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鮫島 剛 院長の独自取材記事

新座 Area Five Clinic

(新座市/新座駅)

最終更新日:2024/02/08

鮫島剛院長 新座 Area Five Clinic main

「偶然に話が飛び込みとんとん拍子に進み、これまでの患者さんが通える距離で、利便性も良いことから、移転することにしました」。そう話すのは、16年間診療を続けた新座市馬場の「ひまわり診療所」から、JR武蔵野線・新座駅北口AreaFiveビル1階に「新座Area Five Clinic」として、移転開業した鮫島剛院長。東京医科大学卒業後、複数の医療機関で専門外領域の研鑽も重ねてきた日本泌尿器科学会泌尿器科専門医だ。診療内容は、泌尿器科、内科、皮膚科、訪問診療などさまざまな要望に広く応じる。「それが私みたいな町医者の存在できる理由だと思うんです」と言う。「その人、その時、その時代に合った一番いい選択ができるように常に心がけている」と語る鮫島医師に、詳しく話を聞いた。

(取材日2023年6月23日/情報更新日2023年11月22日)

移転後も町のかかりつけ医としての診療を継続

まずは、これまでの歩みを教えてください。

鮫島剛院長 新座 Area Five Clinic1

私は東京の下町育ちで、毎日自転車を乗り回していた子どもでした。早くから本をよく読んでいたと聞いています。父が開業医でしたが、私が小さい頃に亡くなったので、将来について話をしたことはありません。ただ自宅に医院が併設されていたので、医師や病院が怖いと思った記憶はなく、医療を身近なものと感じていたのかもしれません。大学は東京医科大学、空手部へ進学(笑)。当時は体育会系縦社会で返事はすべて「押忍」。ですが見事に染まってしまって。性に合っていたようです。その後は、先に泌尿器科へ入局していた先輩に「お前はうちに入局な」と勧誘いただき「押忍!」で将来が決まりました。あの頃は「押忍!」しか許されませんでしたから。

臨床に入ってからはどのような日々だったのでしょう。

卒業後、大学病院から勤務が始まりました。当時は病院での勤務が終わっても、朝まで当直勤務が当たり前な時代でした。心臓マッサージ、糖尿病コントロール、切創の縫合、他にも「じんましんが出た」「血圧が高い」「熱を出した」「眠れない」など、専門領域以外のことも経験をしました。特に阿見町の大学病院分院では皮膚科、泌尿器科、耳鼻科、小児科、眼科、精神科の医師がそのすべての領域の救急患者を診るシステムがありました。病院全体がオープンな空気で内科、外科、整形外科、いろいろな先生にも学ぶことができました。当時は大変でしたが、そういう土台があったから現在の開院につなげることができました。

開院されてからも、訪問診療をはじめいろいろな勉強をされてきたとか。

鮫島剛院長 新座 Area Five Clinic2

はい。外科、内科、皮膚科の外来診療に加えて、認知症施設や個人宅への訪問診療を行っていました。当初は外来に患者さんが来ず暇を持て余していましたが、診療時間以外の時間は勉強会へ参加し、同級生には心電図やレントゲン画像の読み方を朝まで指導してもらったり、後輩先輩医師はもちろん、救急車に同乗して搬送先の先生に、教えを乞いました。新人時代並みに忙しく、スタッフの方に往診車を運転してもらい移動中に睡眠をとっていました。スタッフの方々には、病院時代とは違う患者さんに対する接し方から玄関掃きまでいろいろ教えていただきました。

専門領域以外でもよく話を聞き、できる限り応える

さまざまな症状でご来院される中、特に多かった症状は何ですか?

鮫島剛院長 新座 Area Five Clinic3

何が多かったと言われると答えられませんが、最近の印象では帯状疱疹、梅毒が増えている印象です。季節ごとに流行するものでは風邪症状、アレルギー性鼻炎、通年でケガ、不眠、胃腸症状、高血圧、健診で指摘された高脂血症などさまざまです。泌尿器科では、健診で指摘された尿潜血、夜間頻尿、ちょい漏れ、排尿痛、若い方だと性感染症を心配されて受診されますし、ミドル世代ではうつ症状や不眠などで自ら男性更年期を疑われて受診されます。高齢の方は「年だから仕方ないと思っていたけど、もっと早く来れば良かったよ」と言われる方も少なくありませんから、何か気になることがありましたら、一度訪ねていただいて損はないかと思います。

ちなみに早急に受診すべき症状も教えていただけますか?

