佐川 信正 院長の独自取材記事
綱島さがわ歯科
(横浜市港北区/綱島駅)
最終更新日:2025/05/20

綱島駅東口の目の前という利便性と地域の歯科医療ニーズに応える診療で、地域の人々の口の健康をサポートし続けている「綱島さがわ歯科」。虫歯や歯周病の治療のほか、専門性を要するインプラント治療、小児から大人までを対象とした歯列矯正、ホワイトニング、予防歯科など、歯と口の悩みに幅広く対応。さらに、治療に伴うCT検査や抜歯も院内で受けられる。「痛さや怖さなどネガティブなイメージが強い歯科治療を、少しでも安心して受けてもらえるよう努めています」と話すのは佐川信正院長だ。治療では痛みを感じにくくする工夫を取り入れ、丁寧でわかりやすく説明することも心がけているという。笑顔が優しく穏やかな人柄の佐川院長に、同院の特徴や歯科診療にかける思いなどを聞いた。
(取材日2024年11月22日)
治療に伴うCT検査や抜歯も、すべて院内で対応可能
まずはこちらの歯科医院の診療内容について教えてください。

虫歯や歯周病の治療はもちろん、インプラント治療や矯正歯科、小児歯科、歯科口腔外科、予防歯科、ホワイトニングなど幅広く診療しています。開院前から「3世代の家族全員の患者さんを診ることができるかかりつけ医をめざしたい」と考えていたので、幅広い世代のそれぞれのニーズに応えられるよう研鑽を積んできました。最初にお子さんの診療でいらして、親御さんが「私も診てもらおう」となり、さらにご家族やご友人にも勧めてくださるなど、実際に家族ぐるみでご利用いただいているケースが多いです。その他にも、県外から来ていただいている方や、海外に移住して一時帰国した際に受診される方もいらっしゃるんですよ。私にとって綱島は、幼少期からなじみ深い地域なので、このようなかたちで貢献できることをとてもうれしく思っています。
治療に伴う検査やその後のメンテナンスも院内で受けられるのでしょうか?
はい。これが当院の大きな強みで、検査から治療、抜歯、定期検診やメンテナンスまでをすべて院内で対応しています。例えば、私が専門とするインプラント治療を行う前には歯科用CT撮影をすることがほとんどですし、矯正では抜歯が必要になることもあります。そのような検査や処置だけを受けに大学病院へ行くのでは、患者さんは大変です。そんな煩わしさがないようにカウンセリングから検査、診断、治療、メンテナンスまでのすべてを当院で完結できるように体制を整えています。治療の際に大切にしているのは、患者さんが納得できるようなわかりやすい説明と、麻酔などの痛みを極力感じさせないこと。診察室は個室もしくは半個室です。待合室も落ち着いた雰囲気にして、患者さんが少しでもリラックスできるような院内づくりに取り組んでいます。
わかりやすい説明とは、具体的にどのようなことをしているのですか?

例えば、歯周病は自覚症状がないまま進むことが多く、自分で気づいてない方も多くいらっしゃいます。ですから、まずはエックス線撮影を行い、歯や顎の骨の状態を一緒に確認。歯周病がある程度まで進行していたら、「本来はここまであった骨が今はこれくらいになっています」など、そのままにしておくと歯が抜けてしまう可能性が高いといった事実を、撮影画像を示しながら具体的に説明します。インプラントや虫歯の治療の際も同様ですが、言葉では伝わりにくいこともありますよね。そこで当院では、治療方法や流れがわかるアニメーション動画を活用。患者さんが目と耳の両方から情報を得ることで、「自分の口の中ではこういうことが起こっているのか」という理解や、治療に対する不安の軽減につながるよう工夫しているんです。
精密な治療を行えばメリットの多いインプラント治療
先生のご専門はインプラント治療だと伺っています。

