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高須 寛貴 院長の独自取材記事

西尾城下町矯正歯科ブルーノ

(西尾市/西尾駅)

最終更新日:2023/10/19

高須寛貴院長 西尾城下町矯正歯科ブルーノ main

「西尾城下町矯正歯科ブルーノ」は名鉄西尾駅から徒歩5分ほど、瓦屋根がまっすぐ地表まで届くデザインが特徴的な建物だ。高須寛貴院長は歯科医師の父の影響を受けて同じ道に進み、幼少時からの歯並びや予防が重要であると考えて矯正治療を専門に学んだ。生まれ育った地元に貢献したいと2014年に開業し、以来、「誠実に」「丁寧に」を心がけ、子どもから大人までの矯正治療に対応、同時に舌や口腔周りの筋肉トレーニングにも注力している。勉強熱心で「治療レベルを保ち、学んだことをすべての患者さんに提供したい」と熱い思いを持つ高須院長に、クリニックの特徴や理念などを聞いた。

(取材日2017年2月16日)

患者の悩みに配慮し、カウンセリングを重視

斬新な外観で個性的ですが、こだわりを教えてください。

高須寛貴院長 西尾城下町矯正歯科ブルーノ1

クリニックを開業した周辺の町は城下町で、この近くには城跡、歴史公園や資料館など往時の面影を残す街並みもあります。そこで外観は城下町の風情に調和し、かつ建物としてアピールできる和モダンなデザインがいいと考えました。設計監理をお願いした設計事務所さんから素晴らしいデザインをいただき、さらに何度も何度も打ち合わせを重ね、現在のクリニックになりました。整然と並んだ瓦は、和の要素とともにきれいな歯並びのイメージとリンクするなと思っています。最近海外のサイトにも取り上げてもらって非常にうれしいです。

先生は西尾市のご出身なのですね。

僕が育ったのはここから車で15分ほどのところで、父も歯科医師です。歯科医師になろうと思ったことには少なからず父から影響を受けています。開業を考えた時、市内に矯正治療専門の歯科医院がなく、患者さんは近隣の市などの遠方のクリニックへ通院されているような状況もありましたので、地元に戻って自分がやろうと開院しました。他の歯科医院さんから「矯正の専門クリニックができて助かった」と言っていただいたり、患者さんからも「これまで近くに矯正歯科医院がなかったから、ゆっくり話を聞けなかったけど丁寧に説明してもらえた」などと言っていただき、非常に良かったと思っています。最近はクチコミや患者さんの紹介で来られる方が増えてきて、西尾市の中で少しずつ認知されてきたのかなと感じています。

診療は個室で、カウンセリングルームが2つありますがなぜでしょうか?

高須寛貴院長 西尾城下町矯正歯科ブルーノ2

矯正治療は治療期間もある程度長期にわたり、お金もかかりますから、最初にきちんと説明をして患者さんにご納得いただいてから治療をスタートすることが最も重要です。そのため時間をかけてお話ができるカウンセリングルームは必要な空間なんです。1つ目は初診の方のカウンセリング用の部屋で、ご家族一緒に入っていただけるように、広めで横並びで近い距離でお話ができるようになっています。もう1つは対面式になっており、資料を見ていただきながらの治療方針の説明や、舌や口腔周囲筋のトレーニングの際に使用しています。患者さんの中には、思い切り笑えない、あまり他人には話を聞かれたくないなどの悩みもあるため、心に抱えていることをいつでも話していただけるよう診療室も個室にしています。

矯正治療と同じく舌や頬のトレーニングも重視

歯科医師であるお父さまから何かアドバイスはありましたか?

高須寛貴院長 西尾城下町矯正歯科ブルーノ3

歯科医師になった時に、治療に対して「常に誠実であれ」という言葉をもらい、今も心にとめています。仕事の時だけ急に誠実にはなれないですし、日常の所作が診療中にも出てきますので、日常生活の一つ一つの小さな事柄にもできるだけ誠実でありたいなと思っています。スタッフにもそのことは伝えています。父からは説教などで教えられることはあまりなく、その分、仕事に対する姿勢や、こだわり、ストイックさを背中で教えてもらった感じです。

先生が矯正治療を専門にされたのはなぜですか?

