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安村 亮彦 院長の独自取材記事

ラポール北浜歯科

(大阪市中央区/北浜駅)

最終更新日:2019/08/28

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地下鉄北浜駅から徒歩2分のビル2階にある「ラポール北浜歯科」。2014年、ビジネス街である北浜の地に開業して以来、忙しいオフィスワーカーの患者を相手に親密な関係を築いている。院長を務めるのは、安村亮彦(やすむらあきひこ)先生。「うちは大きな医院ではありませんから」と、慎ましく出迎えてくれたその笑顔に、誠実で優しい人柄がにじみ出ている。誰もが気軽に相談できる歯科、安心して治療が受けられる歯科を目標に、診療を続けて3年目。そんな安村院長に、歯科医師として大切にしている想い、医師になるきっかけとなった先生との出会い、大学時代や勤務医時代の活動から家族や趣味にいたるまで、じっくり聞いてみた。
(取材日2017年5月25日)

親密な信頼関係こそが治療の第一歩

クリニック名の「ラポール」の意味を教えてください。

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「ラポール」とは心理学用語で「親密な信頼関係」という意味で、私は患者さんとの信頼関係こそが何より大切だと思っています。治療のことだけではなく、ほかにも患者さんが気になることなど、じっくり会話しながら対応できるクリニックにしたいと思って名付けました。とにかくコミュニケーションをとること、話すということを中心に置いています。治療前は誰でも不安なものですが、何が不安かは患者さんによって違うと思います。痛いのが怖い方、何をされているのかわからないから怖い方、あと、費用面の心配とか、その患者さんなりの不安を一つずつ解消し、安心して治療を受けていただくことを第一に考えています。

こちらには、どのような患者さんが来られますか?

ビジネス街にありますからオフィスで働く方々がほとんどで、お子さんや高齢の患者さんは非常に少ないですね。やはり忙しい方が多く、海外出張や転勤が決まり、いついつまでに全部治療してほしいという方、1時間の昼休みのうちの30分を割いて来る方もいます。私もできる限り回数を減らして治療期間を短くできるように考えますが、早く終らせたいのか、時間や費用がかかってもいいから長持ちさせたいのか、そういった部分をじっくり詰めようとすると、この日はカウンセリングだけという設定も必要になってきます。方針さえ決まれば、あとはお互い治療に専念できますから、最初の会話だけは時間をとっていただければと思います。

オフィスで働いている方に特有の症状はありますか?

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ここで開業して気付いたのは、歯ぎしり、食いしばりをしている患者さんが非常に多いことです。やはり仕事のストレスなども関係していると思いますが、放っておくと歯が折れたり割れたり、歯周病の原因にもなります。自覚症状のない方がほとんどですので、歯の寿命を延ばすために歯ぎしり防止装置などをお勧めしています。あと、矯正を希望される方、男性でホワイトニングを希望される方が多く、これも営業職が多い北浜ならではだと思います。その地域に合った症状、治療があるということですね。いずれにせよ、やはり説明と会話をしっかりさせていただき、言葉で足りないところは口腔内CCDカメラで口の中を見ていただいています。

医療現場で知った、コミュニケーションの大切さ

院長が歯科医師をめざしたきっかけは何ですか?

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私は京都の出身で、高校生まで京都で育ちました。私の両親は医師家系ではなかったですが、子ども時代に通っていた歯科の先生との出会いが、私が医師になるきっかけになったんです。治療を受けながら歯科の道具にすごく興味を引かれ、見たものをかたっぱしから質問責めにしていました。たぶん「面倒な子やな」と思われたでしょうね。でも、その先生は嫌な顔一つせず答えてくれて、プラークを取って顕微鏡で歯周病菌まで見せてくれました。そして、大人と同様に治療のこともちゃんと説明してくれたんです。本当にうれしかったですね。歯医者に行くのが楽しかったですし、その先生に憧れの気持ちもあったと思います。その頃から、将来は歯科医師になりたいと思うようになりました。その先生には、歯科大学をめざす頃からいろいろ相談にのっていただき、今でもご挨拶に伺う関係です。

大学時代の勉強はどういうものでしたか?

