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北田 学利 院長の独自取材記事

きただクリニック。

(川西市/川西能勢口駅)

最終更新日:2025/02/10

北田学利院長 きただクリニック。 main

川西能勢口駅すぐの阪急ジオマンションの1階にある「きただクリニック。」は、北田学利(きただ・たかとし)院長が2014年に開業。地域住民のほか、他院からの紹介を受けた近郊の患者も多く通院する。北田院長は内科専門の医師で、大腸・胃の内視鏡検査や人間ドック、肝臓や消化器の慢性疾患など幅広い診察・治療を一人で担っている。内視鏡検査については「早く・苦痛なく・正確に」をモットーに年間約4800件(2024年1月~2024年12月実績)もの検査を一人で実施し、病気が見つかった場合には広い人脈を生かして病院の医師との連携を図ることで、患者が迅速に手術を受けられるようにしている。地元・川西市の住民への地域貢献を続けていきたいと語る北田院長に、日頃の医療にかける思いや今後の展望を聞いた。

(取材日2023年2月8日/情報更新日2024年12月24日)

大腸・胃内視鏡検査の豊富な経験

初めに、開院までの経緯について教えてください。

北田学利院長 きただクリニック。1

私は大阪大学医学系研究科大学院を卒業した後、約20年間にわたり大阪や兵庫の市立病院で内科医として勤務してきました。内科医をめざしたのは大学在学中です。当時から人と話すことが苦手ではなかったので、患者さんときちんとコミュニケーションを取りながら診察・治療を行える内科医になりたいと考えていました。命に関わる疾患として代表的なものには、がんや心臓病、脳疾患などが挙げられますが、勤務医時代は特に大腸・胃の内視鏡の経験を数多く積み修業してきましたので、その力を患者さんのお役に立てていきたいと思い、「大腸・胃内視鏡内科」としての開院を決めました。「肝臓・消化器内科」「内科」についても、これまでの経験を生かして診察にあたっています。開院の地を川西市に決めたのは、小・中・高と子ども時代を過ごしてきた地元であったことと、勤めていた病院も川西市内やその近郊だったというのが大きな要因です。

お一人でかなりの内視鏡検査を担われていますね。

当院では、2024年1月から12月の間に、約4800件の内視鏡検査を私1人で行っています。常に心がけているのは、「早く・苦痛なく・正確に」検査を実施することです。「早く」という点では、当院の検査時間は大腸がおよそ10分、胃については5分ほどです。短時間の検査で全体件数を増やさなければ、患者さんが予約を取るまでの日数が長くなってしまいます。予約日までの日数が長いと、患者さんは心配になってしまいますよね。そうした気持ちに応えるために、他院では予約が取れるのが1~2ヵ月後のところを、私のクリニックでは基本的に2週間以内でご案内しています。

では、「苦痛なく」をめざすためにはどんな工夫をなさっていますか。

北田学利院長 きただクリニック。2

一つは、少量の麻酔の使用です。注射で麻酔を投与して、ぼんやりとした状態の間に素早く検査を行い、気がついたら終わっているというイメージですね。そうすることで安全に配慮し、かつ快適な検査を行うようにしています。また、院内にはテレビとトイレがついた個室を完備しています。大腸の内視鏡検査でよく耳にするのは、5~10人の患者さんが一斉に下剤を飲み、同じトイレを使用するというケースです。プライバシーを重視した個室を完備しているので、周りを気にすることなくリラックスしながら検査を行うことができます。

めざす「正確さ」についても思いを伺いたいです。

「正確さ」だけでなく「早く・苦痛なく」という話にも通じますが、根本的な思いとして抱いているのは、「自分が患者さんの立場だったらこうしてほしいな」という気持ちを持ち続けることであると考えています。例えば私だったら、できるだけ早く検査してほしいですし、良い先生に診てもらいたい。きっと患者さんも、同じ気持ちを抱くだろうなと思うのです。ですので早期発見・早期治療をめざし、短時間で正確性のある検査に努めています。

