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錦織 淳 院長の独自取材記事

錦織歯科医院

(目黒区/中目黒駅)

最終更新日:2021/10/12

錦織淳院長 錦織歯科医院 main

中目黒駅から徒歩1分。大通りに入ってすぐのところに建つマンションの1階にある「錦織歯科医院」は、2015年7月に開院したクリニック。落ち着いたグリーンの壁紙にアンティークなインテリア、まるで自宅でくつろぐようなリラックスした雰囲気の院内には、細部に至るまで患者への心配りが施されている。錦織淳院長は大学卒業後に3つの歯科医院に勤務し、補綴を専門的に学ぶためにアメリカへ約4年間留学した。その補綴技術を持って、歯科医師向けに定期的な講習会なども開催している。そんな錦織院長にアメリカ留学について、そして治療において大切にしていることや今後の展望など話を聞いた。

(取材日2019年9月2日)

なじみ深い中目黒で、患者の思いを大事にした診療

まずは開業にあたって、この土地を選んだ理由を教えていただけますか。

錦織淳院長 錦織歯科医院1

僕は以前、銀座や有楽町の歯科医院で勤めており、ずっとオフィス街に開業したいと思っておりました。また、アメリカへの留学でともに学んだ仲間の歯科医師たちも青山や銀座、新橋などのオフィス街で開業しており、彼らと歯科医院同士で連携を取りたいという意味でも、やはりオフィス街を念頭に置いていましたね。中目黒は学生時代からよく遊びに来ていたなじみのある土地で、都心からのアクセスもいいのでこの土地を選びました。すぐ傍には目黒川が流れているので自然に触れることもできますし、アメリカの田舎町で暮らしていた僕にとっては、心が休まる土地ですね。

開業前と開業後で中目黒の印象はいかがですか?

中目黒には学生時代によく来ており、その当時は比較的に大人の方が多い落ち着いた街のイメージでしたが、今は若い方々が多くて新鮮な印象ですね。ちょうど当院の裏側に昔ながらの住宅街もあるので、お住まいの方も来てくださったり、他分野の先生からのご紹介で患者さんが来てくださったり、歯科医師の後輩や友人たちも患者さんとして通ってくれています。あとは、まれに「ホワイトニングはいくらですか」等と審美についての診察内容を聞きに来られる患者さんもいらっしゃいますね。今後は一般歯科の治療を中心に、ご紹介で来院してくださった患者さんのために幅広い治療を提供しながら、補綴を専門とする歯科医師としてのアプローチもしていきたいです。これからもっとたくさんの地域の方々に認知していただきたいですね。

先生が診療において大事にしていることは何ですか?

錦織淳院長 錦織歯科医院2

まずは問診で患者さんの主訴をいかにくみ取るかですね。できる限りお話を詳しく聞いて、困っていらっしゃること、特に真の意味での主訴をヒアリングするようにしております。そして患者さんごとに、経済的要素・時間的要素・心理的要素を加味した上で、一人ひとりに合った治療計画を立てるように心がけております。もちろん、あまり時間をかけて根掘り葉掘りお伺いするのはご迷惑になるので、そのあたりはバランスを考えつつですね。患者さんにリラックスして話していただけるようなコミュニケーション方法と、院内の雰囲気づくりにもこだわりました。

補綴を専門的に学ぶため留学。そこで得た3つの正しさ

アメリカへ留学するまでの経緯について聞かせていただけますか。

錦織淳院長 錦織歯科医院3

僕の父親はビジネスマンでしたが、祖父や親戚が医師の家系で育ちました。僕も一度は別の道を考えましたがやはり幼い頃から憧れていた医師への思いを断ち切れず、東京歯科大学へ進学しました。大学卒業を間近に控えた頃、恩師である銀座の藤本順平先生のもとでお世話になることを決めました。藤本先生は補綴分野では世界的に知られる方です。専門的知識や技術、さらに歯科医師としてどうあるべきかなど、多くのことを学びました。その後、いざ開業しようかと考えた時、開業前により補綴を専門的に学びたいという思いが強くなり、アメリカのインディアナ大学補綴科大学院へ留学しました。アメリカでは何より勉強の仕方を学びましたね。世界的標準な、より科学的に信頼性の高い情報を、自分の歯科医院で患者さんに、講演会で他の歯科医師へできるだけ正確に伝えるようにしております。

先生が補綴治療で大事にされていることは何ですか?

