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向久保 寿恵 院長の独自取材記事

パンジー皮膚科クリニック

(さいたま市浦和区/浦和駅)

最終更新日:2019/08/28

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浦和駅近くにある「パンジー皮膚科クリニック」は、院長はじめ女性スタッフがそろうクリニック。スタッフ全員が子どもを持つこともあり、子連れでも安心して通うことができる。院長は向久保寿恵先生。優しい語り口から患者を思う気持ちが感じ取れる向久保院長に、得意とするアトピー性皮膚炎の治療や、自身が実践しているスキンケアについて聞いた。
(取材日2016年8月8日)

パンジーのように親しみのあるクリニックに

開業に至るまでのご経歴をお聞かせください。

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大学卒業後、医師になってしばらくは東京都内におりましたが、主人の仕事の関係でシンガポールに4年ほど滞在し、日本人向けのクリニックで皮膚科医として働いていました。帰国後は、私の出身地である埼玉に住みたいと思っていたので、家族と相談して浦和に。開業にあたっては、「自宅に近いところで密着して診療を行いたい」ということと、「小児皮膚科を中心にしたい」と思っていたので、幼稚園や小学校の近くで場所を探し、たまたまご縁があってこちらで開業することになりました。クリニックのモチーフのパンジーは生まれ育った鴻巣の市の花なんです。春になるといたるところに咲いている親しみのある花ですが、この花のように、地域に根差した診療がしたいと思っています。また、私が今こうして医師として診療ができるのも私一人の努力だけでなく、たくさんの方のおかげ。それを忘れないように、という意味も込めています。

とても優しい雰囲気のクリニックですね。

待合室は緑を基調に、男女問わずホッとできるような空間にしました。診察室をピンクにしたのは、お子さんがピンクが好きなのと、女性が優しい気持ちになれる色だから。心を開けるような雰囲気にしたかったんです。キッズルームを設置しているのですが、とても評判が良いですね。みなさん、しっかり待っていてくださいますよ。お子さんが来るときは、その子だけでなくお兄ちゃんだったり下の子も一緒だったりすることが多いので、作って本当に良かったです。

どのような患者さんがいらっしゃいますか?

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予想以上にお子さんが多くてびっくりしています。特に1歳未満の赤ちゃんがたくさんいらっしゃいますね。生まれてから1歳までは短期間で体が変わっていく時期で、生まれた季節によっても変わるため、治療では一人ひとりに合ったスキンケアを行っていきます。「アトピー性皮膚炎なのでは?」という質問もよくいただくのですが、中には予防的にステロイドを使い続けている方や、逆に「ステロイドは怖い」という漠然とした知識でこれまでの治療がうまく進んでいなかった患者さんもいらっしゃいますので、正しい使い方を丁寧にご説明しています。大人の方だと化粧品トラブルと、乾燥によるかゆみですね。顔の保湿はしていても体の保湿ができていなかったり、毎日のお風呂でたくさん石鹸をつけて洗っていたらかゆくなってしまったり、という方もいらっしゃいます。使っている化粧品をすべて教えていただいたり、生活習慣などもお聞きしながら治療を行っていきます。

患者の悩みをしっかり聞き出し、受け止める

先生が患者さんと接する上で気を付けていることを教えてください。

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まずは患者さんの悩みをしっかり聞き出して受け止めることを第一に考えています。できるだけゆったりと時間を取り、最後まで思っていることを言えるような診察の雰囲気づくりには気を使っています。病は気から、と昔から言われていますが、まさにその通りだと思っていまして、医師と患者の信頼関係がきちんと結ばれて、患者さんも治ると思ってお薬を塗ったり治療にあたってくださるほうが治りが良いような気はしていますね。具体的には、治療以外の話も聞いてあげたり、必ず患者さんが診察室を出るときには顔を見て「お大事に」と声をかけるようにしています。虫刺されの治療で来られた患者さんが「実は今まで誰にも言えなかったんだけど」と本当の肌の悩みを打ち明けてくださることも結構ありまして、そういうときは来ていただいてよかったと心から思います。

得意としている治療はありますか?

