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藤岡 孝典 院長の独自取材記事

耳鼻いんこう科ふじおかクリニック

(川西市/平野駅)

最終更新日:2019/10/15

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川西能勢口駅から山手に広がる住宅地の1つ、清和台のショッピングモール内にあるのが「耳鼻いんこう科ふじおかクリニック」。院長の藤岡孝典先生は和歌山県立医科大学を卒業後、大阪市立大学医学部附属病院、和泉市立病院で耳鼻咽喉科・アレルギー科を専門として13年間、臨床と研究に取り組んできた経験豊富なドクターだ。小児疾患と睡眠時無呼吸症候群の治療を得意とし、迅速な処置でつらい症状を軽減すること、薬に頼り過ぎないことをモットーに日々の診療にあたっている。大阪市内の出身である藤岡先生がこの地に開院した理由は、近隣に耳鼻科が少なかったため。「これまで耳鼻科に通い慣れていなかった人が、気軽に便利に利用できるクリニック」をめざす藤岡先生に、詳しく話を聞いた。
(取材日2019年9月17日)

小児医療と地域医療への尽力をめざし開業

耳鼻科の医師になられた理由を教えてください。

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私はいたって元気な子どもでしたが、それでも風邪やケガなどで病院へ行く機会はあります。その度に漠然と「自分や家族の病気を自分で何とかしたい」と感じていたことが、医師をめざすきっかけになりました。大学で耳鼻科を選んだのは、患者さんの層が新生児から高齢者までと幅広く、多くの人の役に立てると思ったからです。それにもう1つ、手先を動かす細かい作業が得意だったという理由もあります。耳鼻科は実践重視なので、早い時期から手術などの経験を多く積むことができるんです。目に見えない箇所ばかりを扱うのが難しい部分ではありますが、処置や手術を施すことで患者さんが症状の改善をすぐに自覚されるところにやりがいを感じますね。

なぜ清和台に開業されたのですか?

清和台は自然が豊かでゆったりと暮らせる良い町ですが、以前から周囲に耳鼻科が不足しているという話を聞いていたため、そのニーズに応えるべく2015年5月に開業しました。それまで勤めていた病院では小児科と耳鼻科の連携がよく取れていたため、多くのお子さんを診療していました。またその一方では大学病院で大きな手術を手がけたり、睡眠時無呼吸症候群の診療を専門にする部門の立ち上げに関わるなどしていましたが、「やはり私には地域でお子さんを治療するほうが性に合っている」と感じていたこともあって、開業に踏み切ったわけです。

患者さんもお子さんが多いのでしょうか?

そうですね。すぐ近くに幼稚園もありますし、子どもの多い地域なので時間帯によっては患者さんの8割がお子さんになることもあります。あとはお子さんのお母さん、補聴器を必要とする高齢者、睡眠時無呼吸症候群に悩む働き盛り世代と、年齢層は幅広いです。

クリニックの雰囲気も幅広い年齢層に対応しているように思えます。

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白とオレンジを基調として、明るく元気になれる雰囲気をイメージしました。全面バリアフリーで広々とした造りなので、車いすやストレッチャー、ベビーカーでもそのまま入って来ることができます。吸入コーナーにモニターを設置して映像を流せるようにしたのは、お母さんにとっては泣いているわが子をあやす材料になりますし、お子さんにとってはちょっとした「ご褒美感」を味わうことができると考えたからです。またクリニックのロゴマークは近隣の中学校でデザインを公募したもの。親しみやすさを感じてもらうためにライオンのお医者さんのイラストにしました。

迅速な検査と処置で幅広い患者層に対応

診療におけるモットーを教えてください。

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スピーディーな処置で症状をできるだけ早く改善させていくことと、むやみな投薬はしないということです。特にお子さんの場合は鼻の診察が多いのですが、鼻水をしっかり取り除いて吸入をするという処置を続ければ症状はかなり楽になることが多いです。もちろん必要な時にはお薬を処方しますが、基本的には「お薬に頼るのではなく適切な処置を続けていきましょう」という考え方です。しっかり通院することが、早い回復につながると思っています。逆に仕事や子育てに忙しい大人の患者さんに対しては、通院回数を減らす工夫をしています。必要な検査や簡単な手術は来院された日に行い、薬が有効であれば処方します。「治ったら来なくて大丈夫ですよ」とはっきりお伝えするのも、患者さんへの配慮の1つです。

特に力を入れている診療はどんなものですか?

