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原田 雅生 院長の独自取材記事

はらたクリニック 内科・消化器内科

(名古屋市千種区/本山駅)

最終更新日:2020/04/01

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本山駅から徒歩1分にある「はらたクリニック 内科・消化器内科」。原田雅生(はらた・まさお)院長は消化器内科を専門とし、日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医に加え、日本肝臓学会認定肝臓専門医、日本超音波医学会認定超音波専門医だという頼りがいのある先生。風邪や生活習慣病から、胃や大腸、肝臓、膵臓の疾患まで診ることができるのも、豊富な経験があってこそ。患者側に立った考えを持ち合わせてくれているので、内視鏡検査や超音波検査においても患者の状態に合わせてこまやかな配慮がある。白とグリーンでまとめられたきれいで明るい院内は男女問わず快適な環境だろう。「何でも相談してもらえれば」とほほ笑む院長に話を聞いた。
(取材日2016年9月20日)

経験と専門性を生かした丁寧な内視鏡検査が得意

開院されて2年、こちらにはどんな患者が多いでしょうか?

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大学が近くにあるためか、学生さんなどの若い人が多い印象です。中高年やご高齢の患者さまでは、健康診断で詳しい検査が必要になった方や血圧やコレステロールの問題で来られる方などで、やはり消化器関係が多く、内視鏡検査や超音波検査を希望される方が多いですね。診察の際は常に「患者さまが何を求めて来ているか理解すること」を大切にしています。そのためにできるだけ話しやすいように、接し方や話し方は工夫しています。敬語だと緊張するような若い方にはわざとざっくばらんに話すことも。そうすると最初は言えなかった悩みを話してくださったり、質問してくださったりするのです。そうすることで患者さまの満足度が上がれば良いなと思っています。

内視鏡検査には先進の機器をそろえていらっしゃるとか。

内視鏡検査には胃・大腸ともにNBI(Narrow Band Imaging狭帯域光観察)機能を搭載した機器を使用しており、がんなどの早期発見に役立ちます。大腸は折れ曲がっていたり回転していたりしますが、当院の大腸カメラは曲がりやすさを変えることができます。高性能の機器を備えている施設は多いのですが、それをわれわれ医師が使いこなせるかが大事だと思います。いくら機器が良くても使う側に経験がないとなかなか難しい面があります。そういう意味では、勤務医時代のさまざまな経験が役に立っていますね。

どのようなご経験でしょう?

大学病院時代にお手伝いに行った病院では、古い型の機器も使わなければならなくて苦労したこともあった一方、大腸の専門病院では最新の機器を用いて1日20人の患者さまに検査を行ったこともあり、あらゆる状況に対応してきました。ただ、どんな場合でも患者さまにできるだけ苦痛なく検査を受けていただくということは非常に気をつけてきましたし、現在もそれを第一に考えています。

こまやかな配慮を感じます。

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大腸は個々で長さや走行も違い、状況によっては大腸粘膜に傷がついたり穴が空いたりする危険性もあるので、細心の注意が必要です。どれだけ経験を積んでも十分とは言えないかもしれませんが、胃内視鏡検査を含め、今後も患者さまに満足していただける検査を行っていきたいですね。当院は現在、胃内視鏡検査は1日に1~2人、大腸内視鏡検査はお昼に1人と決めています。大腸検査に関しては検査に時間を要する患者さまもいるので、1人の方に落ち着いて向き合える体制にしました。また検査にあたって、大腸を空にする前処置を行う必要があり、患者さまは何回もトイレを使うことになるので、大腸検査を受けられる方専用のトイレもつくりました。

肝臓内科も標榜。エコー検査でしっかり診断

肝臓内科も標榜されています。

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消化器病や消化器内視鏡に加えて、日本肝臓学会認定肝臓専門医です。藤田保健衛生大学病院にいた頃、肝臓病学が専門の吉岡健太郎教授のもとで、臨床経験を積みました。肝臓は、消化器内科領域の中では頭で考える部分が多く、やや取っつきにくいこともあって、消化器内科を専門としていても肝臓のことはよくわからないという医師は少なくないと思いますし、最初は自分もでした。C型肝炎の治療法などはかなり進歩して今では治る病気になっていますが、まだあまり知られていない面も。心配な時はやはり専門医を訪ねてほしいですね。また、名古屋市では肝炎ウィルス検査が無料でできるので、ご家族やご親族にB型・C型肝炎の方がいらっしゃるような場合には、ぜひ検査を受けていただきたいです。

