内科医と泌尿器科医の視点を持ち
幅広い相談ができるかかりつけ医
新座 Area Five Clinic
(新座市/新座駅)
最終更新日:2024/05/15


- 保険診療
- 自由診療
泌尿器疾患を患う人の中には「内科で薬を処方されたが、泌尿器症状が改善しない」という人もいるという。これは泌尿器疾患が、内科の処方だけでは治療が難しいケースもあることを意味している。2023年、新座駅に移転開業した「新座Area Five Clinic」は内科・泌尿器科・皮膚科・性感染症内科を扱うクリニックだ。院長の鮫島剛先生は、内科医と泌尿器科医、両方の視点から泌尿器疾患を診察。「かかりつけ医の役割は、患者さんの話をよく聞き、状態を見極め、必要な指導をすること。加えてメンタルケアなど心療内科的な部分も大切になります」と語る。クリニックの役割や強み、男性でも悩んでいる人が多いという尿漏れについて鮫島院長に話を聞いた。
(取材日2024年4月26日)
目次
生活習慣の見直しとメンタルケアで、生活習慣病や尿漏れなどの泌尿器科疾患に広く対応
- Qクリニック名の由来や診療内容について教えてください。
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A
▲新座駅北口から徒歩1分
診療所が入居しているビルが「Area Five」というビルで、オーナーさんに許可をもらってお名前を拝借しました。ランドマークとして共に認知度を高めていければいいなと思っています。前身は「ひまわり診療所」という名称で新座の馬場で10年ほど開業していました。その頃からの患者さんが通院してくださり、診療科目は継続しています。移転後は新たに性感染症内科と隔離室を設け、発熱の方の診療も開始しました。
- Q町のかかりつけ医としてどのような方針で診療を行っていますか?
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A
▲泌尿器科医として長年のキャリアを積んできた鮫島院長
専門は泌尿器科になりますが、開業後は尿失禁によるおむつかぶれで始めた皮膚科診療や、町のお医者さんとして検診、風邪や花粉症、高血圧、脂質異常症管理などにも携わるようになりました。高齢者認知症施設の嘱託医もしていましたので認知症、物忘れの診療もしています。日曜診療も行っているので休日しか医療機関に通えない方には重宝がられています。自費診療になりますが点滴療法も行っているので、使い勝手はいいと思います。
- Q泌尿器科と内科の視点を持っている強みを教えてください。
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A
▲生活習慣のアドバイスなどのほか、漢方薬なども取り入れている
普段かかりつけの先生には血尿が出たとか、痛みがあるとかは伝えられても、トイレが近いとかちょい漏れのことは言い出しにくいようで、長く受診されていても一人で抱え込んでしまっている方が多いようです。今更ですが、一般的には泌尿器科を受診するハードルは高いんだということに気が付きまして、一般診療のついでに伝えていただけますと幸いです。恥ずかしいのはもちろんですし、歳だから仕方ないと言ってしまえばそうなのですが、もっと早く来ればよかったとおっしゃる方も多いです。また、排尿障害は泌尿器科単科としてではなく、高血圧、脂質異常、認知症などの結果として現れることがありますので、併せて診療するようにしています。
- Qちょい漏れについての相談も多いと伺いました。
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A
▲気軽に来院してほしいというこだわりの詰まった院内
造語ですがわかりやすい言葉ですよね。男性では「排尿後尿滴下」という症状で、文字通り排尿を終えた後に意図せず少量の尿が漏れる状態です。球部尿道内の残尿が原因で、排尿後に会陰部尿道を押し上げて絞り出すと出せます。早ければ40代から症状があり。尿勢低下、夜間頻尿、尿意切迫感などの他の排尿症状との併存や勃起障害との相関も報告されています。骨盤底筋の脆弱化による尿の絞り出し障害が原因の一つとして考えられ、骨盤底筋訓練、生活習慣指導、行動療法と、状態投薬を併せて行っています。排尿障害は原因が多岐に渡りますので、可能な限り外来で検査・治療をし、必要がある場合には外部の医療機関に紹介をさせていただいています。
自由診療費用の目安
自由診療とは点滴療法2000円~