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長澤 孝浩 院長の独自取材記事

長澤歯科医院

(八王子市/めじろ台駅)

最終更新日:2021/10/12

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京王高尾線・めじろ台駅から徒歩10分、JR中央線高尾駅からは徒歩15分ほどの静かな住宅街に立地する「長澤歯科医院」。まるで白亜の建物が宙に浮かんだようなモダンなデザインが目印だ。クリニックのある東浅川エリアで生まれ育った長澤孝浩院長は、地元に貢献しようという思いで2014年11月にクリニックをオープン。聞けば「今クリニックが立っている場所は、祖父の畑だったところなんです」と、幼少時をしのぶような口調で話す長澤院長。開院以来、子どもから高齢者まで幅広い患者が訪れ、しっかりと地域に根を張っているクリニックの、今後の展望や方向性などについて語ってもらった。

(取材日2017年3月30日)

徹底した衛生管理と質重視の医療で地域の健康を支える

建物が空中に浮いているような個性的なデザインがとても印象的ですね。

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せっかく自分で開業するのだから、個性的でユニークな建物を建てたいと思い立ち、妻の知人の建築士に相談し試行錯誤した結果、宙に浮かんだようなデザインの建物となりました。宙に浮いている2階が注目されがちですが、1階が歯科室になっています。他にも、やわらかい間接照明にしたり、全体的に白をメインに使用して、清潔感のあるイメージにできるよう、インテリアや照明器具も工夫しています。院内の家具も木材を使った温かみのある家具を使用するなど、建築士と相談しながらコーディネートしました。また、この辺りは自家用車を利用する方がとても多い地域なので、患者さんが足を運びやすいようにと駐車場を広めにつくっているのもポイントですね。

設備面で新たに導入したものなど、ご自慢の機械・器具はありますか。

当クリニックでは高度な滅菌器や口腔バキュームを導入し、衛生管理を徹底しています。また、治療用ユニットは3台あり、それぞれを壁で仕切ってプライバシーの保護にも気を配っています。そして被ばく量の少ないデジタルレントゲンを導入するなど、質の高い安全な医療を心がけています。また最近になり導入したのはCO2レーザーです。レーザー照射により、痛みや腫れの期間短縮につながることに加え、レーザーの波長を変えることでさまざまな治療に活用できます。さらに、レーザー照射の時間が短く、体への負担が少ないので、患者さんのメリットも大きいですね。特に、治療に恐怖心を抱きがちなお子さんの評判は上々です。また、診療の幅を広げるという点も見逃せません。使いこなすほどに便利な機器です。これからも患者さんに還元できるような機械を順次導入していきたいと考えております。

クリニックの存在も徐々に地域に根付いてきていると思いますが、現在の思いはいかがでしょう。

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私はこの東浅川という地域で生まれ育ちました。少年時代に学校に行く時に、近所の人が「気を付けて行ってきてね」などとみんなで声をかけ合ったりするような地域で、地元とのつながりも強く、とても気に入っている場所なんです。最近では住宅地としての開発も進んで、昔から住んでいる方に加え、地方出身の方も増加していますね。当クリニックの患者層も子どもさんからヤングファミリー層、そして昔からお住まいの高齢者層と、とても良いバランスだと感じています。私自身は、クリニックでの診療の他に小学校の校医や幼稚園・保育園の園医も務め、自分が育った地域に少しでも恩返しをしたいという強い気持ちを持っています。

患者と真摯に向き合い、信頼感を形成する

診療の際に心がけていること、工夫していることなどはありますか?