医師同士の輪がクリニックの強みに

先生は、ご自身のどのような点がクリニックの強みになっていると感じますか。

北田学利院長 きただクリニック。3

一流の医師である友人や先輩が大勢いることです。これまで私は、内視鏡の研究会で数多く発表してきましたので、先生同士の輪が広がりました。また、内視鏡検査をたくさんやってきたことも人脈を広げるきっかけとなっています。外科手術が必要な患者さんは、技術力の高い先生を希望されます。高名な先生は、技術力が高く合併症も少なく安心でき、紹介を通じて非常に密な人間関係を構築しています。検査件数が増えるほどそうした先生に依頼する機会は増えますので、そこで人間関係が構築されていきます。

診察の際に心がけていることはありますか。

話を聞いてほしいという患者さんに対しては、できるだけじっくり話を伺うようにしています。胃の不調を訴えて内視鏡検査を行った患者さんの半数以上は、ストレスなど精神的問題が原因です。さらに具体的に言えば、胃潰瘍が見つかる人は全体の10%くらい、がんが見つかるのは数%ほどです。ストレスが不調の要因となっている患者さんについては、どんなお仕事をしているのかなどを伺い、時には「趣味を持って自分の好きなことをする時間を持ちましょうね」と、ライフスタイルに関するアドバイスをすることもあります。しっかり話を聞いて、なるべくここでストレス発散して帰っていただきたいという思いがあるからです。

心からくる胃の不調についても、しっかり向き合っていらっしゃるのですね。

北田学利院長 きただクリニック。4

話を聞くほかには、ストレスを軽減するための薬を処方します。胃痛を訴える患者さんに対して、たいていの医師は胃薬を処方するかと思います。私の場合、話を伺う中で胃痛の原因がストレスであることがわかったら、ストレスを取るための薬も処方します。そのほうが快方に向かうと期待できるケースが多いのです。そうしたことからも、患者さんの話を聞くことは重要であると考えます。

めざすは「超一流」のクリニック

今後の展望についてお聞かせください。

北田学利院長 きただクリニック。5

自分の今の技術に満足せず、少しでも技術を磨いて、患者さんに貢献し続けたいと思っています。2024年は、年間約4800件の内視鏡検査をやっていますが、めざすところは5000件です。それを20年間続けると、トータル10万件の検査を行うことになりますよね。当院のある川西市の人口は約15万人ですから、半数以上の地元の方々を救える計算になります。そのためには、自分の技術力をさらに磨いていく必要があるなと思っています。もし現状が「一流」であるとしたら、「超一流」をめざしたいですね。それが、医師として生きていく上でのあるべき姿だと思います。

先生の向上心の「原点」は、どこにあるのでしょうか。

以前、私の友人がこんなことを言っていました。「医師になりたくてもなれない人や、内視鏡の技術をなかなか高められない人は大勢いる。だからこそ、それらの力を持てたことに感謝をして、患者さんに貢献しなければいけないね」という話です。私はこの言葉に非常に感銘を受けました。現状にしっかり感謝をしつつ、自分ができる限りのことをしていかなければならないと、改めて感じさせてもらった気がします。そのため、現在でも全国の高名な内視鏡医師と連携を取りつつ、自分の技術を磨いていこうと思っています。

最後に読者の方へメッセージをお願いします。

北田学利院長 きただクリニック。6

消化器や肝臓に関する困り事がある患者さんに対して、できるだけ早く診断・治療することを目標に日々頑張っています。そうした方の不安を拭い、望みをかなえるのが自分の使命だと思っています。特に大腸・胃については、一人でも多くのがんの患者さんを減らしたいという思いで診療にあたっています。近年、大腸がんを患う方は増えていますし、胃がんも早期発見が重要です。だからこそ、早くて精密な検査を目標に自分の技術を磨いているのです。ご近所の方だけでなく、遠方から電車や車でいらっしゃる患者さんも多いため、当院では駐車場も設けています。困っていることがある方は、ぜひお気軽にお越しください。

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人間ドック/4万4000円~

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