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豊田 大和 院長の独自取材記事

医療法人社団徳壮会 新津田沼歯科クリニック奏の杜

(習志野市/津田沼駅)

最終更新日:2022/08/01

豊田大和院長 医療法人社団徳壮会 新津田沼歯科クリニック奏の杜 main

JR中央・総武線の津田沼駅南口から徒歩4分の場所にある「医療法人社団徳壮会 新津田沼歯科クリニック奏の杜(かなでのもり)」。「新津田沼歯科クリニック」の分院として開院した同院の院長を務めるのは、豊田大和(とよた・やまと)先生。同院が大切にしているのは患者とスタッフの「双方向」のコミュニケーションと、長期的に歯を守るため「できる限り抜かない、削らない」こと。そして「再発しないこと」を重視した質の高い治療の提供をめざしている。親子3世代で通院する患者がいるなど幅広い世代の診療に対応し、歯科用CT、半導体レーザー、炭酸ガスレーザーなどの医療機器の充実にもこだわる。2代目院長に就任してから5年を迎えた豊田先生に話を聞いた。

(取材日2022年6月16日)

理想の治療を提供できる居場所を求めて

先生が歯科医師になったきっかけや、現在に至るまでのご経歴を教えてください。

豊田大和院長 医療法人社団徳壮会 新津田沼歯科クリニック奏の杜1

私は千葉県市川市で生まれ、歯科医師の父の背中を見ながら育ちました。自然と父と同じ道を選び、高校卒業後は新潟大学歯学部へ。当院の前は、静岡県菊川市の「菊川デンタルクリニック」で院長を務めていました。そちらを辞めて新しい職場を探していた際、大学時代の友人の紹介で、小澤宏徳理事長と出会いました。歯科医院はともすれば、たくさんの患者さんに対応するためにさばくような診療になってしまう恐れがあります。でも私は、歯科医師として患者さんに良い治療を提供したい、という信念があり、小澤理事長の理念と自分の理想像が重なりました。

具体的には、小澤理事長のどのような方針に共感されたのでしょうか。

歯を長期的に守るためなら、経営的に採算が合わなくとも、妥協せずに治療するという姿勢に感銘を受けました。例えばかぶせ物の治療をする場合。歯肉の腫れなど、歯の土台が整っていない状態で強引に治療を進めると、将来的にかぶせ物の不具合を起こすケースがあります。当院では患者さんと話し合って理解を得た上で、歯肉の状態の安定を図ってからかぶせ物の治療を行います。こうした労力は惜しみません。

印象深い診療経験はありますか?

豊田大和院長 医療法人社団徳壮会 新津田沼歯科クリニック奏の杜2

大学卒業後、東京医科歯科大学歯学部附属病院で勤務していた頃のこと。口腔外科で、口腔がんなど命に関わる重い病気の患者さんに対応することが多く、私は先輩医師のサポート役として、患者さんやご家族の窓口となって相談を受けることもありました。当時の私は歯科医師として何もできなかったのですが、それでも患者さんやご家族は手術を終えた後、「先生がずっといてくれたから心強かった」とお礼を言ってくださいました。うれしかったですね。振り返れば、人を大切にしようと思ったきっかけとなった経験かもしれません。歯科医師は患者さんとの対話、人を大切にすることがとても大事な仕事だと学びました。

大切な歯を長期的に守りたい

院長就任から5年がたちました。これまでを振り返っていかがでしょうか。

豊田大和院長 医療法人社団徳壮会 新津田沼歯科クリニック奏の杜3

就任当初の手探りだった時期を経て、時間の経過とともに、クリニックを任されているという自覚や、患者さんに対する責任感が増したように思います。当初から通ってくださっている患者さんとのお付き合いも5年。最近では患者さんがご趣味の話を聞かせてくださるなど、時間を重ねながら心を開いていただけたことはうれしいですね。2020年に新型コロナウイルス感染症の流行が急拡大し、一時は受診を控える風潮が続き、クリニックを存続できるか不安に思った時期もありました。ですが、感染状況の変化とともにクリニックに日常が戻ってきました。法人として大切にしている、方針に沿った診療をご提供できていることがありがたく感じています。以前からオペ室対応型の換気システムを導入しており、常に清潔な空間を保った診療を行っていましたが、今後も患者さんの不安を払拭できるよう、感染症対策は徹底していきたいと思います。

診療で大切にしていることを教えてください。

一方的ではなく、患者さんとスタッフの「双方向」のコミュニケーションを取ること。長期的に歯を守るため「できる限り抜かない、削らない」こと。そして質の高い治療を提供することで「再発しない治療」をめざすことです。これらは本院の小澤宏徳理事長が提唱されている理念であり、当院の行動指針となっています。「長期的に歯を守る」観点から、治療スピードより時間をかけて丁寧な治療を行うことを大切にしています。患者さんにとって、治療スピードは早いに越したことはないでしょう。しかし急いで虫歯の治療をして、かぶせ物がすぐに取れてしまっては本末転倒です。虫歯治療を例にあげると、当院は他院と比べると治療のための来院回数も多く、所要時間も長いと思いますが、その分丁寧に、再発予防を心がけながら治療します。

「時間以上に質を大切にする」という診療方針について、患者さんの反応はいかがですか?