日本超音波医学会の超音波専門医でもいらっしゃいます。

「胃が痛い」と言われる場合でも、実際は痛みの原因が胃以外の肝臓、胆嚢、膵臓だったりすることもあります。特に膵臓がんや胆嚢がんは見つかった時には進行していることが多いので、そうなる前に超音波検査で見つけることが大切です。「おなかが痛い」と受診された方には、胃や大腸以外の臓器の超音波検査も勧めるようにしています。また、動脈硬化の診断もできる頸動脈や甲状腺も超音波で診ることができますし、皮膚に何かできものができたりした時も超音波で調べることがあります。

そもそも消化器内科を専門とされた理由は?

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内視鏡や超音波を用いた診療は、技術的なことや頭を使うことなどいろいろな要素があって医学的におもしろいと思ったことが一つ。それから消化器内科が関わる病気にはがんが多く、残念ながら発見された時点でかなり進行していて、生きることができる期間がある程度決められてしまう時もあります。そういう患者さまに対して、治療の一方で、残された時間をいかに満足して過ごしていただくかということも考えつつ診療にあたるという部分にもやりがいを感じました。普段の診療を行っていて感じるのは、特に内科の病気は、患者さまのお話をよく聞くだけでも症状が和らぐ場合があるということです。なので、お話をすべてお聞きし「十分聞いてもらった」と感じられてから、こちらが話すように心がけています。

専門を強みに、開業医として何でも相談できる医師に

医師をめざされたきっかけは何だったのでしょう?

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父が薬剤師でしたので医療関係の仕事は身近に感じていて、医学部へ進んだ兄の影響もあり、医師になることを決めました。勤務医時代から多くの患者さまと向き合ってきましたが、大学病院勤務の後半でよく感じたのは、専門分野を深めることが中心になり、他分野に疎くなったなということでした。専門分野をより極めたい人には最適な場所ですが、僕はそういうタイプではないかなと。少し極端な例えですが、道で倒れている人や飛行機の中で急病になった人を助けられる医師、つまり幅広く診られる医師がもともと理想だったのです。そういうこともあり、大学病院を退職することを決めて、こちらに開業しました。

島根医科大学(現:島根大学医学部)ではどんな日々を送られましたか?

少しのんびりしたところでしたが、僕はとにかくサッカーができる環境があればよかったので、ひたすらサッカーをして楽しく過ごしました(笑)。小学生の頃に始めて、今も時々プレーしますが、大学では主将を務めました。ちょうど衛星放送が普及し始め、世界中の試合がテレビで見られるようになったのもその頃で、サッカーばかり観ていました。それは今でも似たような感じです(笑)。外国まで観に行ったこともありますよ。今、診察室の足下にもボールが置いてあって、診療後に触っています。ボールに触れて癒やされるのは、僕だけではなくサッカー好きには多いのではと思いますよ(笑)。

恩師からの学びも大切にされている印象です。

藤田保健衛生大学病院消化器内科に移った当時の中野浩教授が、いつも患者さまを「自分の親戚」だと仰っていて、その姿をよく思い出します。ご自身の患者さまが入院される時に「わしの親戚が入院するから頼むぞ」と仰って、最初は本当の親戚かと勘違いしました(笑)。常にそれぐらいの気持ちで患者さまを診ていたということだと思います。中野先生も吉岡先生も非常に患者さま思いで、どんなことも地道に取り組まれ、とても尊敬しています。中野先生にはお会いするだけで安心しますし、吉岡先生には今でも肝臓疾患のことでよく相談しています。

今後の展望について教えてください。

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当院は内視鏡や超音波の検査が強みですが、街の開業医は一般的な風邪やインフルエンザはもちろん、生活習慣病など何でも相談してもらえるようになることが一番大事だと思います。以前勤務していた病院で診療した患者さまが、僕が開業したことを聞いて来院されたことがあり、それはとてもうれしかったですね。これからも地道にお付き合いを積み重ね、大切にしていきたいと思います。

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