全国のドクター8,992人の想いを取材
クリニック・病院 161,454件の情報を掲載(2020年2月21日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 新宿区
  4. 落合南長崎駅
  5. Modoon Dental
  6. 姜 フランチェスカ静姫 院長

姜 フランチェスカ静姫 院長の独自取材記事

Modoon Dental

(新宿区/落合南長崎駅)

最終更新日:2019/08/28

174450 df 1 main 1438070343

都営大江戸線落合南長崎の駅から徒歩1分という好立地の「Modoon Dental(モドゥーンデンタル)」。不思議な響きを持つモドゥーンという言葉は、院長の姜(かん)・フランチェスカ静姫(ジョンヒ)先生が考えた「母の導く音」という意味の造語だそうだ。シドニーで歯科治療に携わった経験と帰国後に勤務したクリニックでの経験は、何ものにも代え難いと話す姜院長。そこで得た知識や患者への思いを、クリニックづくりにも生かしている。高齢化が進む現代で自らの使命を心に刻み、全身の末永い健康に貢献する噛み合わせ治療や、医科との連携にも注力。そんな姜院長に、治療への思いや診療のポリシーについて話を聞いた。
(取材日2017年12月12日)

海外で学んだ経験を生かし、質の高い治療をめざす

先生のこれまでのキャリアを聞かせていただけますか。

1

大学を卒業してから3年ほど、横浜市内や都内の歯科クリニックで保険診療での治療に携わっていました。駅前のクリニックで1日100人くらいの患者さんを、当時まだ新人だった私を含めて2人の歯科医師がせわしなく治療していました。患者さんの顔を覚えている余裕もなく、治療というよりも作業になっているような感じでした。それを負担と感じ歯科医師を辞めたいと思うようになり、結婚を機に逃げるようにシドニーへ移り住みました。ところが、結局またシドニーで歯科の世界に戻ることになったのです。しかし日本を出てみると、「こんな治療ができる」「こんな材料がある」と、外の世界に驚くばかりでした。その頃恩師に出会い、歯科医療の基礎や歯科医師としての生き方、そしてひ孫の代まで患者さんを診れる人としての姿勢を学びました。帰国後は都内のインプラント専門の歯科医院に開業まで勤務していました。

シドニーの歯科治療はどんな部分が日本と違いましたか?

オーストラリアには医療保険制度がないため、すべてが自由診療です。日本では保険でできる治療が、何百ドルもかかります。医療保険の制約がなく、常にベストな治療法や材料を探していくため、日本の保険診療の範囲内では出会えなかった材料にたくさん巡り会うことができました。もう一つは滅菌です。シドニーでは消毒や滅菌は徹底していて、専属のスタッフがいるくらいです。当院でそれに近づけたいと思い、通常の滅菌システムよりももっと高いレベルで滅菌できるとされるクラスBを導入しています。私たちの手に触れる治療機器のほとんどをラッピングして、粉塵を吸い込む口腔内バキュームも導入。滅菌供給業務の専門的な講習を受けたスタッフも在籍しています。

先生はチーム医療も重視なさっているそうですね。

2

当院はありがたいことに長年勤務してくれるスタッフが多く、現在のスタッフもほとんどが開院時からのスターティングメンバーなんです。彼女たちは複数のクリニックで経験を積んできたプロなので、私も彼女たちの実力に見合った治療をしなければいけません。その適度な緊張感が、私の仕事のモチベーションにつながっています。当院のスタッフは「指示されてから動くのではなく、指示される前に動く」ということをモットーに高いプロ意識を持っています。私から「あれをやりなさい」などと指示することはありません。自ら学びたいという意識が強く、さまざまな講習会へ積極的に参加しています。最近では軽度認知障害のセミナーを受けに大阪まで通っているスタッフもいます。スタッフとともに成長していける医院をめざしています。

噛めない・食べられない状態を阻止するのが歯科の使命

院内設計などで、特にこだわった部分はありますか?