大学ではアトピー性皮膚炎の外来に所属してましたので、お子さんから大人まで経験は多く積んできていますね。アトピー性皮膚炎の治療というのは、患者さんのバックグラウンドによって治療は全然変わってきます。例えば、1日1回しか塗る時間が取れないような方に「2回塗ってくださいね」とお薬を出しても、なかなか思うようにはいきません。基本的には患者さんのセルフケアになりますので、どのように説明して上手にコントロールしていくか、という部分はしっかりと調整していきます。あとは、3日塗ったらこうなるよ、5日塗ったらこうなるよ、という状態をある程度伝えておいてあげると、患者さんも安心して塗っていけるようですね。そういうアドバイスができるのは、通っていた大学がアトピー性皮膚炎の患者さんの入院治療を積極的に行っており、私たち自身で薬を毎日塗って包帯を巻いて、ということを行ってきた経験があるからだと思っています。

レーザーによる治療も行っているのですか?

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脱毛器を準備しています。脱毛や剃毛のトラブルはとても多く、もともと皮膚炎などをお持ちの方が自己処理をしてさらに悪くなって、という繰り返しに陥っている方をたくさん見てきました。そういう方に安全な脱毛ができたら、という思いで導入しています。やはりいくつになっても女性はきれいでいたい、という思いもありますよね。顔映りを健康な頃に戻したい、という方には当院でも治療を行っています。

言いづらいことも言えるような雰囲気づくり

先生ご自身の健康管理やスキンケアについてお聞かせいただけますか?

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食事がすべての基本になってくると思うので、なるべく食に時間をかけたいな、と思っています。例えば調味料であれば化学的なものが含まれていないものを選んだり、発酵食品も意識的に摂取したりするようにしていますね。疲れたときには甘酒も飲んでいます。スキンケアについては、何もしないでシンプルに行くのが一番だと思っているので、朝は化粧水と日焼け止めだけ。アイメイクはしますが、基本的にファンデーションは使いません。肌の底力を上げてあげると、そんなに必要なくなるんですよね。夜も、私の肌質的には化粧水だけで十分。逆にやりすぎるとバランスを崩してしまうんです。もちろん個人差があるので、保湿がしっかり必要な方もいらっしゃいますよ。化粧水はビタミンCが入っていて、ピーリング効果があるものを使用しています。余分な角質を取ってあげるものを使うと、5年後、10年後の肌が変わってきますよ。

子育てと仕事との両立は大変では?

幼稚園の年長さんと小学校6年生の女の子がいるのですが、やはり私一人ではサポートしきれない部分もありますので、家事や学校行事などは主人と分担しながら行っています。とても感謝していますね。休日はなるべく子どもと過ごす時間を多くとっています。ここにもたまに来るんですよ。裏にスタッフルームを広めに用意していて、自分の子どもだけでなくスタッフのお子さんもいざというときは待てるようにしていて。スタッフは全員子どもがいますが、同じ世代の女性同士ということで、子どもの急な発熱などのトラブルがあってもお互い快く交代できたりと、気持ち良く働けていると思います。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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最近、一番気になっているのが足のケアです。足の裏にはもともと横にアーチがあるのですが、これがだんだんぺちゃんこになってしまう開張足という症状があり、開張足になると足の裏にタコや魚の目ができたりして、歩き方に影響を与えて筋肉のバランスが崩れてしまうんです。これは外反母趾の原因になったりもするのですが、低年齢化がどんどん進んでいることが心配です。靴が合っていない、小学生からヒールの高い靴を履き始めるといった原因が考えられるので、きちんと靴屋さんで相談してください。足が悪くなると、体全体のバランスも崩れてしまいますから、ぜひ大切にケアしてください。心配なことがあれば、どんどん質問に来てください。「心配事があるけど言えない」という方もとても多いので、話しやすい雰囲気づくりを常に心がけ、なんでも相談していただけるよう、これからも頑張っていきます。

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