豊田大和院長 医療法人社団徳壮会 新津田沼歯科クリニック奏の杜4

当院は新興住宅地にあるため、メインの患者層は働き盛りの30代、40代の方。仕事に家庭に忙しい年代にもかかわらず、当院の方針をご理解いただいた上で通ってくださる方が大勢いらっしゃいます。なかには、感謝のお言葉を頂戴することもあり、自分たちの想いが届いているようでうれしく思いますね。

患者さんにとって、どんな存在のクリニックでありたいですか。

お口の健康意識が高まる場所になることです。元から健康意識が高い方のご来院も大歓迎ですし、当院に通うことで、お口の健康意識が高まる患者さんが増えたらいいなと思います。当院ではセルフケアの指導も丁寧に行う他、お口の状態を伝えるため、口腔内の菌を顕微鏡でお見せし、細菌が動く様子を見ていただいたり、「定期検診を受け続けた80歳のお口」と、「定期検診を受けずに過ごした80歳のお口」の比較データの写真をお見せしたりすることもあります。現実を知ると行動は変わります。意識の高い患者さんからは、セルフケア用品の選び方のご相談をいただくこともありますね。

20年後に満足してもらえる治療を

力を入れている治療について教えてください。

豊田大和院長 医療法人社団徳壮会 新津田沼歯科クリニック奏の杜5

歯周病の治療です。進行が進んでいる場合にはフラップ手術を積極的に行っていることが特徴といえます。この手術は歯肉を切り開いて歯周ポケットにたまっている歯垢や歯石を直接取り除いていく方法です。外科的な処置を怖がる方もたくさんいらっしゃいますから、治療の方法とメリット・デメリットを詳しくご説明し、患者さんからの質問にはすべて答え、納得していただいた上で治療を始めます。また、最近ではセラミックを用いた治療のニーズがじわじわと高まっています。40代、50代の女性の患者さんを中心に、自分磨きの一環で口元への意識が高まっているようです。当院では、歯の白さだけでなく、歯の形態、フィット感など、患者さんの個性に合う治療を提供してご満足いただけるよう努めています。

レーザー機器もありますね。

半導体レーザーは、永久歯が生えきらず、歯茎に炎症が起こって腫れてしまった場合や、お口の中の部分の切除や切開などに使用。炭酸ガスレーザーは、歯を抜いた後や口内炎・口角炎の治療の際に活用します。レーザー治療は「出血が少ない」「早期の治癒が期待できる」「術後の痛みが少ない」「治療時間や期間が短縮できる」など、さまざまなメリットがあります。患者さんの負担が少しでも軽減できればと思っています。

この5年間で、ご自身の変化はありましたか? また、リフレッシュ法を教えてください。

豊田大和院長 医療法人社団徳壮会 新津田沼歯科クリニック奏の杜6

変化は、子どもが生まれたことです。乳幼児2人と賑やかな生活を送っています。かねてより子連れの患者さんの不安に寄り添うことを心がけてきましたが、自分に子どもが生まれたことで、その気持ちはより一層強くなりました。子どもを治療に連れて来るお父さまお母さまの不安や、子連れで受診する大変さがわかりすぎる分、ついつい手厚くしてしまいます。それと、息抜きは自転車でのツーリングです。昨年末も小学校時代の同級生と一緒に、静岡まで行きました。2泊で約250㎞。旅は疲れるくらいが気持ちいいです。私には遊び仲間がたくさんいるので、子どもたちも、いつかそんな友達に恵まれたらいいなと思います。

今後の展望を教えてください。

歯科の治療結果の良し悪しがわかるのは、10年後、20年後だと考えています。ですから、20年後の患者さんにご満足いただける治療を提供し、「このクリニックに通っていてよかった」と言っていただけるように。今日より明日は技術が高まるよう研鑽を積みながら、未来を見据えた診療を心がけ、真摯に取り組んでまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/小児44万円~、成人88万円~(検査診断代など、別途諸費用がかかります)
セラミックを用いた補綴/3万8500円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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