3

患者さんが入りやすいクリニックを実現するために、入口から診察室が真っすぐ見通せるようにしました。患者さんが気軽に声をかけてくれて、私たちもそれに応じることができるような、人間同士が通じ合える関係をつくりたかったからです。そしてもう一点、一日の半分以上をともにするスタッフのスペースである、スタッフルームやスタッフ用トイレにも気を配りました。スタッフが休憩時間に外出しなくてよいように、できるだけ居心地良くつくりました。またModoon Dentalという珍しいクリニック名は、「母が導く音」と言う意味の造語です。シドニーでは家に自由に屋号をつけることができるのですが、シドニーで出産した息子が1歳になった頃に、購入した家につけた屋号がModoon(モドゥーン)だったのです。息子の成長とともに家に人が集まり、光やぬくもりにあふれている場所に……という想いでつけた名前です。

先生が得意とされている治療について聞かせてください。

噛み合わせ治療とインプラント治療が得意です。しかしインプラントはあくまでも補助的な治療方法の一つであり、最も大切なことは噛み合わせを整えることだと考えています。長年の歯ぎしりや食いしばりを放置して咬合崩壊を起こしたり、顎の骨格が歪んで顎関節症を発症している方もいらっしゃいます。合わない入れ歯を使い続けることで「噛めない・食べられない=口腔内が衰えてきている」という状態になっている高齢の方も多いです。口腔機能が衰えれば全身疾患の進行が加速するといわれています。それを防ぐのが私たち歯科医師の使命だと思います。例えば総入れ歯を数本のインプラントで固定するインプラントオーバーデンチャーのように、機能低下を防ぐためにインプラントを活用することもできます。失った歯を補うためだけでなく、噛める状況を維持する目的でもインプラントを活用していくべきだと思います。

先生が患者さんと接する時に心がけていることは何ですか?

4

私が歯科医師になった頃よりも、近年は患者さんの医療費負担の割合が上がっています。すべての患者さんが歯科治療に十分なお金をかけられるとは限りません。治療費を懸念して、治療を躊躇する方もいっしゃいます。中には自費診療はお金がかかるので、あらゆることを保険診療で済ませたいと考える方もいるでしょう。こういった患者さんの意識を変えていく必要があると思っています。患者さんには自分の受ける治療や服用する薬、自分のコンディションを知っていただき、「医師に治してもらう」というスタンスではなく、自分を守るために医師と協力していくという意識を持つ必要があります。それを理解していただけるように、私も患者さんに丁寧にお伝えしていきたいです。

歯科に留まらず、医科と連携して超高齢社会に備える

医療連携にも注力しているそうですね。

5

超高齢社会であることはもちろんですが、若い方でも高血圧や糖尿病などの疾患を持っている方が多いです。例えば歯と鼻は近いので、歯が原因で蓄膿症が発症している可能性もあります。また持病を持っているということは、必ず体のどこかに負担がかかっているので、その部分にまで目がいくような知識を得て治療を行いたいと思っています。医科との医療連携のために、各分野の先生方より勉強させていただいています。今は麻酔科の先生と連携して、恐怖心の強い患者さんや、抜歯時、インプラント手術時などに鎮静麻酔を使用した治療も行っています。全身疾患治療を受けている方は歯科治療を行う際にさまざまなことに留意する必要があるので、大学病院の歯科を勧められることが多いようですが、当院ではそのような患者さんも可能な限り受け入れるようにしています。患者さんのかかりつけ医療機関と当院が、連携すれば治療は可能になりますからね。

先生が歯科医師をめざしたきっかけは?

私は化学や生物が好きだったので、最初は昭和大学薬学部に入学しました。しかし卒業後の進路を考えたときに、人と触れ合える仕事をしたいと思い、同大学の歯学部に入り直しました。特に両親が歯科医師だったわけではないですが細かいことをするのが好きだったので、じゃあ歯学部にしようと(笑)。今考えてみると、とても安易でしたね。

読者にメッセージをお願いします。

6

最近は共働き家族も多く、お子さんが一人で来院することも増えていまして、親御さんと直接お話ができないこともあります。お子さんが来院時、すでに虫歯だらけということも。お忙しいとは思うのですが、できれば12歳くらいまでは親御さんが仕上げ磨きをしてあげてほしいです。また、最近は食いしばりするお子さんも増えていますので注意が必要です。当院では歯ぎしり、食いしばりは顎関節、歯の磨耗、破折、顎の骨が溶けてしまうなどさまざまな悪影響を及ぼすことがあります。その予防のためのマウスピースを保険診療で作成できますので、お気軽にご相談ください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access