菅原 義文 院長の独自取材記事
古淵駅前歯科医院
(相模原市南区/古淵駅)
最終更新日:2024/03/28
古淵駅の改札を抜け、正面右手のビル3階にある「古淵駅前歯科医院」。1996年の開業以来、地域に必要な医療を提供してきた地元密着の歯科医院だ。大きな特徴は、平日が朝9時から夜10時まで、土日祝日も診療していること。5人の歯科医師が交代で診療にあたり、一般歯科、小児歯科、矯正、インプラント治療、入れ歯、審美歯科などオールマイティーに対応している。院長の菅原義文先生は、35年以上のキャリアを誇るベテラン歯科医師。患者の悩みに丁寧に耳を傾け、納得した治療の提供をめざしている。「治療後も通院を継続し、生涯にわたってメンテナンスに通っていただける歯科医院でありたい」と言う菅原先生の言葉には、心にしみる吸引力がある。そんな菅原院長に地域医療に対する想いや診療のモットーなどについて聞いた。
(取材日2024年2月5日)
夜10時まで診療し、安心感を届ける歯科医院
駅の改札を出てすぐ、利便性の高い場所にありますね。
開業のために場所を探していたところ、もともと歯科医院があったこの場所が空いていて、本当にタイミングが良かったと思っています。バスターミナルもあり交通の便が良いので、通院するには便利でしょう。院内は、ベビーカーや車いすでも利用できるように、全面バリアフリーに設計しました。3階まではエレベーターで上がっていただき、そのまま待合室や診療ユニットまでスムーズに入れるように配慮しています。現在、患者さんはこの近辺にお住まいの方が中心で、0歳から90代まで幅広い層の方が来院されます。多いお悩みは、お子さんや若年層なら虫歯、中高年や高齢者は歯周病や入れ歯です。
平日は夜遅くまで、土日祝日に診療している点も特徴的です。
平日は朝9時から夜10時まで、土日祝日は朝8時から夜9時まで診療しています。できる限り患者さんの都合に合わせた医療を提供したいと考え、このような診療体制になりました。午前中は高齢者、夜は圧倒的に働き世代が多いです。忙しい方に重宝されているのはもちろんですが、「休日に突然歯が痛くなったけど、どうしよう……」といった場合など、突発的な歯科トラブルにも対応できるので、大いに頼っていただければうれしいです。「古淵駅前歯科医院なら、夜遅くまで開いている」という安心感があるだけでも、患者さんにとって大きなメリットではないでしょうか。
診療体制はどのようになっているのですか?
5人の歯科医師が在籍しており、交代で診療しています。基本的に二診制で、2人の歯科衛生士がサポートについています。5人の歯科医師のうち、1人は矯正を専門に担当。その先生以外は、一般歯科、小児歯科、口腔外科、インプラント、入れ歯、審美歯科など、オールマイティーに対応できる歯科医師がそろっています。歯科口腔外科を専門とする歯科医師もいるので、大学病院などに紹介するレベルの難治性の高い抜歯などにも対応できます。どのような症状にも柔軟に診療できるのが、当院の強みです。「行くたびに違う歯科医師だと、抵抗がある」という患者さんもいらっしゃるので、歯科医師は担当制にしています。
歯科衛生士が丁寧にクリーニングする充実した予防歯科
力を入れている診療について教えてください。
当院は「メイ・ロイヤル」という医療法人に属していますが、法人全体で予防歯科に力を入れています。一般的に歯科医院には、虫歯や歯周病などで歯の状態が悪くなってから訪れる方も多いのではないでしょうか。しかし歯の健康のためには、定期的に歯科医院に通い、いかに口腔内の健康な状態を維持するかが重要なのです。当院の予防歯科では、口腔内のチェックや虫歯・歯周病の検査と、定期的なクリーニングを行っています。その他、日頃の生活に関わってくる歯磨き指導も必須です。歯科トラブルを繰り返さないことが重要なので、歯科衛生士は患者さんと30分以上の時間をかけて、歯のケアに加え、生活習慣の聞き取りやアドバイスなどを丁寧に行います。そのため患者さんのお口の中の状態も詳しく把握し、もしクリーニング中に小さな虫歯のようなものが見えたら歯科医師に教えてくれる、頼もしい存在です。
得意な治療についてはいかがでしょうか。
基本的にどのような症状にも対応できますが、歯周病、インプラント治療、入れ歯は高い専門性を持っています。当院は高齢者の患者さんが多いので、中でも入れ歯のお悩みが目立ちます。入れ歯は本来、時間をかけて作りたいのですが、「できるだけ早く作ってほしい」という方には迅速に対応します。その一方で、例えばもともと使っていた入れ歯があって、時間をかけても良い方には、取りあえずその入れ歯を修理して使用していただきます。並行して歯のクリーニングをしたり歯磨き指導をしたりしながら、入れ歯の土台となる歯茎や歯の状態を整えた上で、新しい入れ歯を作製するようにしています。このように、患者さんの生活スタイルやご要望に合わせて、臨機応変に対応することを心がけています。
患者さんと接する上で、配慮していることはありますか?
