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西山 和秀 院長、西山 留美子 副院長の独自取材記事

松葉通り歯科クリニック

(世田谷区/千歳烏山駅)

最終更新日:2022/12/12

西山和秀院長、西山留美子副院長 松葉通り歯科クリニック main

京王線の千歳烏山駅から徒歩約9分の場所にある「松葉通り歯科クリニック」。院長の西山和秀先生は、東京歯科大学卒業後、慶應義塾大学医学部の歯科・口腔外科学教室を経て、都内クリニックなどで研鑽を積み、2015年に開院。妻である副院長の西山留美子先生とともに、2人で診療にあたっている。シンプルで洗練された雰囲気の院内はバリアフリー仕様で、キッズスペースなども取り入れられ、高齢者や車いすの患者、子ども連れにも配慮した造りになっている。「当たり前のことですが、患者さんの立場に立った診療を行うことをモットーにしています」という和秀先生と留美子先生。地域の人が口元を気にせず、笑って過ごす毎日の手伝いをするべく、歯科用CTやオフィスホワイトニングも導入したという2人に、歯科医療への思いを聞いた。

(取材日2022年9月27日)

患者に優しく、長い付き合いのできるクリニック

なぜ現在の場所に開院したのですか?

西山和秀院長、西山留美子副院長 松葉通り歯科クリニック1

【和秀院長】歯科というのは、メンテナンスを含めて患者さんとは長いお付き合いになる分野です。ですから、しっかりと腰を据えて診療したいと考えていました。最寄りの駅からは少々離れていますが、お年寄りの一人暮らしからファミリー層まで幅広い方がお住まいの住宅街の一角です。また近隣には学校や保育園、商業施設もありますので通いやすいと思い、この場所を選びました。

診療において大切にしていることを教えてください。

【和秀院長】患者さんとのコミュニケーションです。開業前に勤務したクリニックの院長が、礼儀や作法をとても重んじる方で、極端に言えば「治療よりも、まずあいさつをきちんとしなさい」という方針だったんです。診療や治療以上に、患者さんへの接し方を叩き込まれた感じでしたね。ですから私は顔を隠さずあいさつをさせていただいてからマスクをして、説明の際はまたマスクを外しています。
【留美子副院長】私は子どもの頃によく歯科医院に通っていました。その経験を踏まえて、どの年齢層の方にもわかりやすい説明を心がけています。なるべく専門用語を使わず、患者さんのお顔をしっかり見て、理解度を確認しながらお話を進めていきます。もしも患者さんの表情に不安感があれば、もっとかみ砕いておわかりいただけるように努めています。

シンプルでゆったりとした雰囲気の院内ですね。

西山和秀院長、西山留美子副院長 松葉通り歯科クリニック2

【留美子副院長】皆さん、歯科医院には「痛い」とか「怖い」といった印象をお持ちですよね。私も小さい頃は虫歯になって痛い思いもしましたし、「嫌だなあ」と思いながら通っていましたよ(笑)。ですから患者さんができるだけリラックスして診療を受けられるようにと、診療室のスペースは広めにしました。治療中はほかの患者さんに見られたくないという方もいらっしゃいますので、個室診療室も設置しています。またユニットに関しては、ご高齢になると足を伸ばしたままではつらいという方もいらっしゃいますので、足が折れるタイプもご用意させていただきました。院内はすべて段差のないバリアフリー設計ですので、車いすでもベビーカーでもそのままご来院いただくことができます。

いつまでも自分の歯で噛める治療を提供

クリニックの診療ではどんな点に注力されていますか?

西山和秀院長、西山留美子副院長 松葉通り歯科クリニック3

【和秀院長】私たちは患者さんに本当に必要な歯科医療を、しっかりと考えて提供したいと思っています。地域の皆さんに笑顔で毎日を過ごしていただくために、些細なことでも相談できて、長く、明るくお付き合いできるクリニックでありたいのです。ですから特定の治療に特化せず、お口の中を健康に保って治療した歯を継続して快適に使えるように、予後を見据えた診療を心がけています。
【留美子副院長】私は歯科の患者としては劣等生でしたけれど、その当時から予防やメンテナンスの大切さを知っていれば、痛い思いもしなくて済んだのではないかとよく考えることがあります。ですからお子さんにも保護者の方にも、予防歯科の重要性を知っていただいて、痛みのないよく噛める歯でいつでもおいしくごはんが食べられるようになってほしいと思っています。

