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和田 隆史 院長の独自取材記事

和田歯科医院

(新潟市西区/青山駅)

最終更新日:2021/10/12

和田隆史院長 和田歯科医院 main

青山駅から徒歩10分ほどの住宅街で、1992年の開業以来、地域の人々の口腔の健康を見守ってきた「和田歯科医院」。和田隆史院長と副院長の歯科医師2人体制で、外来診療だけでなく、通院が難しくなった患者のため訪問診療にも力を注ぐ。「患者さんの要望に沿って普通の治療をしっかり行うことが何より大切」と話す和田院長。穏やかな口調とおおらかに笑う姿が印象的だ。スタッフや患者とフレンドリーに接する様子からは、普段から患者としっかりコミュニケーションを取り、一人ひとりに合った治療を実践していることがうかがえる。今回はそんな和田院長に、これまでの歩みや患者への思い、専門とする歯周病に関することなど幅広く話を聞いた。

(取材日2021年06月21日)

地域に根差した歯科医院として訪問診療にも注力

開業以来約30年もの間、地域の方のお口の健康を支え続けてこられたのですね。

和田隆史院長 和田歯科医院1

私は新潟で生まれ育ち、親戚も多くが新潟にいて、地元の人、身近な人の近くで開業したいとの思いがありました。開業から2年後に小児歯科を専門としていた副院長が加わり、診療と医院経営を二人三脚でやってきました。10数年前から訪問診療を開始しましたが、歯科医師が2人いますので外来診療にも影響なく両立できています。当院の外来の患者さんは20代~60代が中心で、歯に痛みがあったりかぶせ物が取れたりして来院される方が多いですね。一方、訪問診療では80代、90代の方がメインです。訪問診療でも外来診療に引けを取らない治療・メンテナンスを提供するため、必要な機材を導入するなどして、患者さんやご家族のご要望にお応えしています。

スタッフの方々とのコミュニケーションが活発で、和気あいあいとした雰囲気ですね。

歯科医院はスタッフがいいと雰囲気がよくなりますね。開業以来、スタッフの入れ替わりもありましたが、皆、患者さん思いの人ばかりです。私が患者さんにご説明した後に、わかりにくかった部分や言い足りなかったことを補足するなど、しっかりフォローしてくれるので助かっています。お子さんは大抵歯医者を嫌がるものですが、お子さんの扱いに慣れた歯科衛生士がいると安心して患者さんも来てくれるため、私もスムーズに治療ができますし、親御さんにとってもありがたい存在だと思います。歯科衛生士や歯科助手というのは、歯科医院の雰囲気をつくり上げる上で大きな役割を担っていると感じますね。

日々の診療において心がけていることをお聞かせください。

和田隆史院長 和田歯科医院2

患者さんによって求めるものは違いますから、お一人お一人のご要望に合った治療を常に心がけています。お口の中の現状をご説明し、考えられる治療法とそのメリット・デメリット、治療費などを明確にした上で、患者さんにより良い選択をしていただけるよう努めています。そのために何より大切なのは十分なコミュニケーションです。患者さんの訴えにしっかり耳を傾けること、また治療中に違和感があれば我慢せずにおっしゃっていただけるよう、信頼関係を築くことが重要だと考えています。そしてかぶせ物や入れ歯はその人にぴったり合ったものを入れて、治療後に快適に過ごしていただけることをめざしています。なるべく痛みの少ない治療を実現するため、表面麻酔や電動麻酔器を導入。もちろん医療機関として大切な衛生管理、清潔な環境の維持にも力を注いでいます。

幅広い診療で地域の人々の口腔の健康をサポート

歯科医師になられてから開業されるまでの経緯を教えてください。

和田隆史院長 和田歯科医院3

新潟大学歯学部を卒業、大学院を修了してから2年ほど大学に残り、助手として働いていました。研修医時代は、朝9時に大学へ行って帰宅するのは夜中の12時というハードな生活を送っていましたが、治療だけでなく研究にも取り組み充実していましたね。高田や長岡の歯科医院でアルバイトしながら、さまざまな人との出会いがあり、多くを学びました。私はもともと歯周病を専門としており、大学ではこの分野の研究にも従事していましたが、次第に専門知識を生かしつつ幅広い診療に取り組むことで多くの患者さんの役に立ちたいとの思いが強くなり、開業を決意しました。開業当初は、患者さんが来てくれるだろうかと不安な思いもありましたが、専門の歯周病分野だけでなく、補綴や抜歯なども含め幅広い分野を勉強し、一般歯科全般、口腔外科の診療に対応できるよう努力した結果、なんとかここまで続けてこられました。