泌尿器科でいえば、肉眼的(目に見える)血尿でしょうか。一度でもあれば早々に受診を勧めます。「数ヵ月前にもあったんだよ」という方はがんが進行している可能性もあります。発熱も尿路感染症が原因であったり、尿路結石や排尿障害が背景にあったりしますし、排尿障害も長い間には腎機能を低下させてしまう原因にもなります。夜間頻尿による中途覚醒も日中のパフォーマンスを低下させてしまいますし、夜間多尿も心不全が背景にあったりします。また、認知症で症状を訴えることができない方も検査をして状況を把握しておくことは大事かと思います。診察と尿検査、採血、エコーを当日に行い、必要があれば近隣病院に早々にCT等を予約いたします。今はインターネットで調べて自己判断が可能ですので、それが正しければ問題はないのですが、やはりそうでないことが多いので心配しています。

移転後もこれまでの患者さんを含め、診療内容も継続されるのですか?

鮫島剛院長 新座 Area Five Clinic4

診療所の名前は変わってしまいましたが、これまで行ってきた診療は変えずに行っています。移転前のクリニックの近くにお住まいの方にとっては遠くなってしまってとても心苦しいのですが、今でも通院してくださる患者さんには感謝しかありません。新しい診療所は新座駅北口すぐの新築マンションの1階で、入り口は外階段のすぐ後ろです。感染症などの院内感染リスク低減のため、隔離室を確保しましたので安心してご来院いただきたいです。LOH症候群、男性更年期の方の検査治療も継続して行っています。また自費診療にはなってしまいますが、プラセンタ注射やご要望の多かった疲労回復を目的としたニンニク注射など、さまざまなメニューを継続しています。

その人その時その時代に、どう対応するのか

新しいクリニックは通院も便利ですし、新規の患者さんも増えそうですね。

鮫島剛院長 新座 Area Five Clinic5

経営的にはそう願います(笑)。駅前で利便性は高いと思います。杞憂(きゆう)かもしれませんが、待ち時間が増えてしまわないように、新たに日曜診療も導入し土曜日の診療時間も長くしました。できる限り患者さんの訴えを聞くことが理想ですが、一人にかかる時間を長くしてしまうと、他の方の待ち時間が長くなってしまいます。予約システムを導入し予診票を工夫して簡潔な診療を心がけています。「自分は何科にかかればいいかわからないけど受診した」という方もいらっしゃいますので、さまざまな症状をお持ちの方の窓口になるのも町医者の役目だと思っています。困ったときの案内役と思っていただいて構いません。私が対応できない疾患であれば長く引っ張ることはせずに、早々にしかるべき医療機関を紹介いたします。

移転後の様子はいかがでしょうか。また、プライベートはどうお過ごしでしょうか。

自由になる時間はなきに等しいのですが、本を読むようにしています。本から学ぶことはたくさんありますし、年を取ったせいか昔理解ができなかったことがすんなりと腑に落ちたりします。患者さんには運動、食事、睡眠、ストレス管理が大切と言わせてもらっていますが、自分では正直できていません。が、ベルトのボタンは2つ縮まりました。ロコモティブ症候群予防のため筋トレを再開し、外来でも患者さんと一緒にスクワットしたりしています。また、移転してから内装工事がなかなか予定どおりに進まず、スタッフや患者さん、周辺の医療機関の方々にはご迷惑をおかけしてしまっている部分もあり心苦しく思っています。淡いブルーを基調とした、カフェのような居心地の良い院内に仕上がる予定ですので、楽しみにお待ちいただければと思います。

最後に、思い描くクリニックとは?

鮫島剛院長 新座 Area Five Clinic6

多くの方に教育していただき、また支えていただいて、ほぼ30年医業を続けることができました。今後も私を頼ってくださる患者さんがいる限り続けていこうと思います。そのためには、その人、その時、その時代に応じた医療が提供できるように常に進歩していかなければいけないし、患者さんのニーズを満たすことができれば町医者として生き残れるのだと思っています。現代は皆多忙で、それぞれ背景がありますから生活習慣や考え方を変えてもらうことは難しいのですが、良い結果が得られるように厳しく説得することも役目だと思っています。以前から漢方薬を積極的に使用しており、昨今の新型コロナウイルス感染症の罹患後症状に困っている方にも使用しています。自費診療も模索し少しでも役に立てればと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

プラセンタ、ニンニク注射/いずれも初回3000円、2回目以降2000円

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