赤堀 主京 理事長の独自取材記事
ファミリアデンタルクリニック深谷
(深谷市/籠原駅)
最終更新日:2026/02/05
2015年の開院以来、幅広い年齢層の患者が通う地域のかかりつけ医として貢献する「ファミリアデンタルクリニック深谷」。赤堀主京(あかほり・かずひろ)理事長は、医療法人分院の立ち上げに携わった後、自らの診療方針である「患者ファースト」の実現をめざして開院。できる限り歯を残すことをめざした治療を大切にし、自由診療も含めて口腔内の健康を長く守るために、同院でできる「最善の方法」を提案できるよう尽力。「1人でも多くの患者さまが良い人生を送れるよう、日々の診療に力を注いでいます」と語る赤堀理事長。その真摯な姿勢は、治療の説明を担うトリートメントコーディネーターの配置や、多彩な診療メニューからもうかがえる。温かく穏やかな語り口が印象的な赤堀理事長に、同院について話を聞いた。
(取材日2025年11月21日)
自分自身が「行きたい」と思える歯科医院をめざして
先生が歯科医師を志したきっかけと開業までの経緯を教えてください。

尊敬する父が歯科医師だったことから、自然と自分も歯科医師になるのだろうと考えていました。最初のきっかけは家庭環境でしたが、実際に歯学部へ進学してみて「自分に合っている」と感じ、今でもこの仕事が大好きです。大学時代は勉強に明け暮れ、5年生の実習では休みもほとんどなく、身だしなみの指導も厳しく受けました。しかし、そうした経験が仕事に対する責任感を養ってくれたと感じています。いずれは開業するつもりだったので、大学卒業後は大学病院ではなく一般開業医で働く道を選びました。医療法人社団心裕会で経験を積みながら、自分なりの診療スタイルを少しずつ確立。院長代理などを務め、7年ほどが経過した頃には分院の立ち上げにも携わりました。およそ3年で運営を軌道に乗せることができたことが、自身の開業を後押しする大きな決め手になりました。
どのような理念や診療方針をお持ちなのですか?
自分が行きたいと思える歯科医院でなければ、開業した意味がないと思っています。そういう意味では、常に「患者さまファースト」を心がけていますね。診療方針としては、開業当初から「可能な限り抜歯しない診療」に努めています。例えば、根管治療は歯を残すために重要な治療の一つですが、保険診療で根管治療を行うのは時間やコストの面で限界があります。そのため、自費診療を選択していただくケースもありますし、伊勢崎の根管治療に精通した先生をご紹介することもあります。かぶせ物であれば、自由診療にはなりますが、耐久性や適合性に優れた金が個人的には良いと思っています。目立つのを嫌がる方もいらっしゃいますので、まずは虫歯にしないこと、そして虫歯になったら早期に治療することが最も大切ですよね。
やはり予防が重要なのですね。

そうですね。定期的な検診やクリーニングはとても大切です。当院では、自由診療にはなりますが、保険診療のクリーニングでは除去できないバイオフィルムにアプローチできるPMTCにも対応しています。また、長く通ってくださっている患者さまには、2年に1度は必ずエックス線撮影を行い、その間の変化を確認しています。長期間にわたって経過を追うことで、わずかな異変にも気づきやすくなり「あれ?これはおかしいな」という小さなサインを見逃さず、疾患の早期発見につなげています。
リラックスして過ごせる環境と診療体制を整備
こちらには、患者さまが通いやすい工夫が多いですね。

開院当初から、理想とする歯科医院のイメージが明確にありました。例えば、治療器具の置き方です。一般的な歯科医院では金属プレートの上に器具を置くため、金属音が響きます。当院では診療中の音を減らすため、滅菌した紙をテーブルに敷き、その上に器具を置いています。大学病院などで採用される方法でコストはかかりますが、快適な環境づくりのために取り入れました。またお子さんが通院しやすい工夫も施しています。背丈に合わせた洗面台や便座、おむつ替え台を設置。お子さま連れの親御さんが安心して治療を受けられるよう、主に平日の午前中は保育士が常駐し、お子さまの預かり体制を整えました。ご利用を希望される方はぜひ事前にお電話でご相談ください。他の診療予約については、電話がつながらない時間帯でも予約できるようウェブ予約を導入しています。定期検診のお知らせはSNSで行い、求人情報や歯科に関する情報発信にも力を入れています。
審美に配慮したメニューも充実していますね。
オーラルリフレクソロジーやホワイトニングなどを導入しています。オーラルリフレクソロジーは、口腔内をハンドマッサージする施術で、それにより血行促進、リラクゼーション効果などがあるといわれています。患者さんが眠ってしまうくらい、とても気持ちが良いと感じていただけるような施術を心がけています。女性であれば美容エステに行く感覚で、歯のクリーニングと合わせて受けていただけます。また、専門的なエステには行きにくいと感じる男性の方も利用されています。
スポーツマウスガードにも対応していると伺いました。

