おひさまクリニック

おひさまクリニック

金高 太一院長、金高 清佳副院長

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感染症や薬など情報の正しい理解が大切

―お二人が診療で心がけているのはどんなことですか?

【金高院長】子どもがかかりやすい流行性感染症については、特に詳しくご説明しています。患者さんによっては治療がうまくいかず重症化するケースもあり、最初にしっかり検査をし治療を組み立てる必要があるんです。僕はワクチンをしたほうが良いという考えなので、接種もれの対応や同時接種も積極的に行います。なるべく無駄な薬を出さないこと、特に抗生物質を希望されたときは濫用しないよう注意も必要です。副作用もありますし、抗生物質を使い過ぎることで社会全体として感染症を抑えきれなくなるリスクを抱えることがあるからです。
【清佳先生】耳鼻科はその場で見て検査を行い、治療できるというのが強みです。しかし、それが逆にお子さんを怖がらせてしまう場合があり、大人でも緊張されることがあります。ですのでなるべく痛みなく手早く処置することを心がけています。フレンドリーな声掛けで緊張を和らげてあげたいと思いますね。

―医師をめざしたのはどのようなきっかけからですか?

【金高院長】医療関係者が多い家系で、医師かそれ以外でと考えたのですが、社会に役に立つ仕事で手に職をつけるのはやはり医師だろうと思い決めました。総合診療医になろうと考えて勉強会に出ていたのですが、なかなか研修できる場所がなく、小児科に決めたという面もあります。子どもと接するのは楽しいですね。小児科は、病気と一緒に発育と発達を見ていくのが楽しみでやりがいを感じています。
【清佳先生】将来の道を考えたときに、「女性として自立し、一生涯続けられる仕事をしたい」と思ったんです。横浜の大学を卒業し、研修医として仲間とともにたくさんのことを学びました。耳鼻咽喉科を選んだ理由は、一つの科で基本的に診断から治療までできること。そして幅広い年齢層を対象とし、手を動かす外科的な治療や、内科的なめまいや難聴の治療など総合的に診られる科であることが魅力的だったからです。

―印象に残る患者さんとのエピソードはありますか?

【金高院長】研修医時代は膠原病と感染症をメインに勉強していました。当時の経験で、熱が続いて発疹が出る子がいて膠原病らしかったのですが、診られる先生がいなくて他の先生や病院と相談し、やっと確定診断がついたことがありました。小児科で膠原病やリウマチを診る病院は多くありませんし、今までいた大学病院も全国から患者さんが来院されていました。
【清佳先生】耳鼻咽喉科の勤務医として初めての大学病院では、入院患者さんを長期的に診ることが多く、当時の患者さんたちのことをよく覚えています。がんの患者さんが多く、末期で亡くなられる方もいました。ある患者さんでとてもよく話をしてくださった方がいて、今ふとその方のことを思い出しましたね。

記事更新日:2017/11/15


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