や劣等感を抱いたこともあります。歯科医師は先生と呼ばれますが、「何も偉くない」という感覚は、患者さんの立場に立ち、同じ目線で診療を行うという理念の原点となっていますね。

大阪に戻っての開業です。この地域を選んだのはなぜですか?

僕は、生まれも育ちも俊徳道で、現在も歯科医院の近くに住んでいるんです。地元に密着して、生まれ育ったこの街に貢献できる歯科医療をと考えました。愛知学院大学を卒業し、大学での研修医生活を経て、大阪に戻り勤務医となり、副院長まで務めた後、2015年に開業しました。子どもから大人まで幅広い世代の方が来られています。訪問診療にも対応しており、介護施設中心ですが、最近はご自宅までお伺いしての診療も増えてきましたね。歯の健康への関心はまだ少し低く感じることもあります。歯のお話は難解な内容もあるので、独自のカウンセリングシステムを導入し、不安が残らないよう、十分理解いただけるまでわかりやすく丁寧に説明しています。

こちらの歯科医院の診療の特徴について教えてください。

徳山裕輔院長 とく歯科クリニック2

「短期集中治療」を導入しており、希望される患者さんには、1回の治療時間を長くし、短期間の通院で治療が終えられるようにしています。ただ、1回の診療で2時間治療を続けると、口を開け続けるだけでも本当に疲れるんです。そのため、治療前に、メリット、デメリットも含めた治療計画を納得いただけるまで説明した上で行います。また治療には、歯科医師の技量の他、精神面も影響します。診療チェアに座るだけで血圧が上昇する方もいますので、落ち着ける雰囲気づくりに努めています。患者さんは要望や本音を伝えにくいかと思いますので、気軽に相談できるよう、まずは信頼関係を築くことに重点を置いた診療を心がけています。

予防歯科に歯科衛生士らスタッフと一丸で取り組む

予防歯科や歯周病治療にも注力されています。

徳山裕輔院長 とく歯科クリニック3

予防歯科で一番大事なのは、歯科衛生士なんです。歯石取りやクリーニングだけでなく、トータルに口の中を判断できないといけません。歯周病は生活習慣病の一つで、成人のおよそ8割が歯周病にかかっているともいわれています。歯周病治療は難しく、以前は「治せない病気」と考えられていましたが、今はきちんとケアすることで、かなりの改善が見込めます。歯周病、その進行度、他の疾患の有無など、エックス線写真と目視によって口腔内状態を判断した上でメンテナンスを行う必要があります。歯科医師に準じた技術と知識が求められるので、院内でもスタッフ一同で、勉強会やセミナーを開き、知識に裏づけされたスキルの向上をめざしています。研鑽すればするほど、患者さんも信頼してくださると信じています。

小児歯科ではどのような症状が多いですか?

食べ物をあまり噛まない子どもが増えていますので、それが歯並びに非常に影響しているようです。口唇力も弱くなり、口を開けたままだったり、口呼吸をしていたり、また、舌の力が弱い子も多いんです。矯正については、当院はマウスピース型装置を用いる矯正を導入しています。この装置では、歯並びだけでなく、舌の動きなど口腔筋機能療法にも適していて、お口全体のトレーニングにもなるので、顎の発育と矯正を同時に促すことが可能なんです。

口腔外科領域でも多くの治療経験があるそうですね。

徳山裕輔院長 とく歯科クリニック4

僕は口腔外科を専門とする歯科医院で勤務し、多くの治療に携わってきたので、インプラント治療や難しい抜歯にも対応できます。診断や治療に適したものをと考え、複雑な症例でも、より精密な角度から診断が可能な歯科用CTを導入しました。歯だけでなく顎や口などお顔全体で歯のことを考え治療にあたります。また、歯並びが悪い患者さんへのインプラント治療はとても難しいのですが、インプラント治療を専門とする先生に師事した経験がありますので、口腔外科的な視点も踏まえ、幅広い症例に対応可能です。

患者が納得するまで説明を行い、信頼関係を築く

先ほど患者への説明に力を入れていると伺いました。

徳山裕輔院長 とく歯科クリニック5

困ったときは「ここに行けばちゃんと説明してくれる」、そういう歯科医院をめざしています。説明がないことほど怖いものはありませんし、何より僕自身が伝えないと気が済まない性格でもあります。専門的な内容を伝えることも難しいですが、患者さんが理解できるよう伝えるとなるとさらに難しい。患者さんが納得し、この先生なら任せられると思ってもらうことが良い治療につながり、患者さんとの信頼関係が築かれていくと思っています。僕だけでなく、スタッフ一同に、説明技術も高めてもらっています。

どのように治療計画を立てていますか?

治療のゴールは患者さんごとに違います。例えば、お子さんがいる女性でも、専業主婦の方とお勤めの方、お子さんの人数など背景に差があります。子育てに費やす時間が多い中、ご自身のお口のケアを行うことは容易ではなく、親御さんの口腔ケアができていないと、親から子どもへの口腔感染(垂直感染)も起きかねません。また、お勤めなど多忙で通院が難しく、治療はスムーズに進まないこともあります。その場合は、治療の優先順位を決め、現状はここまで治療をする。ただし、他にも治療が必要な箇所があること、他の歯も悪くなる可能性があることなど理解してもらい、改めて治療を継続していく治療計画を立てます。予防歯科でも、清潔で健康な口腔を保つにはご自宅でのケアが不可欠ですが、すべて完璧な状態を望むことは不可能です。妥協ではなく、可能な限りの治療やケアを行う。患者さんの負担を少なくしないと、歯の健康を諦めてしまう方も出てきますから。

今後取り組みたいことはありますか?

徳山裕輔院長 とく歯科クリニック6

歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、スタッフ全員が知識や技術の充実に努め、診療の精度をより高めていきたいです。私たち医療従事者は治療を提供し、診療報酬を頂いた上、患者さんから感謝の言葉をもらうこともある仕事です。プロ意識をさらに持つことで、理念や診療スタイルを確立させ、仕事のやりがいを噛み締められる歯科医院でありたいです。また、より専門性や難易度が高い治療が必要な場合、現状ではどうしても、専門の歯科医師に紹介するケースが出てきてしまいます。地域連携、病診連携は大切ですが、ここで治ると信じて来てくださっている患者さんに申し訳ないですし、歯科医師として悔しさもあります。僕自身の治療精度を上げ、知識や技術を高めていくことは一生続けていきますし、当院内でトータルな診療ができるよう向上させたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

予防歯科の目的は、歯の健康状態を維持し、健康ではない箇所を早期発見することです。まずは患者さんの歯の健康に対する意識を変えるため、啓発や情報発信にも積極的に取り組んでいきます。当院では保険診療を基本とし、専門分野に特化せず、あらゆる分野に対応する診療スタイルを図っています。幅広い年齢層の方を診療していますので、疾患の内容もさまざまです。できる限り全分野で高いレベルの治療が行えるよう、今後も研鑽を続けます。今、僕は40代ですが、背伸びせず、おごらず、患者さんと同じ目線で、謙虚な気持ちは忘れず診療に挑んでいきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/30万円~63万円、インプラント治療/32万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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