補綴を行う上で、噛み合わせをしっかりと勉強することはとても大切です。人の歯には咀嚼運動をすると自然と力がかかります。天然歯と違って人工物はどうしてもバランスコントロールをしないと、その力でバランスを崩し、隙間から虫歯ができてしまうことや、その人工物そのものが壊れてしまうことがあります。ですので、例えばクラウンを入れる場合、歯の接触点をぐっと噛んだとき複数のコンタクトを与え、その力のベクトルが相対的に歯の長軸方向にできるだけかかるように調整します。咀嚼するときに歯には横の力がかかりますので、どの歯に負担させてどの歯に負担させないようにするのか口腔内全体的に診査判断することが咬合の重要なポイントとなります。これらの学んできたことについて、僕は今わかっていることをわかっている範囲ですべて患者さんへ提供したいと考えています。

アメリカ留学で学んだことも含めて先生が治療のテーマにしていることはありますか?

錦織淳院長 錦織歯科医院4

これまでの歯科医師生活を通して自分なりに歯科医師のあり方について、僕が一番大事にしているのは、医療従事者として正しくありたいという3つの正しさです。1つ目は学問的に正しくありたい。世界へ一歩出ると、情報が科学的にいかに信頼性が高いかと判断する能力を各歯科医師が問われます。ですので、日々の情報のアップデートが重要です。2つ目は、歯科医師は技術が大事だと思います。僕は若い頃から、いかに高い精度の補綴治療をするかを重視する先生のもとで学んだことから、技術的に正しくありたいと思っています。そのために日々の努力は欠かせません。3つ目に歯科医師は専門的にいろんなものを決める裁量権というものがありますが、患者さんの主訴を大事にして、丁寧なコミュニケーションを心がけ、倫理的に正しくありたいと思っております。

アメリカの医院のようなリラックスできる雰囲気づくり

先生はどのような休日を過ごされていますか?

錦織淳院長 錦織歯科医院5

そうですね、本当に仕事が趣味のようなものなので、休みの日でも仕事ばっかりですよ(笑)。歯科医師向けの講習会も月に2〜3回の土日にやっておりますし、ほとんど仕事ばかりですが、家族や友人たちと飲みに行くことはよくありますね。もちろんその時は仕事の話抜きで飲みますけどね。ほかにはやっぱり歯科医師は体力勝負なので、健康維持のためにとにかく走ったり、筋力トレーニングするよう心がけております。歯科医師そのものが健康第一じゃないと、患者さんに健康を届けられませんからね。あとはアメリカで専門的に学んだことを、さまざまな学びの場を通して、他の歯科医師や後輩たちに伝えていく活動にも力を入れております。

ぜひ今後の展望について聞かせてください。

先ほどお伝えした「学問的に正しくありたい」「技術的に正しくありたい」「倫理的に正しくありたい」を大切に、日々進化していく医学の中で、日々勉強を惜しまず、患者さんに今わかっていることをわかっている範囲ですべて提供できたらと思います。現代社会はインターネットで情報が氾濫する時代です。われわれは飛び交う情報をプロフェッショナルとして、正当性があるのか正しく判断して、患者さんに伝える役割を担うべきだと思っております。歯科医院として、個人として正しくあって、今後20年も30年もずっと1日ごとに良いものを提供できる歯科医院でありたいですね。ぜひご期待いただければと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

錦織淳院長 錦織歯科医院6

日々、正しくありたいと努力しているので、安心して来ていただきたいです。初めにご自身の主訴を問診で丁寧にヒアリングします。個室もリラックスできる広さと心が安らぐグリーンの壁、アンティークなインテリアを取り入れて「お家のような雰囲気」に仕上げました。そして滅菌にもかなりこだわり、滅菌システムですべての器具、機械類を患者さんごとに滅菌することはもちろんのこと、滅菌のできない患者さんが座る診察台のチェアカバーやヘッドカバー、トレーなどは、使い捨てを利用しております。これはアメリカのクリニックで当然のようにやっていたことで、当院でも院内感染予防に努めております。イメージとしては、アメリカのかかりつけ医のような歯科医院でありたいと思っておりますので、まずはぜひ一度お気軽にお越しください。

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