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川崎 正仁 院長、奥山 光子 部長の独自取材記事

歯科川崎医院

(相模原市中央区/上溝駅)

最終更新日:2020/04/01

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上溝駅目の前の医療モールにある「歯科川崎医院」。歯科治療を通じて地域貢献に熱心に取り組む同院では、独自の連携システムによるきめ細かな外来診療、通院が困難な患者のためにチーム医療で行う訪問診療に加え、新たに管理栄養士による栄養指導を本格的にスタート。食を通して口腔内をはじめとした包括的なケアを行っている。また、クリニックの階下に多目的ルームを開設。地域に向けて広く健康に関する情報を発信している。「人」を大切に誠意を持って接する川崎正仁院長と、訪問診療のリーダーを務める奥山光子訪問歯科部長に、患者や地域への思いを聞いた。(取材日2019年4月26日)

管理栄養士を迎え食を通じて口腔内の健康を支える

新たに管理栄養士を迎えるに至ったきっかけは何でしたか?

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【川崎院長】社会全体が高齢化する中、当院の患者さんも高齢者が増え、摂食嚥下や栄養状態が悪いことによる低栄養や、糖尿病、血圧の高い患者さんが目立つようになりました。そこで、これまでも摂食嚥下リハビリテーション研究会で勉強をしてきましたが、さらに専門的な知識が必要だと考え3人の管理栄養士を迎えました。管理栄養士の主な役割は3つあります。まずは患者さんの栄養管理です。外部の主治医と連携しながら、管理栄養士による細かい栄養指導を行います。もう一つはわれわれ職員の健康管理、そして地域貢献です。新しく開設した多目的ホールでは、地域の方に向けてさまざまな形で健康に関するアドバイスを行っています。皆の共通の認識である「食」と「健康」について、地域医療として取り組んでいこうとさまざまなことを試みています。

歯科医院に管理栄養士がいるのは珍しいように感じます。

【川崎院長】はい、歯科におけるこういった取り組みはまだ少ないと思います。歯科医院はお口をメインに治療をしていますが、お口と食は当然つながっています。そこで食のプロである管理栄養士とともに患者さんのお口の健康を守ろうという発想ですね。管理栄養士が診療に加わると、患者さんとの共通の話題が食になり、会話が明るくなるんですよね。患者さんがよくお話しされるようになりました。また、有病者で医科の主治医から厳しく指導されて嫌になってしまっている方に違ったアプローチをすることで、気持ちに変化があることも。このように患者さんを通じた後方支援として医科との連携ができています。

訪問診療の場での活躍も期待できますね。

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【奥山先生】在宅療養では高齢の方が毎日同じような食事を作ることやできあいのものを買ってくることが多いのですが、患者さんに管理栄養士を紹介すると、自分の作った食事が本当に正しいのかと質問されることもあり、不安なことはお話ししながら作ることもできますよというと喜ばれますね。皆さん食べることは好きですし楽しみの一つですから。通院している患者さんと在宅の患者さんでは違う世界があります。通院してくる患者さんは元気に振る舞っていても、院内でアドバイスしたことは、実はおうちの台所ではできない環境だということも。そういったことも考えながら、栄養士とともにその人に合った栄養指導をしていくことが理想ですね。当院の管理栄養士は歯科の知識も持っていますから、私たちにとっても患者さんにとっても心強い存在です。

口腔・栄養・健康を総合管理する多目的ホールを開設

併設された多目的ホールではどのようなことを行うのですか?

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【川崎院長】今特に力を入れているのは当院の職員への教育ですね。例えば、カレーを作ってカロリーや栄養素、適切な食べ方を教わるなど、われわれが教育を受けることで患者さんに理にかなった説明ができるようにしています。また、先日はがんの手術や治療の経験者やそのご家族に集まっていただき座談会を開催しました。患者さんやご家族の本音を聞くことができ、われわれも勉強になり大きな発見の場となりました。患者さんとともに学び成長していく。それこそが本当の地域貢献ですね。将来的には地域の人を集めて実演つきの相談会や男性向けの料理教室、介護保険に関する説明会なども開催できればと構想中です。
【奥山先生】まだ訪問診療のイメージがつかない人に訪問診療はこんなふうにやります、その時がきても安心してくださいねということを伝えていければと思っています。

現在の地域への取り組みとしては、どのようなことをされていますか?