マウスガードのニーズは高いですね。作るのであれば、クオリティーにこだわった物を作りたいので、信頼の置けるマウスガード専門メーカーに製作をお願いしています。マウスガードは、まず、お口の中を診て、虫歯や歯周病の治療をすべて終えた時点で型採りをして発注します。治療の前にまずマウスピースを作ってほしいという患者さまもいるのですが、マウスピースを作ってから治療をすると、治療後の口内とマウスピーズの形が合わず、マウスピースの破損や口内トラブルが起こる可能性があります。長期的な口内の健康を見据えて、治療を受けてもらえたらと思います。私自身、サッカーや柔道、ラグビーなどのスポーツ経験があり、総合格闘技を観るのも好きなことから、マウスガードの導入を決めました。野球選手やサッカーのキーパーをしている患者さまもいらっしゃいますが、深谷はラグビーが盛んな地域なので、やはり患者さまはラガーマンが多いですね。
仕事の究極の意義は「人を幸せにすること」
診療で大事にしていることは何でしょう?

どの歯科医院もそうだと思いますが、治療には手を抜かないということですね。せっかく当院に来てくださっているのですから、一人ひとりの患者さまを全身全霊で治療しないといけないと思っています。治療の妥協は一切しないつもりです。また、診療では患者さまへのあいさつを欠かさず行っています。治療後、歯科医師はユニットから離れますが、患者さまが帰る時には「お大事にどうぞ」と目を見て声をかけるようにしています。
クリニック全体で心がけていることはありますか?
歯科衛生士が3人になり、さらにトリートメントコーディネーターが加わったことで、診療体制が一段と充実しました。トリートメントコーディネーターが丁寧に説明を行うことで、患者さんの治療理解が深まり、私自身も診療に集中できる時間が増えています。当院では、毎日の朝礼と昼礼で「日常五心」を共有しています。「はい」という素直な心、「ありがとう」という感謝の心、「すみません」という反省の心、「私がします」という奉仕の心、「おかげさま」という謙虚な心。この5つの姿勢は、良好な人間関係を築くための大切な基本だと考えています。スタッフ全員がこの考え方を意識することで、「明るく、言葉遣いが丁寧で、落ち着いた雰囲気を持ち、患者さん目線で話しやすいスタッフ」 をめざしています。何のためにこの仕事をしているのかを常に自問しながら、一人でも多くの患者さんを幸せにできるよう、日々の診療に力を尽くしていきたいと考えています。
今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

当院ではマウスピース型装置を用いた矯正にも対応していますが、今後はさらに患者さまの費用負担を軽減できる治療の導入も検討しています。矯正以外の施術においても、1本の歯だけを見るのではなく、口腔全体を良い状態に整えることをめざす方針は変わらないですね。歯科医院は「できれば行きたくない場所」ですが、少しでも「行きたい」と思っていただける存在でありたいと考えています。将来的には歯科医師を増やして後進育成にも力を入れていきたいです。診療においては、患者さまのニーズをつかむことが難しい場面もありますが、トリートメントコーディネーターと協力しながら、オーダーメイドの治療を提供していきたいと考えています。「ここに来るとちょっと笑顔になれる」と思っていただける場所であり続けたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とはスポーツマウスガード カスタムモデル/5万5000円、スポーツマウスガード スタンダード(マーブルカラー)/2万7500円、スポーツマウスガード スタンダード(単色)/1万6500円、スポーツマウスガード ユース(中学3年生以下、クリアカラーのみ)/1万1000円、金を用いた詰め物/8万8000円、金を用いたかぶせ物/12万1000円、PMTC/1万1800円、オフィスホワイトニング/1万2980円、マウスピース型装置を用いた矯正(ワンクール※3週間3セットとリテーナー)/12万5400円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

