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後藤 哲人 院長、後藤 哲哉 先生の独自取材記事

後藤歯科医院

(相模原市中央区/淵野辺駅)

最終更新日:2019/08/28

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淵野辺駅から徒歩約4分、この地で60年以上にわたって地域の健康を支えてきた「後藤歯科医院」。同院の特徴を尋ねると、「先代からよく言っていることですが、特徴のないのが当院の特徴です」と後藤哲人院長は答えてくれた。その真意は、「患者さんの気持ちに寄り添い、口腔機能を回復するための治療を粛々と続ける」意味だという。その幅広い診療は、先代院長である後藤哲哉先生と、長男の哲人院長が2人とも歯科口腔外科出身であることに由来する。歯科医院は口腔内だけ診るもの、という既成概念にとらわれず、口腔を通して全身の健康まで見据えて治療にあたっている。何かあったら頼れる。そんな頼もしい同院を親子で支えている哲哉先生と哲人院長に、クリニックの過去と未来について語ってもらった。
(取材日2018年3月27日)

親子3代で60年以上も地域の口腔の健康を見守る歯科

歴史あるクリニックだと伺いました。

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【哲哉先生】私の父が開業したのは1957年ですから、60年以上もここで診療を続けていることになります。今日まで続けてこられたのも、長い間信頼してくださっている患者さんのおかげ。開業当初に20歳で来院され80歳になった今も通い続けてくださっている方もいます。時代とともに変化する患者さんのニーズに応えるため、当院はなんでも相談いただける地域のかかりつけ医として、幅広く対応できる体制を整えてきたつもりです。私も、長男である現院長も歯科口腔外科出身なので、一般歯科のほか、親知らずの抜歯や口腔内の腫瘍、事故による外傷治療といった外科的処置から顎関節症、口腔乾燥症(ドライマウス)まで、幅広い領域を得意としています。

歯科医師をめざしたのは、やはりご家族の影響でしょうか?

【哲哉先生】私の場合は、父の背中を見て、というのとは少し違いました。高校を卒業して入った大学は経営学部で、大学卒業後は2年半ほど会社勤めもしています。一般の会社に勤めているうちに、医療の魅力にあらためて気づき、社会貢献したいという思いが強まったのが転身のきっかけでした。
【哲人院長】僕は、先々代と先代の背中を見て育ったので、物心ついた時から自然と歯科医師の道に進みました。歯科の中でも歯科口腔外科を選んだのは、口腔を通して全身を診るという面白さがあったから。口腔外科では粘膜疾患や口腔乾燥症など、全身疾患を背景とした疾患の診療にあたるため、医科的な視点を持って治療をしないといけません。全身疾患を理由に治療をお断りすることなく、当院の患者さんは最後まで当院で診ていく責任があると考え、内科的知識の習得やリスク管理について院内スタッフと共有し、できるだけ幅広く対応できるよう、準備を整えています。

哲人院長は2014年にこちらの歯科医院で診療を始められたそうですが、それまでのご経歴を伺えますか?

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【哲人院長】大学卒業後は、1年の研修期間を経て大学院へ進み、扁平苔癬(へんぺいたいせん)という、皮膚や口腔粘膜に生じる炎症性の疾患を研究していました。学位取得後は、大学病院や総合病院の歯科口腔外科で12年ほど勤務医として研鑽を積みました。大学病院や総合病院に受診される患者さんは、診療所では治療が困難なケースが中心で、がんの治療、顎の骨折の処置、顎の骨の中に深く埋まっている親知らずの抜歯といった外科的な治療のほか、他科と連携して全身疾患がある方の歯科治療も行うなど、さまざまな経験を積ませていただくことができました。と同時に口腔機能を回復することが患者さんのQOLにとっていかに重要であるか痛感しました。今後はこの経験を生かし、地域の患者さんに貢献していければと思っています。

顎口腔機能の回復を主眼に幅広いニーズに対応

こちらではどんな治療が受けられるのでしょう?