改めて、歯周病とはどのような病気なのでしょうか。

歯周病は、よくブラッシングをして歯石を取ることの繰り返しが予防になるものです。若い頃にブラッシングがしっかりできていないと歯肉炎になりやすい傾向があります。歯肉に炎症が起きたら、悪化を食い止めるために正しいブラッシングをすることが大切ですが、炎症が長く続くと一定割合で悪化して歯周病に。歯周病が進行すると歯を失うことになり、歯が減れば噛みにくくなるため、食生活にも影響を及ぼします。また、歯周病が悪化すると口腔が関係する全身の病気、例えば肺炎やインフルエンザなどへの罹患率が高くなるといったこともいわれていますね。口の中を清潔に保てば歯周病の予防になり、ひいては全身の病気の予防にもつながるのです。さらに、歯の状態が悪くて人に口元を見られることを嫌い、人付き合いを避けるあまりうつ病を発症する人も。それだけお口の中の管理は重要なものといえます。

先生がやりがいを感じられるのはどのようなときですか。

和田隆史院長 和田歯科医院4

患者さんが痛みがなくなった、入れ歯がぴったり合って噛めるようになったと喜んでくださると本当に良かったと思います。先ほどお話ししたように、歯の健康は全身の健康と密接に関わっていますので、歯科医師というのは人の役に立てたことを実感できる職業だと思います。また、訪問診療も始めた頃は苦労もありましたが、訪問先で治療をするだけでなく、人生の先輩でもある患者さんが心の内を話してくださったり、私のことを頼りにしてくださったりすることは、喜びとともに、もっといい診療をしなければという思いが湧き上がってきます。訪問先の患者さんの中には寝たきりの方などもいらっしゃいますので、お一人お一人の状態や家庭環境に合わせて、こちらも体制を変えながらしっかり診られるよう工夫しています。

当たり前の歯科医療を提供し、地域に貢献

先生が歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

和田隆史院長 和田歯科医院5

私は高校3年生のときに工学部を受験したもののすべて不合格で、浪人生活を送っていたんです。その頃、歯が痛くなりたまたま行った歯科医院で、大勢の患者さんが待合室で診察を待っている光景を目にしました。歯科医師とはこんなにも世の中で必要とされているのか、と驚き、それから歯科医師という仕事に興味を抱くようになりました。身内に医療関係者がいたわけでもなく、それまでは縁がない世界でしたが、人々から求められる歯科医師という職業に魅力を感じて歯学部進学をめざすようになりました。

お休みの日はどのように過ごしていらっしゃいますか。

山登りが趣味で、休みの日には1人で山へ行きます。昨日も角田山に登ってきたんですよ。山に登るようになったのは10年ぐらい前から。初めは健康のため、長生きのためでしたが、自然の中で植物を眺めたり昆虫に出会ったりしながら歩き、汗を流すのは爽快です。リフレッシュできる貴重な時間ですね。

今後めざされている方向性、読者へのメッセージをお願いします。

和田隆史院長 和田歯科医院6

私は本当に普通の歯医者なんですよ。痛いといって来られた患者さんにはその痛みを取る治療をすることが大切ですし、かぶせ物が取れた患者さんには、かぶせ物を調整してぴったりつけて差し上げることが私の仕事です。患者さんの望まれる治療を適切に提供するしかありません。今後も変わらず、患者さんのご要望に沿った治療を続けていきたいと考えています。小さなお子さんからご高齢の方まで多くの患者さんに必要とされる、気軽に通っていただける歯科医院でありたいですね。予約制なので長時間お待たせすることはありませんし、夜8時まで診療しているのでお仕事帰りにも通っていただけます。また、来院が難しい方のために訪問診療も行っていますので、ご相談いただければと思います。患者さんのお悩みに丁寧に耳を傾け、お一人お一人に合った治療計画を提案していますので、お困りのことがあればぜひご来院ください。

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