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飯久保正純 院長の独自取材記事

iデンタルオフィス

(文京区/千駄木駅)

最終更新日:2019/08/28

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下町の素朴さとアカデミックな雰囲気が程よく調和された千駄木周辺。駅から歩くこと5分、不忍通り沿いにオープンしたばかりの「iデンタルオフィス」を訪問した。院長の飯久保正純先生は、まだ30代の若き開業医。真新しい院内同様、どこかフレッシュな雰囲気が漂う。そんな院長だが、「根っからの職人気質」というだけあって、技工の腕前はかなりのもの。仮歯も院内の歯科技工室で自ら作るようにしているとのこと。「その方が患者さんも、長く不快な思いをせずにすみますから」と、ご本人はいたって謙虚。基本に忠実で熟練した技術を持ちながら、それをひけらかすことなく、さらりと流す姿が印象に残った。今回の取材では特別に歯の模型まで披露。質問にも一つひとつ丁寧に、真摯な態度で応じてくれた。
(取材日2015年7月15日)

学生時代からなじみのある土地で開業

開業までの経緯をお聞かせください。

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開業するまでは、福島にある実家の歯科医院を手伝いながら、板橋のクリニックに勤務していました。実家のサポートは父が亡くなって以来続けていますから、かれこれ10年以上になります。今この場所を選んで開業したのも、実はそうした事情があってのことなんです。ここは上野が近く、福島に帰省する際の交通の便がいいものですから。でも一番の理由は、この一帯が学生時代からなじみのある場所だということ、下町らしい雰囲気が気に入ったということですね。正直申しますと、僕自身はもう少し経験を積んでから独立するつもりでした。ところが、周りの諸先輩方から「開業するなら40代からだと体力的にきついぞ」とご忠告いただきまして(笑)。それで思い切って開業することにしたのです。

外観も内装も高級感があって、とてもすてきですね。

多色使いは避けて、ナチュラルシックなカラーを基調にまとめてもらいました。敷居を高くするつもりはないのですが、少し高級なイメージを打ち出したのは確かです。僕自身の決意の表れと言ったほうがいいかもしれません。過去の経験を通して歯科治療には歯科医師だけではなく、患者さん自身の“治そうとする気持ち”が大切であることを学びました。ここに来る患者さんたちには、歯科医師と二人三脚で真剣に治療に向き合ってほしい。そんな願いを込めて、こういうつくりにしたんです。しかし、だからと言って自費診療しかやらないとか、そういったことは全くなく、あくまで普通の歯科医院ですので、そこは気軽にご利用いただきたいと思います。

そうすると、やはり高齢の患者さんが多いのでしょうか。

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意外なことにそうでもないんです。僕も最初はそう考えていたのですが、ふたを開けてみると小さな子どもからお年寄りまで、満遍なく幅広い層の方にご利用いただいているかんじです。それと、これも土地柄なのか、まじめな患者さんが多いですね。悪いところを治して終わりということではなく、まめに健診を受けたり、自費診療にも積極的になられたりと、長い目で口内の健康に取り組んでいる人が、非常に多いのが特徴です。これは治療をする歯科医師の立場からすると、とてもうれしいことです。歯科医師冥利に尽きると言いますか、それだけでも開業してよかったと思いますね。

シンプルな手法で精度の高い治療をめざす

クリニックの基本方針について教えてください。

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当クリニックでめざしているのは、精度の高い治療です。ここでいうところの“精度の高さ”とは、最先端の技術や機器による治療ではなく、いかに歯を長持ちさせるかということを指します。僕は、歯科治療の本質は今も昔も変わらないと思っています。悪くなった部分を削り、そこを元の状態にする手段を取る。その手段が入れ歯であったり、インプラントだというだけで、基本は非常にシンプルなんです。大事なのは木の幹。一番根幹となる部分です。技術や機器はあくまで枝葉。幹がしっかりしていなくては、いくら枝葉をつけても結果にはつながりません。あれこれ手を出したところで、結局使いこなせずに終わってしまいます。それなら普遍的でシンプルな手段から、1つのことをつきつめたほういいというのが僕の考えです。それが結果として精度の高い治療につながっていくのだと、そう思っています。