歯並びの治療は、虫歯や歯周病、歯を失って義歯になるなどの歯科疾患のすべての予防になると考え、学生の頃から絶対に必要な分野だと思っていました。幼少期から歯並びを改善できれば早い段階で手入れしやすく、バランスの良い噛み合わせが得られれば少しでも歯科トラブルが減ってくれるのではないかと考えました。今ではその考えは間違っていなかったと確信しています。その意味で子どもの頃の矯正治療は非常に大事なのです。できるだけ多くの子どもが矯正治療を受けられるような環境であればと思います。当院では患者さんの半分以上がお子さんですね。もちろんきれいな歯並びは笑顔をより明るく、美しくすると思いますから、矯正治療によってすてきな笑顔がたくさん増えてほしいです。

お子さんの矯正治療でのこだわりはありますか?

口腔周囲の筋肉や舌のトレーニングを治療と合わせて行っていることです。歯並びは、顎の骨格の大小やバランス、歯の大きさ、並びだけで成り立っているわけではなく、外側からは頬が、内側からは舌が圧力をかけています。その力のバランスが崩れていると、歯並びが狭くなったり、前に飛び出すなどの不正咬合になります。ですから舌の癖や唇を閉じられるようにするなどのトレーニングをするわけです。これは大人になってからではなかなか治らず、小さい頃から始めることが大切だと考えています。トレーニングによって、物の飲み込み方や発音の仕方、咀嚼の仕方が変わっていくことが期待できます。また口呼吸から鼻呼吸に変わって、人によっては姿勢が改善することにつながるといわれています。当院では、歯並びに良くない影響を与えることを少しでも減らしたいと思い取り組んでいます。

成人の矯正治療で重視していることはありますか?

高須寛貴院長 西尾城下町矯正歯科ブルーノ4

成人の方は、就かれている仕事の内容や、日常の生活環境がさまざまですので、患者さんの要望にできるだけ応えてあげることが大切だと考えています。できるだけ目立たない矯正治療もそうですし、ただきれいに治すだけでなく、バランスの良い機能を獲得すること、口元の審美性など、より高いクオリティーを提供することなども大切にしています。

勉強を続け、学びをすべての患者に提供

治療の中で心がけていることはありますか?

高須寛貴院長 西尾城下町矯正歯科ブルーノ5

比較的長期間の治療になりますから、不安や不満によって通院が苦痛にならないように、コミュニケーションをなるべくたくさん取るようにしています。毎回お子さんだけでなく、必ず保護者の方ともお話をしています。僕は基本的にとても優しいのですが(笑)、大事なところは結構きつめに言うこともありますね。矯正治療は、「悪い歯並び」に対して、そのお子さん、保護者、僕ら歯科医師が一緒に向き合うという構図です。「悪い歯並びを持っている子ども」に、保護者や歯科医師が「治しなさい」と一方的に言う構図ではないんです。それでは患者さんは装置を使いたがりません。「患者」と「悪い歯並び」を切り離して考えて、みんなで客観的に見て治していこうという姿勢を心がけています。このことは恩師から教えていただいたことです。

スタッフの方も研鑚を積まれているそうですね。

ブルーノで力を入れている口腔周囲筋のトレーニングは4人の歯科衛生士が担当しますし、矯正装置がつくと歯磨きがしにくいのでその指導もしています。スタッフがいなければブルーノのシステムは成り立ちません。それだけ患者さんとふれあう機会も多いですから、一人ひとりが確かな技術と知識が必要です。また矯正治療自体についてもある程度知っておく必要があるので、歯科医師を対象にした矯正の勉強会や講習会など、歯科衛生士が来ないような会にも参加してもらっています。勉強熱心でよくやってくれていますね。スタッフには子どもの患者さんにとってはあなたたちが「先生」なんだよと教えています。

今後の展望をお聞かせください。

高須寛貴院長 西尾城下町矯正歯科ブルーノ6

これまでどおり患者さんが笑顔で「来て良かった」と思ってくださればうれしいですね。僕としては来てくださる患者さんに応えるために、勉強を続け、絶対に質を落とさず、いつでも勉強会で発表できるようなレベルを保っていきたいと思っています。学んだことをすべての患者さんに提供することがスタンダードになれば、こんなに良いことはありません。現在、大学で学生さんの実習を手伝ったり、矯正講習会でインストラクターをさせていただいているので、そういったことを通じて矯正治療への理解のすそ野を広げていくことにも貢献したいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

成人矯正:65万円~、小児矯正:I期40万円~、II期25万円~※口腔内環境により異なりますので、詳しくは医療機関にお問い合わせください。
舌側矯正治療:上顎のみ33万円~、全顎49万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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