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仲田 拡人 院長の独自取材記事

ホロン鳥居坂クリニック

(港区/麻布十番駅)

最終更新日:2020/04/01

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平日は朝8時から夜19時まで、さらに土曜と日曜も診療を行っているのが、麻布十番にある「ホロン鳥居坂クリニック」だ。会社勤めの人がなかなか通えない時間帯や曜日も開いているとあり、平日の夕方以降や土日は患者が次々に来院する。「地域の人を大切にしたい思いで、土日診療を行っています。こんなにニーズがあるのなら、これからも頑張って続けなければ」と語る仲田拡人院長は、とても謙虚で勉強熱心。「患者が困っていることを解決するために調べるのは当たり前」という考えのもと、後鼻漏では他のクリニクであまり処方されていない薬について書かれた論文を見つけ、治療に役立てているという。自身もアレルギー患者の一人で、患者の苦しみに寄り添う医療の実践をめざす仲田院長に医療にかける思いを聞いた。
(取材日2018年9月11日)

土日も診療する耳鼻咽喉科

患者さんはどんな方が多く来院されていますか。

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患者さんの層は幅広く、0歳から90歳以上の方まで来院されています。幼稚園、保育園に通っているくらいの子どもが中心で、鼻水、咳など風邪の症状で来る人が多いですね。そのほか、中耳炎、耳垢、副鼻腔炎、花粉症、ぜんそくなどの方もいらっしゃいます。この近くに住んでいる方やお勤めの方が多いのですが、土日は遠方から来られる方が多いですね。旅行中の方や関東圏内でも遠い場所から来られる方もいます。土日にやっているところを探されていたり、遊びに来たついでに来院されたりされるようです。

土日も診療されていますが、土日も診療しようと思ったのはどのような理由からですか。

地域に貢献したかったのが大きいですね。土日も診療が受けられれば、皆さんに喜んでもらえるのではないかと思ったからです。ただ、土日の患者さんは遠方の方、そして新患が中心で、地元の方は平日よりは少ない傾向です。土日は混雑し、2~3時間くらいお待ちいただくこともあります。また平日の夕方以降も込み合ってしまうのですが、その点はご了承いただきたいです。

朝8時から夜7時までと、診療時間を長く取っていらっしゃいますよね。

朝は登校前のお子さんが来院されることもあります。昼の時間と夕方以降は、お勤めの方がいらっしゃってとても混雑します。当院は完全予約制ではなく受付順なので、急いでいる方は他のお勤めの方とかぶらない時間を狙い、早めに来院していただければと思います。

訪れる患者さんの中で、最近増えている症状はなんでしょうか。

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咳が長引いて来院される方が増えています。風邪がきっかけなのですが、アレルギーを合併している場合が多いですね。しかし、アレルギーに限らず胃酸が逆流しているケースもあり、人それぞれです。患者さんとお話をしながら原因を探ったり、試験的に薬を出してその過程で原因を探したりしています。あとは耳が詰まった感じの方も多いですね。原因はいろいろあるのですが、大きな病気が隠れている場合もあります。はっきりした病気というわけではなく、日常生活が不快な症状の場合、一瞬で良くなるようなら様子を見ていただいていいのですが、1日、2日と治らないようなら、来ていただいたほうがいいですね。

後鼻漏の薬の処方を工夫、諦めないでほしい

こちらでは舌下免疫療法を受けられるそうですね。

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希望される方は多いです。舌下免疫療法はスギ花粉症とダニアレルギーを根本的に治すことを目的とした治療法で、子どもでも受けられます。時間がかかる治療ですが、服薬量を減らせたり、服薬期間を短くしたり、服薬しないで済んだりというメリットがあります。また、子どもの場合、ダニの舌下免疫療法をやっていると、他のアレルギーを防ぐことも期待できるんです。ダニ以外のアレルギーにもなりにくくなる。そういう意味で、小さなお子さんがいるお母さまにはお勧めしています。毎月通院が必要になり、時間もかかりますが「やります」とおっしゃる方が多いです。

鼻水が喉側に流れる「後鼻漏」で悩まれる患者さんも多いとお聞きしました。

慢性鼻炎や慢性副鼻腔炎で起こることが多いのですが、慢性だからと諦めてしまう患者さんや医師が少なくありません。けれど僕は諦めたくないと思っています。全員を治せるわけではないかもしれませんが、症状を軽くすることはできるかもしれない。何とかできないかと論文を読んで研究し、後鼻漏の患者さんに処方するお薬を工夫しています。当院で処方しているお薬は、他のクリニックではあまり処方されていないようです。一度相談に来ていただければと思います。

患者さんに接する際、工夫されていることはありますか。

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病気について細かく説明した資料を作ってお渡しし、お見せしながら説明をしています。言葉だけで説明をしていても残りにくいんですよね。患者さんもその場ではわかったような感じがするけれど本当にわかっているかというと、そうではない場合もあります。資料があれば後から読み返すことができるので、ずっと患者さん用の資料があればいいなと思っていたんですが、なかなか作る余裕がありませんでした。ようやく準備が整い、少し前からお渡しできるようになりました。耳が詰まった感じ、中耳炎、喉の異物感、めまいなどについていろいろな資料を作ってあります。

食事に気を使い健康維持に努める

先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

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幼児期からアトピー性皮膚炎の他に、中耳炎や花粉症にも悩まされ、小さな頃から病院通いをしていました。ですから、耳鼻咽喉科は私にとっては慣れ親しんだ場所だったのです。小学生ぐらいになると、院内の医療機器や薬などへの興味がわいてきたことを覚えています。身を持って体験したつらい症状をケアしたいという思いから医師になりました。

とてもお忙しいとのことですが、休日はどのように過ごされていますか。

休日は勉強会か自宅にいることが多いです。本当はドライブで遠出をして自然のあるところに行くのが好きなのですが、最近はあまり行けていないですね。家に帰るとホッとするので、家にいる時間が癒やしです。睡眠時間が少なくなりがちなので、自分の健康維持には気を使っています。特に食事ですね。なるべくオーガニックなもの・添加物が入っていないものを食べるようにし、野菜多めを心がけています。あとは、小食にして食べ過ぎないこと。アルコールを飲まないことです。運動をしたいとも思うのですが、なかなか運動する時間が取れないんですよ。

今後の展望や希望があれば教えてください。

土日の診療を求める方が多いので、今後も頑張ってやっていきたいと思っています。しかし、自分の体力に合わせて息長くやっていくことも必要です。そのため、診療時間の短縮など、何らかの工夫が必要だとも感じています。また、僕自身が代替医療に興味があるので、代替医療家たちと勉強会を開き「自然治癒力を上げていくような考え方があるんだよ」というのを患者さんたちに紹介していきたいですね。

読者の方へ、メッセージをお願いします。

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風邪だと内科や小児科に行く方が多いのですが、耳鼻科でも診ています。鼻水が続くと、気づかないうちに中耳炎を合併している子も多いんです。子どもは訴えが少ないのでわからないのですが、そのあたりをチェックしに来ていただくと良いと思います。大人の方は、耳の閉塞感や詰まり感、喉の違和感など、些細な症状でも続くようであれば、相談しに来てほしいと思います。耳の詰まり感が中耳炎だった、その中耳炎の原因ががんの初期の症状だった、ということもあるんです。気になるところは放置せず、相談に来てください。

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