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田所 丈嗣 院長の独自取材記事

田所クリニック

(西宮市/西宮駅)

最終更新日:2019/08/28

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阪神電鉄本線・西宮駅のえびす口から徒歩1分とアクセスのいい場所にある、「田所クリニック」。院長の田所丈嗣(たけつぐ)先生は、大阪大学医学部卒業後に大学病院などで勤務した後、メラノサイト(色素細胞)の研究や、皮膚科ならびに形成外科の専門家として外科的治療を中心とした診療に長年従事してきたほか、さらには医学生や若い皮膚科医師の指導・教育などにも携わってきたベテランのドクターだ。「なんでも治す開業医が幼い頃の夢でした」と笑顔で教えてくれた田所院長は、2014年に開業した同院で、これまで培ってきた数多くのノウハウを診療に生かしている。そんな田所院長に、診療にかける思いや同院の特色などを聞いた。
(取材日2019年2月8日)

頭の天辺からつま先まで、見えるところを美しく

先生が医師をめざすようになったきっかけを教えてください。

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小さい頃に風邪をひいたり、やけどを負ったりしたら、地域の開業医のもとに通う機会が多いですよね。僕もその一人で、かかりつけ医のところに行けば、なんでも診てくれ、治してくれました。そんな医師の姿に憧れを持ったのがきっかけですね。小学校の文集にも将来の夢として「医師」と書いたものが残っています。しかし、いざ大阪大学医学部に入学し、医療の勉強を始めると、それぞれの分野が細分化されていて、思い描いていたような「なんでも診る科」というのはありません。そこで将来をどうしようかと悩んでいたところ、所属していた美術部の先輩から「形成外科が面白い」と誘われたのです。手術にも興味がありましたし、当時形成外科は、もともと興味のあった皮膚科のくくりにありましたのでこの道に進もうと決めました。

大学卒業後は何を専門にされてきましたか?

「外傷や傷痕で苦しむ人をきれいにしたい」という思いをずっと持っていた僕は、上司に勧められたこともあってあざの治療を担当することになったんです。しかしその当時は、いい治療法がなく、レーザー治療も確立されたばかりで、赤や青色のあざは対応できても、茶色のあざは治療をしてもまた再発してしまうなど、治しきることができなかったんです。「何がいけないのだろう?」とさまざまな文献を読みましたが、どこにも詳しく載っておらず、その原因を知る手立てがありませんでした。それなら自分で調べるしかないと思い立ち、メラノサイトと呼ばれるメラニン色素を生成する細胞の研究を始めたのです。大分医科大学(現・大分大学医学部)の皮膚科がメラノサイトの培養をしていることを聞き、そこの皮膚科形成外科で日中は診療、夕方から夜中までは研究、という日々を送りました。

その後は、皮膚科と形成外科の専門家として活躍されたのですね。

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メラノサイトの研究をしていた時の教官から、皮膚科で悪性腫瘍などの治療を担当してほしいと声をかけていただき、再び大阪大学に戻り、皮膚科の医師として手術を手がける傍ら、大学や米国国立衛生研究所(NIH)で研究を続けました。そして2004年に大阪医療センターの皮膚科科長に就任し、皮膚悪性腫瘍のメラノーマを専門に研究をしながら10年ほど診療にあたりました。これまでいろいろな患者さんを診ましたが、大規模病院を受診する前にクリニックでも対応できる皮膚疾患があること、また自らの原点である「なんでも診る医師」として、患者さんの生活の質(クオリティー・オブ・ライフ)を追求していきたいという考えが芽生えたため、2014年に開業を決意しました。

めざすゴールは作られた素肌ではなく、自然の素肌

クリニックについてご紹介いただけますか?

