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小杉 圭右 院長の独自取材記事

こすぎ内科クリニック

(大阪市天王寺区/玉造駅)

最終更新日:2022/08/19

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大阪環状線玉造駅から徒歩1分という交通至便な場所にある「こすぎ内科クリニック」。白とベージュで統一された院内には随所に花や観葉植物が飾られており、リラックスできる。院長の小杉圭右先生は、大学病院や警察病院で長年糖尿病治療に携わってきた経験豊富なドクター。同院では、専門である糖尿病に特化しつつ、かかりつけ医として一般的な内科疾患から甲状腺疾患まで幅広い疾患に対応する。「患者さんが納得して治療に取り組めるよう、きちんとデータを示すようにも心がけています」と語る小杉院長。迅速糖尿病検査機器をはじめ、さまざまな検査機器を活用し的確な治療を施すよう努めている。気さくで穏やかな小杉院長に、これまでの経歴や糖尿病治療に対する考え、今後の展望など幅広く聞いた。

(取材日2019年12月27日)

かかりつけ医として、糖尿病を中心に幅広く診療する

まずは先生のご経歴をお聞かせください。

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大阪大学医学部5年生の時に第一内科の糖尿病教室に誘われたのがきっかけで、卒業後第一内科に入局。その後、糖尿病教室でお世話になった先生方が、その頃新設された滋賀医科大学の内科に移られ、阪大病院で半年ほど研修した後、滋賀医大の第三内科に合流しました。新設大学だったこともあり、京都大学や京都府立医科大学などさまざまな大学の先生たちと交流できたことは、私にとって大きな財産になりましたね。その後、大阪警察病院に25年間勤務。大阪では糖尿病を専門とする医師同士の結びつきが強く、大阪糖尿病協会という組織もあります。患者さんを集め、グループミーティングやサマーキャンプなどを実施。さまざまな大学出身の医師たちが協会の活動を支えています。

糖尿病を専門に研鑽を積まれてきたのですね。

研修医の頃だったでしょうか。糖尿病を専門にするべきかどうか迷っていた時、血糖値をコントロールするのが難しい1型糖尿病の患者さんを診る機会がありました。当時その方は35歳くらいでしたが、発症から約20年が経過し、足の壊疽や失明、腎症などさまざまな合併症を併発。ゆくゆくは人工透析を始めなくてはならないような状態でした。それまでは、「血糖値をコントロールするぐらいそれほど難しくはない」という認識でしたが、その方を診たことがきっかけで糖尿病の合併症の深刻さを実感したんです。それ以来、糖尿病治療に力を注ぐことを決意。合併症の発症を防ぐことで患者さんのお役に立ちたいと願うようになりました。

なぜ開業を決意されたのですか?

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大学病院時代から自分は患者さんに一番近い臨床医のほうが向いていると考えていました。ところが、大阪警察病院の副院長になった頃から、病院経営にも関わるようになりまして。「このままだとますます患者さんを診る機会が少なくなるのでは」と思い、開業について考え始めました。警察病院時代に天王寺区医師会の活動を通じて、先生たちをよく知っていたため、「開業するなら天王寺区で」と考えていました。ここは駅から1分ほどの場所にあり、同じビル内に脳神経外科や泌尿器科も入っています。エックス線検査に関しては、脳神経外科の先生と連携して対応しているんです。当院では、専門である糖尿病に特化しつつ、かかりつけ医として風邪や腹痛、高血圧など幅広い疾患を診るよう努めています。

一人ひとりの患者に合わせた、的確な治療を心がける

糖尿病治療に対するお考えをお聞かせください。

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私が患者さんを診察できるのは、月に1~2回ほど。つまり、大半はご自身で血糖値をコントロールしていただかなければなりません。患者さんが自己管理できるようお助けすることが、当院の役割。食事指導や運動指導などを行う面で看護師や管理栄養士の果たす役割は大きいですね。現在、主に常勤と非常勤の管理栄養士2人が栄養指導を行ってくれています。患者さんお一人お一人の職業や生活リズムは異なるため、モチベーションを保つにはそれぞれの患者さんに合った指導が大切。当院では筋肉量や体脂肪を測定する機械も導入して、「足の筋肉が足りないからもう少し歩きましょう」など具体的に指導するよう努めています。また薬物療法が必要な方のために、インスリン製剤も複数種類ご用意させていただいています。