歯科技工室を院内に設けているのも一つの特長ですね。

技工所に外注する手間がなくなればタイムラグが解消するので、患者さんのQOLもその分向上します。長い間歯のない状態でいると、歯が移動して噛み合わせがゆがんでしまいますので、技工物の仕上がりは早ければ早いほど都合がいいんです。まず、患者さんが日常生活で困らない状態にすること。治療はその後、じっくり時間をかけて行えばいいんです。そうした意味でも、技工の最短仕上げは必要最低限のことだと考えます。なにより僕自身、技工が好きですし、自分が手がけたものを喜んでいただけるなら、これほどうれしいことはないくらいです。

歯科医師になったのも、そういう理由からですか。

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手先を動かすのが好きだった、というのはありますね。しかし、それ以前に実家が歯科医院だったので、特に疑問に思うこともなく、歯科医師の道を選びました。高校2年生のときにはもう歯科医大進学を決めていましたし、他の職業を選択しようとは思いませんでしたね。ただ、大学に入学してから1、2年目ぐらいはつらかったです。僕は一般教養がどれも苦手で。歯科の実習が始まるまでは、苦痛で仕方がなかったです(笑)。

じっくり時間をかけながらゴールの見える治療を提供

高齢者向けに足折れのチェアを導入されているそうですね。

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自分の得意分野が補綴なので、当初は入れ歯関係をメインにやっていこうと考えていました。そうすると、当然対象となるのは高齢の方なので、そのあたりを考慮して導入することにしたのです。足折れのない椅子は滑りやすく、高齢の方には危険が伴います。勤務医時代、そうした光景を目の当たりにしてきたので、自分のクリニックではそんなことがないようにしたい、と考えたのが始まりです。実際、患者さんからの評判も良く、導入は成功だったと思います。

設備機器も色々と取り揃えていらっしゃいますね。

組織への浸透性の高いレーザーを導入しています。口内炎や歯周病、歯の根っこの治療に効果的で治りが早くなるのが特長です。前に勤務していたクリニックでレーザーを導入していて効果を実感していたので、自分が開業する際には欲しいと思っていました。あとは、口腔内カメラですね。治療内容をカメラで録画し、それを治療後に見ていただけるのですが、例えばどこまで深く削ったかなどを画像を通してご理解いただけるので、予後どうなるかなどについて認識を共有できるのはとってもとてもいいことです。

次のステップに向かうために心がけていることはありますか?

気持ちを切り替えるときは、大げさなくらい変えたほうがいいというのが僕の持論です。結果としてうまくいったことでも、「あそこは、もっとこうすればよかった」とか、「あの部分は、もっとうまくいったはずじゃないか」といった具合に、より上を目指していきたいという気持ちが残ります。そういうときは、はたから見てもわかるぐらい、何かをはっきりと変える必要があるんです。少しだけ変えるのでは、だめだと思います。自身が向上するため、患者さんのためにも常に振り返って、変えられるところは躊躇せずに変えていくべきだと思っています。

休日はリフレッシュされていますか?

今のところは家で過ごすことが多いですね。たっぷりと寝て、読者やゲームでストレスを解消しています。まとまった休みが取れたら、温泉に行きたいのですが、開業して間もないので当分無理でしょう。そうそう、すてきな女性とデートもしたいですね。結婚願望はあるのですが、なかなかいい出会いがなくて(笑)。一緒に行くなら、やはり温泉がいいですね。

最後に、ドクターズファイルの読者へメッセージをお願いします。

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当クリニックの治療は、他所と比べて比較的長くかかるので、人によっては合わない方もいるでしょう。しかし、根本原因からしっかりと治していかなければ、本当の意味での治療とは言えません。そのため、患者さんにご理解いただけるよう、治療前の説明にじっくり時間をかけるようにしています。歯科の治療は果てしなく、ゴールが見えにくいものです。だからこそ、最終的にご自分がどういう状態に到達できるのか、治療に入る前にきちんと知っていただく必要があると思っています。口頭でわかりづらいところは、画像を交えながら説明させていただきますので、ご安心ください。当クリニックは先ほども述べたとおり、基本的治療を一番大切にしているため、多彩なメニューをそろえているわけではありませんが、噛み合わせと補綴と根管治療に関しては一通りの経験がありますので、お悩みの方はぜひ一度ご相談いただきたく存じます。

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