やはり小児疾患全般ですね。熱、鼻水、咳といった症状であればぜひ来院していただきたい。小児科よりも待ち時間が短く、検査から診察、処置まで手早くできる体勢を整えています。一家4人そろって受診するご家族もいらっしゃるので吸入器の台数が多く、ベビーカーを押して入ってきたらそのまま診察して吸入と、スムーズな流れで受診できるようにしました。また、お母さん方からの要望でBCGワクチン以外の定期接種と任意接種の予防接種全般に対応しています。季節性インフルエンザ以外は事前の申し込みが必要ですが、診察と併せて予防接種を受けることも可能です。

睡眠時無呼吸症候群の治療にも対応しているそうですね。

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専門的な最終検査を必要とされる患者さんは、多い時で月に3~4人いらっしゃいますね。事前に簡易検査を受けて「問題あり」となった場合に、当院で専門的な検査を行っています。ただ働き盛りの世代が多いので、入院して検査をするとなると大変です。そこで患者さんのご自宅でできる検査システムを導入しています。そのほうが患者さんも、検査や治療を受け入れやすくなりますからね。

先生のもう1つの専門であるアレルギー治療について教えてください。

治療法としては舌下免疫療法とレーザー治療、あとはお薬の処方ですね。今年特に問い合わせが多かったのは、やはり花粉症。皆さん症状が強くなってから来院されるのですが、本来はシーズン前から対策を始めるべきで、そうすれば、発症しても症状が軽くて済む可能性もあるんですよ、と患者さんには説明しています。また、他の病院で治療しても症状が良くならず、薬の種類だけが増えて困っているという患者さんも来院されます。お薬は体調や体質、症状によって効き方が異なるもの。ですから当院では、同じ花粉症やアレルギー症状でも患者さんによって処方箋がまったく違うんです。改善が見られない場合はまた別の処方を考えて提案しています。

耳鼻科を「気軽に、便利に」活用してほしい

患者さんとのコミュニケーションで心がけていることはありますか?

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患者さんの訴えにきちんと耳を傾けた上で、わかりやすく簡潔に説明すること、検査や診察の結果は結論からお伝えすること。この2点です。説明が長くなると、時には患者さんの心配をあおってしまうこともありますからね。治療が困難な場合もはっきりとお伝えします。例えば高齢者の場合は耳鳴り、めまいなどの症状がある程度は出てしまうものですが、その原因についても長々と説明はしません。それよりも今後どう対処すれば良いのか、生活上でのアドバイスに要点を絞ってお伝えすることが大切だと考えています。

今後の展望を聞かせてください。

清和台にはこれまで専門クリニックがほとんどなかったため、「耳鼻科に通院する」という習慣がまだまだ希薄のようです。その垣根をグンと下げて、気軽に便利に使ってもらえる存在になりたいですね。実は耳鼻科というのは、眼と頭以外の「首から上の病気」をすべて診察できるんですよ。当院で対応できない病気であっても、どこを受診すれば良いかということもわかります。つまり治療と相談の両方ができるわけです。中には、「鼻の吸引や耳掃除だけの受診は気が引ける」という方も少なくありませんが、遠慮は無用です。内科や小児科のようにしっかり受診するという考え方ではなく、お子さんもお母さんもご高齢の方も耳鼻科を便利に使って、健康維持に役立てていただければうれしいです。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

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中には知りたいことを聞きづらいという患者さんもいらっしゃるでしょう。そんな時はスタッフに伝えていただければ必ず私の耳に入りますので、何でも気軽に聞いてください。また診察や処置の際、お子さんが嫌がって暴れてしまっても気にしないでください。私は蹴られながらでもきちんと診察しますし、大変な時は子育て経験のあるスタッフが抱っこしてくれます。さらに当院では、妊婦さんや授乳中のお母さんの診察も行っています。妊娠中にありがちな副鼻腔炎や、授乳中に発症したアレルギー症状がつらい方には、影響のないようにお薬も処方しています。つらい症状を少しでも早く、楽にする1つの手段だと捉えていただければうれしいです。

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