朝日大学歯学部に入学し、とにかく歯科医師の国家試験に受かることを目標に必死で勉強しました。その国家試験が、それまでの認定方式から選抜方式になり、高得点を取っても上位から何番目までしか合格できないという制度に移行する時代でした。さらに爆弾問題というのがあって、まずい組み合わせを選んでしまうと、それ以外がいくら正解でも2発でアウトになるんです。そんな中で毎週テストがあって、それをクリアしたらまた大きなテストがあり、それこそテスト漬けの毎日でした。学生時代に授業や教科書で習った知識は、患者さんとお話をする上でもちろん大切です。ですが、歯科医師になり、実際に患者さんとお話しし、修行をすることも大切だと感じましたね。

それから10年間、勤務医として活躍されたのですね。

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大学卒業後、3つの医院にお世話になりました。そのうちの一つは訪問治療が中心で、朝一番で車に乗って介護施設や個人の患者さんのお宅を回り、院内とほぼ変わらない治療を行っていました。訪問治療では医師は私1人ですから、何があっても自分で対処しなくてはならず、おかげで責任感や技術面のスキル、患者さんへの配慮やマナーなどがすごく鍛えられました。基本的に歯科に通えない患者さんですから、中には寝たきりの方や話せない方もいらっしゃいます。そうした患者さんはご家族、介護者さんともしっかりコミュニケーションをとりつつ、治療を進めさせていただきました。そうした経験は役立っています。

気になることを気軽に相談できる場所でありたい

院長にはお子さんが2人いるそうですね。

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上が小学校低学年の女の子で、下が幼稚園の男の子です。まだ小さいので、診療後に雑務をしてから帰宅すると、もう寝ていることがほとんどですね。だから休みの日は、なるべく家族で出かけて遊ぶようにしています。親が歯医者だと、子どもの歯に関しても徹底的なケアや指導をしていると思われがちですが、決してそんなわけではありません。うちでは大半は妻が行っており、最低限やってほしいこと、守ってほしいことだけを伝えています。妻は一般的な主婦なのですが、今のところ2人の子に虫歯はありません。最初、少しだけ頑張っていただければ、あとは習慣となり、しっかりとご家庭でも口腔ケアを行えますので、意識してみてください。

子どもの虫歯予防の方法を具体的に教えてください。

子どもの場合、一番虫歯になりやすいのは上の前歯の裏側なんです。そこから磨くようにすれば、それだけでずいぶん違います。次に歯磨き粉ですが、フッ素濃度の高いものを選んで使ってください。あと、ご飯とご飯の間、最低2時間は間食をせず、お茶か水だけにするだけでも十分予防にはなります。いつも何かを食べていたりキャンディーをずっと舐めているのは良くないですね。そしてもちろん、食べたら磨くことです。これらは、そのうち習慣になっていきますし、歯は一生使うものなので、最初にちょっとだけ頑張ってみてください。

院長が趣味にしていることは何かありますか?

私、ラーメンが大好物でして、独身の頃はラーメン本をまるごと1冊制覇するぐらい食べ歩きました。お店に行くだけでは飽き足らなくて、道具屋筋で寸胴鍋を買い、スープの材料をそろえ、仲間を集めて一晩中ぐつぐつ煮込み、朝、完成したラーメンを食べてから「さぁ、学会へ行くぞ!」みたいな(笑)。今でもラーメン屋さんにはよく行きますし、たまに患者さんとラーメン談義で盛り上がることもあります。ラーメンに限らず、このエリアに詳しい患者さんからおいしいお店の情報を聞いて、スタッフみんなで食べに行くこともよくありますね。

最後に、患者さんへのアドバイスをお願いします。

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歯が痛くなってからではなく、気になることを気軽に相談できる場所でありたいと思っています。ちょっと気になったから診てほしいという、そんな感じで構いません。「痛くもないのに診てもらうのは……」という方もいますが、そんな遠慮をしていただく必要は一切ありません。そうなる前に来ていただくほうが治療も少なくて済みますし、検査して問題がなければ、「なんともないですよ」という一言で、また安心して生活していただけますからね。悪いところがあれば、それもきちんと説明させていただきます。自分の歯のことをしっかり知っていただく、そのことから始めましょう。

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