【川崎院長】神奈川県の未病産業研究会に参加し、予防対策に取り組んでいます。例えば認知症カフェでは、すでに認知症を発症した方ではなく、今後認知症になり得る人やそのご家族を対象に、認知症サポーターとしてお手伝いをしています。スタッフ全員が腕につけているオレンジリングがその印なんですよ。おそらくこれから5年、10年がたてば歯科医院で働く管理栄養士は増えてくるでしょう。クリニックの中だけにいてはわからないけれど、訪問診療をやっていると見えてくるんです。クリニックは病気の人が、多目的ホールでは予防と健康づくりを。歯科はどうしても痛みがあったり悪くなってから行く所というイメージがありますが、悪くならないように行く場所というイメージに変えていきたいです。

日々の診療で大切にしていることを教えてください。

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【川崎院長】患者さんからいろいろと相談してもらえる間柄でありたいですね。信頼関係を結んで、なんでも話せる、歯のことはもちろん、ペットや趣味の話もできる気軽なクリニックというのが一番地域に貢献できると思っています。イベントなどを通じて距離を縮めることで、歯科医師と患者の関係以上のものはつくっていきたいですね。歯科医師と患者だとどうしても上下関係ができてしまうでしょう。そうなると痛みがあるときだけ訪れる場所になってしまいやすいと思いますので、健康を維持するためにも対等な目線でお付き合いしていきたいと思います。

自分のためではなく人のために、地域のために

訪問診療ではどのようなことを大切にしていますか?

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【奥山先生】ほかの職種やご家族との連携が重要なので、話しやすさは大切ですね。教科書どおりではなく、各家庭の状況によって同じような病気でも伝え方やケアの仕方も変わります。その人の求めているもの、希望するものに寄り添う。とにかく話を聞いてみて、そのままでは難しいならアレンジをして近い状態にしてあげるなど工夫しています。
【川崎院長】患者さんに寄り添うということはいいなりになるのとはまた別で、ちゃんと正しいほうに導くのですが、状況に合わせて遠回りをしながらもきちんとした着地点を見つけていきます。それがテクニックです。われわれは現場に育てられています。学校では習わない、患者さんやご家族からその場で教わり対応策を身につけていくのです。そういう場を後輩にもどんどんつくっていきたいですね。

今後積極的に取り組んでいきたいことはありますか?

【川崎院長】口腔機能の低下は、まずわれわれが気づかないと手遅れになってしまうので、アンテナを張り率先して検査をして指導を徹底していきたいと考えています。高齢者ばかりではなく、乳幼児も障害のある人に対しても同じですね。介護をする側の気持ちも考え、広く情報提供していきたいです。地域貢献をしていくためには、自分の代で終わらせるのではなくその先もずっと続いていかなくてはいけません。そのためにもこの先10年かけて世代交代をしていくことが使命だと思っています。また、後進の育成についても力を入れていきたいです。特に訪問診療については、われわれが臨床の現場で後輩を指導していく必要があります。将来的に役立つ歯科医師を育てるために、「他がために。自分のためではなく人のためにやる」ただそれだけを伝えていきたいです。

最後に地域の方へメッセージをお願いします。

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【川崎院長】当院にはいろいろな職種の職員がそろっていますので、どんなことでも相談していただければ何か適切なアドバイスができると思います。解決策を探したり、いろいろなネットワークを駆使した連携もできたりしますので安心してお話しいただければと思います。
【奥山先生】やはり後輩の育成に力を入れたいです。そしてそれによって私自身も成長していきたいですね。まだまだ歯科医師が訪問して診療するということを知らない人もいます。驚かれてすごく喜ばれ、まさか本当に来てくれるなんて、ありがとうと言ってくれる人もいます。継続的にお口の中を診ていくことが大切だということは随分浸透してきているので、通院できない人も諦めないで、ぜひ訪問診療を利用してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

白い詰め物(自費):1万5000円~
白いかぶせ物(自費):5万円~
小児矯正:30万円~
成人矯正:75万円~
部分矯正:10万円~ 
インプラント治療:23万円~
ホワイトニング:3万円~
部分入れ歯:4万円~
総入れ歯(金属床):25万円~
フッ素塗布:3000円
スポーツマウスガード:1万5000円~
食事栄養指導:3000円~
睡眠時無呼吸症候群の簡易検査:5000円

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