勤務医時代にインプラントを専門とする歯科医院で7年ほど研鑽を積み、現在もインプラントに関係する勉強会に積極的に参加して学んでいます。インプラントを埋入するには顎骨に十分な厚みや幅が必要ですが、そのままでは治療が難しい場合でも、顎の骨を補う骨造成など、経験や知識を生かして難症例にも対応しています。ただし、インプラント治療が適さない場合もあるんです。患者さんの希望や検査結果も含めて総合的に考えながら、入れ歯やブリッジも視野に入れて、ベストと考えられる治療を提案することを大切にしています。
インプラント治療について、患者に知っておいてほしいことはありますか?
インプラント治療に対して誤解をしている人がいると感じています。顎の骨にドリルで穴を開けるなんて危険極まりなく、そんなことをするべきではないと考えている人が、歯科医師も含めて少なくないようです。しかし、治療に精通した歯科医師が行えば、インプラントは決して危険なものではないと思うのです。器具や器材も年々進化していて、より安心してインプラント治療が受けられるようになったのではと感じています。また入れ歯やブリッジと比較して周囲の歯に負担をかけず、自分の歯のような噛み心地が期待でき、見た目も自然で美しいというのもインプラントの大きなメリットです。もし、歯を失ってしまってどうしようか悩んでいる方がいれば、インプラントをする・しないに関わらず、ぜひ相談に来てほしいのです。それで納得できなければ、それからインプラント以外の治療を選んでも遅くはないと思います。
先生が歯科医師として心がけていることをお聞かせください。

「井の中の蛙」にはなりたくないので、常に新しい情報を取り入れて患者さんに還元していくよう心がけています。医療の世界は、基本的なことは変わらないにせよ日進月歩ですから。インプラントに関する勉強会に参加したり、歯科医師会や勉強会の先生方との情報交換も積極的に行い、スムーズな治療のために地域の基幹病院などとの連携強化も図っています。
自分の歯を守るために、定期的なクリーニングや検診を
その他に、力を入れている治療はありますか?

矯正です。最近ではマスクを外す機会が増えたこともあってか、矯正治療や審美歯科の需要が増えてきました。見た目の問題から矯正治療を希望される方が多いのですが、実は予防にも大きな意味があるんですよ。歯並びが整っていれば口の中の清掃がしやすく、虫歯や歯周病の予防、ひいては将来的に歯を残すことにもつながるのです。お子さんの場合、「拡大床」という装置を使って、歯が正しく並ぶように顎の骨の成長を促す治療方法も取り入れています。乳歯が隙間がなくきれいに並んでいたとしても、生え変わる永久歯のほうが大きいため、並びきらずガタガタになってしまうケースがあります。成長途中にある子どものうちにしかできない治療ですから、6歳臼歯が生えたら、ぜひ一度相談にいらしてください。ワイヤーブラケットによる矯正や小児矯正は定期的に専門の歯科医師が診療していますし、マウスピース型装置を用いた矯正に関しては、私自身も対応しています。
治療に伴う痛みにも配慮されているそうですね。
抜歯をする前日の夜は眠れないという人もいるくらい、「歯科医院は怖い、痛い」というイメージが強いですよね。私の目標は、治療で患者さんに痛い思いをさせないこと。ですから、治療を始める前には緊張や恐怖心がほぐれるような言葉をかけ、麻酔にも気を配ります。麻酔注射の痛みを軽減するために表面麻酔を使用している歯科医院もありますが、私はあまり使いません。知識や経験から注射をする場所を選んで、電動麻酔器を使ってゆっくりと麻酔液を注入していくことで表面麻酔をせずとも痛みの軽減が図れるからです。親知らずの抜歯などは、できるだけ短い時間で終えるよう努めています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

インプラントやセラミックなど、削ったり失った歯を補うための歯科治療はありますが、やはりご自身の歯に勝るものはありません。仕事や子育てで忙しく「歯医者さんは後回し」という方も多いかと思いますが、美容院に行くような感覚でクリーニングや検診に気軽にいらしてください。なぜなら口の中に自覚する痛みや悩みが何もなくても、実際には問題が起きているというケースが往々にしてあるからです。早期ならば軽く済む治療も、ひどくなってからでは期間や費用がかかってしまい、患者さんの負担も大きくなってしまいます。当院は綱島駅東口の目の前にあり、平日は19時30分、土曜は16時、日曜も15時まで診療。CT検査や抜歯だけのために大学病院に行く必要もありません。かかりつけ医として定期的に利用していただけるとうれしいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント一式/26万4000円~
インプラントオーバーデンチャー(全顎入れ歯をインプラントで支える治療法)/140万円~
骨造成/5万5000円~
ワイヤーブラケットを用いた矯正/67万円~(相談・検査・診断・治療までの標準料金)
マウスピース型装置を用いた矯正/42万円~
小児矯正/25万円~ (要相談)
ホワイトニング/1万3200円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。