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お子さんの場合、特に検診などで初めて受診する時は恐怖心でいっぱいです。ですから、怖がらせないように最大限気を配っています。最初は使う機械や道具を見せたりとか、笑顔で話しかけ距離感を縮めて接するようにしています。私自身子どもの親ですし、子どもはかわいいですから、怖がらせず痛くない治療をしてあげたいという気持ちが強いですね。また、高齢者層には、歯の大切さを十分理解していただけるようにお話しするようにしています。そして、歯がなくなってしまったからといって何も入れないのではなくて、義歯など、しっかり噛めるようにすることのメリットや治療期間のことなどもわかりやすく説明しています。最近は、ずっとパソコン画面を見ながら患者さんの話を聞く歯科医師や医師が多いようですが、私は、きちんと患者さんに向き合って、目を見ながら話すことを大切にしています。

患者さんとのエピソードなどがありましたら聞かせてください。

この東浅川というエリアは、ヤングファミリー層が多いこと、また私が小学校の校医を務めていることなどから、地域の子どもさんたちがよく私のことを覚えてくれています。治療の後に子どもさんから「ありがとう」の一言をもらう時には、本当にうれしいですし、モチベーションも上がります。時には言葉ではなくて、絵を描いて感謝の気持ちを伝えてくれる子どももいます。子どもたちの描いてくれた絵は私の宝物で、大切に保管しています。また、プライベートの時間や場所で、例えば車の掃除をしていたりゴミ出しの時に、子ども独特のぶっきらぼうな照れ隠しの声と表情で「先生おはよう」とか声をかけ、走り去っていく子もいます。そんな時は私もその背中に向かって「おはよう。気を付けて行けよ」と返答します。そんな一日の始まりは、とても爽快な気分になります。

開業後に博士号を取得したり、勉強会にも積極的に参加しているそうですね。

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博士号を取得したのは、自分自身の歯科医療の基盤がほしかったからです。街の中でクリニックを開業するには博士号は必須条件ではありませんが、大学の病理学研究室で6年間「病理」について学びました。最後の2年間は開業と研究の二足のわらじという過酷な状況でしたね(笑)。また、勉強会への参加は、常に新しい知識や技術を修得するという姿勢を持っていないと患者さんに対して自分の納得のいく医療を提供できないからです。特に開業してからは、研究医時代のように指導教官や同僚に相談したり議論を交わしたり刺激を受けたりというような機会もありませんから、井の中の蛙になりがちです。そうならないためにも、外部の勉強会には積極的に参加するようにしています。先だっての勉強会は福岡県で開催されたので、遠路はるばる福岡まで通いました。

たゆまぬキャリアアップで、継続した地域貢献をめざす

そうした勉強会などを通して、治療の方針などに変化はありますか?

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昔の歯科治療は「悪い歯や痛い歯は抜いてしまえ」という治療が多かったですが、今はまったく違います。できるだけ虫歯や歯周病にならないように、またなってしまった場合は抜かずに済むようにするのが、歯科医師としての大きな責務だと思います。特に、学校歯科医として子どもさんに接する機会が多いため、子どもさんの口内健康を守りたいという意識は、開業当時にも増して強まっています。当クリニックでは開業以来、歯科衛生士が歯磨き指導をしていますが、それがクチコミで広まっているのでしょうか、歯磨き指導を希望して子どもさんを連れてくるお母さんが増えているのがうれしいですね。

今後のクリニックの展望を教えてください。

街の中に根付いたクリニックとして、地域の方々の歯の健康を今後も継続して守っていきたと願っています。そのためには、クリニックのスタッフ全員が現状に慢心することなく、最新の知識の吸収と技術レベルの向上を心がけなければなりません。私自身だけでなく、歯科衛生士もどんどん勉強会に参加するなどして、キャリアアップをめざせるようにサポート体制を整えていきます。

最後に、先生の地域への思い、そして読者へのメッセージをお願いします。

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新しいことに手を広げるのではなく、今やっていることの深さを深化していきたいと考えています。私がイメージする名医とは「神の手=ゴッドハンド」ではなく、患者さんの苦しみや痛みを分かち合える医師なのです。患者さんに「まずあの歯医者さんに行こうよ」と思ってもらえるような存在でありたいと願っています。そして、スタッフには「常に患者さんのことを考えるように」口を酸っぱくして指導しています。読者へのメッセージは、一言で言えば「歯を磨きましょう」に尽きますね。そして、数ヵ月に1回は検診を受けてほしいです。また、できることなら、かかりつけ医を見つけましょう。そうすれば長い期間、安定した治療方針のもとに歯や身体をケアできます。美容室に行くような感覚で、まずは歯のお掃除をしましょう。それがはじめの第一歩です。

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