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【哲人院長】当院では「基本の保険診療をしっかり行い、口腔機能を回復する」ということを基本理念としています。虫歯や歯周病治療はもちろん、顎関節症や口腔外科治療など、口腔を総合的に診ることで顎口腔機能を回復することに重点を置くという意味ですね。ただ、患者さんのニーズの多様化とともに、歯科医療も進化し、さまざまなものが登場しています。地域のかかりつけ医として「なんでも相談に乗る」というのも重要な役割です。できるだけ幅広い分野をカバーしていきたいと考えています。例えば、入れ歯に不快感が強くて使用できない患者さんへのインプラント治療、オールセラミックやジルコニアなどの人工歯を使った、いわゆる審美歯科。金属のかぶせ物が見えるのでにっこり笑えないと悩んでいる方に白い歯を提供することで、素敵な笑顔になっていただける、そんな思いから精神的にも配慮し、審美歯科的な治療も行っています。

機材や設備面での特徴を教えてください。

【哲哉先生】数年前に院内をリニューアルして完全バリアフリー化しました。また歯科ユニットを減らして仕切りをつくることでプライバシー保護を重視するとともに、院内を明るく、開放感を持たせるなど患者さんの緊張を少しでもほぐせるように配慮しています。
【哲人院長】当院は近隣の医療機関から紹介された患者さんも多く、さまざまな疾病をお持ちの患者さんが来院されるため、全身管理しながら治療できるよう生体モニターを導入しました。患者さんご自身でもご自分の健康状態に関心を持っていただけるよう、待合室には自動血圧計も設置しています。また、留学生の患者さんが一時帰国した数日の間に治療を終わらせたい、という相談を受けたことがきっかけとなり、コンピューター制御によりかぶせ物がその場で作れるCAD/CAM冠作製システムを導入しています。

衛生面もとても気を使っておられるようですね。

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【哲哉先生】診察室には、治療中に発生する粉塵が飛散しないよう口腔外バキュームを、待合室など随所に空気清浄機を置くなど、院内感染対策を徹底しています。
【哲人院長】勤務医時代に大学病院の感染対策チームで活動した経験から、感染対策について研鑽を積んできました。この経験からさまざまな背景を有する患者さんに幅広く対応が可能です。

スタッフとの共同、診療の質の向上をめざして

院内のコミュニケーションはどうとられていますか?

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【哲人院長】院内のさまざまな問題や基本的スタンスを共有するためには、常に意見を交換し合い情報を共有することが大切と考えており、スタッフミーティングを頻回に実施するようにしています。当院では、アクシデントや問題点などについてどんなに小さなものでも必ずレポートにまとめ、その対応について適宜ミーティングで話し合っています。例えば、院内で患者さんがつまづいた場合、動線や声かけなど誘導方法について全員で解決策を考えレポートに残します。業務は増えてしまいますが、習慣化にすることで「どうしたら満足度の高いクリニックになっていけるのか」スタッフ自ら考え行動し、医療従事者としてのモラルも保たれると考えています。最近ではスタッフのほうから提案される事案も増え、本当の意味でのパートナーになってくれていると感謝しています。

歯科医師以外の治療スタッフも、全員歯科医療のスペシャリストと聞いています。

【哲人院長】はい。というのも、歯科の治療というのはほとんどが外科的な処置といえるからです。歯周病治療の一つであるフラップ手術やインプラント治療だけではなく、歯を削るのも歯を抜くのも、すべてが手術のようなもの。外科の手術で執刀医のアシストをするのは、専門的な知識を持った助手ですよね? そういう意味で、歯科医師のアシストをするのも、歯科医療の知識を持った歯科衛生士や、歯科医師会の講習を受講した歯科助手が望ましいと思っています。専門知識に富んだスタッフが治療中に歯科医師の横にいることで、ダブルチェックとなり医療事故リスクを下げ、歯科医療の質の向上にもつながると考えています。

今後の展望についてお聞かせください。

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【哲人院長】総合病院で医師と歯科医師をはじめ多職種が連携しているように、この淵野辺という地域全体で連携し、包括的な医療が提供できるようになればいいなと思っています。淵野辺駅の周囲にもいろいろな診療科のクリニックがありますが、多職種が必要に応じて患者さんの情報を共有し、地域全体で総合病院の役割を果たせれば、患者さんの得られるメリットも大きいと思うんです。まだまだ時間がかかると思いますが、いずれ実現したいですね。

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