お二人の専門分野について教えてください。

【和秀院長】特定の治療に特化はしていませんが、専門でいうなら口腔外科でしょうか。東京歯科大学卒業後は、慶應義塾大学医学部の歯科・口腔外科学教室に入局し、口腔がん治療やインプラント治療など、さまざまな診療にあたってきました。大学を退職してからは一般歯科や審美歯科の分野でも研鑽を積みました。
【留美子副院長】私も大学の歯学部を卒業後、慶應義塾大学医学部の歯科・口腔外科学教室に入局しましたが、出向先がご高齢者の多い病院でした。全身疾患を抱えている患者さんの治療をすることもありますし、入れ歯を使っている方も少なくなかったことから詰め物やかぶせ物、入れ歯に関する補綴(ほてつ)の勉強を始めて、現在も継続中です。訪問診療も含めて、将来を見据えた診療をしていきたいと考えています。

オフィスホワイトニングも導入されたそうですね。

西山和秀院長、西山留美子副院長 松葉通り歯科クリニック4

【和秀先生】自宅でできるホームホワイトニングは開業当初から行っていたのですが、患者さんからオフィスホワイトニングについての問い合わせが増えてきたこともあって今年7月から始めました。これまでのオフィスホワイトニングは、歯に薬液を塗って光照射をする方法が主流で、これが知覚過敏を起きやすくしていたのですが、現在は光照射が不要になり、リスクもかなり軽減されたというのも導入理由の一つです。ホームホワイトニングは自宅で2週間、毎日2時間マウスピースをつけて行うものですが、オフィスホワイトニングは来院して1時間前後で終わります。ただしどちらも、ホワイトニング後は定期的なメンテナンスが必要です。

自由診療の選択肢を広げ、より精密な治療をめざす

歯科医師として、パートナーとしてお互いをどのように感じていらっしゃいますか?

西山和秀院長、西山留美子副院長 松葉通り歯科クリニック5

【留美子副院長】院長の長所は、誰に対しても話をしっかり聞いて、自分の言葉で返してくれるところです。「言いたいことがあったら、なんでも言ってね」というタイプなので、患者さんも話がしやすいんじゃないでしょうか。また、とてもポジティブなので、話している人を前向きにさせるようなパワーもあると思います。
【和秀院長】副院長は私以上に、いつも頭のどこかで仕事のことを考えていますね。学んできたことに違いがありますから、お互いに気づかない点をフォローし合えるのはとても良いですね。地域の皆さんに笑顔になってもらいたいという思いは同じですから、これからも互いに視野を広げることで、提供できる医療の幅も広がると思っています。

休日はどのようにお過ごしですか?

【留美子副院長】音楽が好きで、よく家族でカラオケに行ったり、ライブに行ったりすることもありますね。あとは自然が好きなので、最近は自宅の近くに畑を借りて農作業を始めました。トレッキングも始めたところです。
【和秀院長】私も音楽が趣味ですが、クラシックが中心です。小さい頃からバイオリンを習っていて、指がなまらないように演奏するのも息抜きになりますし楽しいです。自分がハッピーじゃないと、患者さんを笑顔にすることができません。ですから家族との時間を大切にしながら、なるべく自分がご機嫌でいられるようにしています。

最後に今後の展望をお願いします。

西山和秀院長、西山留美子副院長 松葉通り歯科クリニック6

【和秀院長】これまでの道のりである地域医療に軸足を置きながらも、今後は審美的な分野、自由診療の分野も広げていきたいと考えています。特に根管治療は、保険診療ですと時間の制約があるので、自由診療で時間を十分に確保して、より精密な治療を時間をかけて行いたいと考えています。また2年前には歯科用CTを導入しましたので、インプラントはワンストップの治療が実現していますし、抜歯の安全性向上にも役立てています。さらに勉強を重ねて、まい進していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、オフィスホワイトニング/片顎:1万6500円、全顎:3万3000円、ホームホワイトニング/3万3000円

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