一人ひとりに合わせた治療を心がけているのですね。

加えて、患者さんが納得して治療に取り組めるよう、きちんとデータを示すようにも心がけています。クリニックでは珍しく迅速糖尿病検査機器も備えており、当日中に糖尿病の指標となるHbA1cの値などをお伝えすることができます。ご自分の状態がわかるため患者さんにとってもメリットが大きいのではと思います。また、私は糖尿病の合併症の1つである動脈硬化症の診断にも力を入れてきました。頸動脈エコーを用いて頸動脈の動脈硬化を調べることで、全身の動脈硬化がどれぐらい進んでいるかもある程度推測できます。その検査手法は、大阪警察病院時代から実践していたんです。動脈硬化は自覚症状がほとんどないうちに進行するため、早期発見が非常に重要になります。

甲状腺疾患の治療についても教えていただけますか?

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女性を中心に甲状腺疾患を患う方も多くいらっしゃいます。特にご高齢の方の場合、甲状腺機能低下症は認知症と間違えられやすい病気。甲状腺機能が低下すると、物忘れなどの症状が現れることがあるからです。徐々に病気が進行するため、ご本人も気づいていないことが多いですね。当院では、1時間ほどで検査結果が出る迅速甲状腺ホルモン検査機器も導入。必要に応じて検査させていただくようにしています。検査結果を見て、薬を処方させていただくこともありますね。他に、心電図検査機器も備えています。循環器内科が専門である息子が月2回診察に来てくれています。地域のかかりつけ医として幅広い疾患を診療。専門性の高い疾患の場合、提携する医療機関と連携して対応させていただくよう努めています。

食事指導や運動指導を、いっそう充実させていきたい

クリニックの内装やロゴマークにもこだわりがあるようですね。

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院内は、明るく落ち着いた雰囲気にするよう心がけました。患者さんにゆったりとリラックスして過ごしてもらいたいという想いから開業時には待ち合いスペースの広さにはこだわりました。また、院内に飾っている花や植物は、妻が院内が明るくなるように気を配って手入れしてくれています。時には患者さんが持ってきてくださることもあり、当院のことを気にかけてくださる方も多く、とてもありがたいですね。クリニックのロゴマークは、スギをモチーフにしました。開業前に屋久島に行く機会があったのですが、屋久杉の場合、樹齢100年ぐらいでも「小杉」と呼ばれるそうです。ロゴマークには、私自身これからさらに大きく成長しながら患者さんを支えていきたいという想いを込めています。

休日はどのように過ごされていますか?

休みの日は、ジムに通うことが多いです。ストレッチをしたり走ったりしています。実は、歌うことも好きで、大学時代は男声合唱団に所属していたんです。全学の部活動だったため、いろいろな学部の人たちと交流。「調子が悪いから診てよ」と当院に来てくれる友人もいます。今は忙しくて参加できていませんが、演奏会にもよく誘われますね。

今後の展望についてお聞かせください。

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糖尿病の患者さんに対する食事指導や運動指導に力を入れていきたいですね。運動指導はまだまだ不十分な面もありますので、いっそう充実させていきたいと思っています。また、糖質制限食とも呼ばれ最近話題になっている低炭水化物食について、患者さんから意見を求められることもあります。そういったことについても正しく理解し、患者さんの疑問にお答えできるよう努めていきたいです。スタッフたちにも協力してもらい、患者さんをより良くサポートしていくことをめざしています。

最後に読者に向けたメッセージをお願いします。

人間ドックで、元気に見えるお若い方に異常が見つかることもあり、自分では病気に気づかないことも多いです。年に1回ぐらいはご自分の体を見直すためにも、検査を受けていただきたいですね。幸福な生活を送る上で、健康は大切。スタッフ一同皆さんが健康を保てるよう、お支えしたいと思っています。ただあくまでも、治療を継続する上で主体となるのは患者さんご自身。特に糖尿病の場合、自己管理は欠かせません。当院では、患者さんが嫌がる治療を無理強いしたりしないようにしていますし、できるだけ来院しやすい雰囲気づくりを心がけていますので、どうぞお気軽にご相談にいらしてください。

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