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湿疹・ニキビといった一般的な皮膚疾患はもちろん、すり傷・やけどなどの外傷にも対応します。またおでき・イボなどの皮膚腫瘍に対する外科的手術や、しみ・あざ・白斑などの色素性疾患に対するレーザー治療のための機材もそろえておりますし、経験も豊富です。なお、当院では美容外科の手術は一切行いません。もちろんその仕事に携わっていたこともありますので、できないことはないのですが、僕がめざすものは「美しい素肌」です。その方の本来持つ「素肌の美しさ」に近づける治療を大切にしています。

先生が診療で大切にされていることがあれば教えてください。

一番は患者さんとの信頼関係ですから、しっかりお話をすることですね。「あなたは今、こういう病気なので、このように治療していきますよ」ということを患者さんに理解、納得していただいた上で治療に入るようにしています。そうしないと、患者さんにとっては今何をやっているのかわからないという状況になりますし、治癒までに時間のかかる治療も多いですから、いつ終わるのだろう……と不安にさせてしまいますよね。そのためにもしっかりお話をするように心がけています。

勤務医時代と現在ではどんな点に違いを感じますか?

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大規模病院ではセレクトされた患者さんがメインなので、難治性の症状、疾患の方が大半です。最後のゴールキーパーのような役目でしたから、とにかく神経がすり切れるような日々で、体を壊したこともありました。今は、その点に関しては気持ちに余裕を持って診療することができますね。しかし、さまざまな症状の患者さんにお越しいただくので、その方に合った「治療」という答えを用意するには、設備もしっかりそろえる必要があるため、このクリニックの規模にしてはかなりの重装備になってしまいました。また、僕は勤務医時代に若い医師や研修医の手術の指導教官もしていたのですが、やはり人がやるより自分でやるほうが効率的に処置できますね。ここでは自分で手術をしますから、教えないでいい手術はスムーズだなあと実感します。責任は重大ですが、患者さん一人ひとりに寄り添った治療をこれからも続けていきたいと思います。

地域の住民や医療施設からも頼られる存在に

院内のこだわりポイントを教えてください。

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初めて足を踏み入れた患者さんには、よく「美容皮膚科クリニックのようですね」と言われます。品良く明るい院内をめざしていますので、ぱっと見てそのような印象をお持ちになる方が多いのです。しかし、見た目と中身が実はちょっと違う、というところがポイントかもしれません。当院では保険診療をメインとしており、美容外科には対応していない皮膚科クリニックです。一方で、白斑や尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)といった専門性の高い治療のための先端の機器を導入し、必要であれば手術なども行っています。そのため、近隣の連携を取っている医療施設から手術の依頼を受けることも多いんですよ。また、開業以来支えてくれている自慢のスタッフたちも患者さんに丁寧な応対を心がけるようにしてくれています。

プライベートはどんな時間を過ごされていますか?

大学時代は美術部に所属しており、校内に窯もありましたので、七宝焼きなどの陶芸をやっていました。同時にラグビー部にも所属していましたが、この職業は指をケガしてしまうと仕事にならないので、社会人になってからは遠ざかってしまいました。勤務医時代は特に雑務が多かったので、今も空いている時間は書類を書く時間にあててしまい、趣味を持たなければと思いながらも、ついつい仕事をするのが癖になっています。そのため、自宅ではのんびりしたり、週1回マッサージを受けたり、有馬温泉が近いので、日帰りで行ったりしながらストレスを発散しています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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悪性の腫瘍を診ようと思ったら良性がどんなものか知らないとできません。そして良性腫瘍を知るには、良性疾患を知っていなければいけない。つまり悪性腫瘍を治療する人間は、すべての知識を持っていなければいけません。そのあたりはこれまで培った多くの知識とさまざまな経験が僕にはありますので、安心してお任せいただきたいですね。一般的な皮膚疾患に加えて、長年研究していたしみやあざといった色素系の疾患を得意にし、設備も十分にそろえています。なんでも診てくれて、治してくれる。そして困ったら助けてくれる。少なくとも僕自身はそんな医師でありたいと思っています。「こんなときはどうしたらいいの?」といった心配事があれば、まずは気軽に相談に来ていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみ取り/1万円(税別)~

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