患者さんのお悩みに、きちんと耳を傾けることです。例えば、患者さんは「何となく痛い」「原因がわからないけれど、違和感がある」といった曖昧な表現をされることがあります。たとえ私がお口の中を確認して特に問題がなかったとしても、「見たところ、大丈夫ですよ」と簡単に済ませることはありません。患者さんの不安な気持ちを理解し、「エックス線写真を撮って、調べてみましょうか」などとご提案するようにしています。エックス線写真を見て、「虫歯はありませんが、痛みが残るなら様子を見て次の手立てを考えましょう」などとお伝えすると納得感が高まり、信頼関係にもつながると考えます。また、当院には耳の不自由な患者さんが何人かいらっしゃいます。そのような患者さんとも円滑にコミュニケーションが取れるように、歯科衛生士は手話を勉強しているんですよ。
チームワークの良さで上質な医療を提供したい
診療のモットーをお聞かせください。
患者さんが訴えているお悩みを、きちんと解決することが大切だと思っています。そして治療をして終わりではなく、健康になった歯の状態を末永く維持するために、丁寧にメンテナンスしてあげることが必要。それこそが、地元に密着した歯科医院の使命ではないでしょうか。当院は開業したのが1996年で、28年ほどたっています。開業当時は小さいお子さんだった患者さんが、すっかり成人して訪れてくれ、「こんなに大きくなって」と声をかける経験が何度もあります。末永く患者さんに関わって、歯の健康を守っていけたらいいですね。
こちらが所属している医療法人メイ・ロイヤルについて教えてください。
私が、2000年に発足いたしました。当時、診療報酬の改定や開業医の増加で、何かしらの特徴を持って医療提供を行い、業界で生き残らなくてはと考えたことがきっかけです。当時は神奈川県内に5院の歯科医院を連携させ、医療の質向上はもちろん、各分院が地域に密着した医療をめざす方向性で運営してきました。現在所属しているのは7院ですが、同じ沿線で運営している分院でも、患者さんの層は大きく違い、診療の内容や自費の割合もさまざまです。そのため、各歯科医院が地域のニーズに合った医療を提供し、得意分野をアピールすることで患者さんからの信頼の維持に努めています。地域の方々に「メイ・ロイヤルの歯科医院なら安心」と思っていただけたらうれしいです。
チーム医療にも力を入れていると伺いました。
質の高い歯科診療を行うためには、チームワークが欠かせません。当院には歯科衛生士、歯科助手、受付など15人ほどが勤務しています。風通しの良い和気あいあいとした環境で、より良い歯科医院づくりに取り組むため、スタッフ同士のコミュニケーションは大切にしています。ミーティングで話し合ったことは議事録を作成し、欠席したスタッフにも情報共有ができるようにしています。またホワイトボードを設置し、診療ユニットの不具合、医療品補充の有無など、気になったことや連絡事項を気づいた人が記入。全員で、情報共有して意思疎通がしやすいように工夫もしています。おかげでスタッフ同士の協力体制は整っており、患者さんのスムーズな診療にも影響していると感じます。当院はスタッフが一丸となって、患者さんのお口の健康のために努力を惜しみません。治療前にはしっかりと説明をしていますので、どんなことでも気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/44万円~、矯正/70万円~、ホワイトニング/3万3000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。