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嶋田 聖子 院長の独自取材記事

あやめ皮フ科スキンケアクリニック

(横浜市鶴見区/鶴見駅)

最終更新日:2022/05/18

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JR鶴見駅東口から徒歩5分。「あやめ皮フ科スキンケアクリニック」は、皮膚科・アレルギー科・美容皮膚科を専門にさまざまな皮膚の悩みに対応している。平日は19時まで、土日も13時まで診療。予約不要のため、近隣の住人やビジネスパーソンを中心に、老若男女問わず気軽に利用できるクリニックだ。2022年4月、3代目院長に就任した嶋田聖子(しまだ・まさこ)先生は、出産や育児を経ながら、大学病院や都内のクリニックでキャリアを積んだ経験豊富なドクター。「新しい治療、効果の期待のできる治療を積極的に提案していきたい」と、新鋭の機器を導入し、これまでに難しいとされていた皮膚疾患の治療にも取り組んでいる。「患者さんの悩みに親身になって耳を傾けることを大切にしたい」と語る嶋田院長に、診療への思いを聞いた。

(取材日2022年4月19日)

患者の悩みに寄り添い生活スタイルに合った治療を提案

院長に就任された経緯をお聞かせください。

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以前は、総合病院や大学病院で勤めながら、その間に妊娠、出産を経て、非常勤で都内のクリニックに勤務してきました。子どもが小さかった頃は家事や子育てが忙しいのもあり、中途半端な仕事をしたくなかったので、常勤で働くのはもう少し先にと思っていたんです。そんな中、息子が大学生になり手が離れたものですから、自分の仕事に力が入れられるようになりました。そして、本部から声をかけられ、2022年の4月から院長として就任することを決断しました。常勤の院長となると、患者さん一人ひとりに対して経過を把握し、責任を持って診ることができるのでやりがいを感じますね。

どんな患者さんが来院されますか?

当院は駅が近いのもあって、仕事帰りの方や、近隣にお住まいの方、時間帯によって患者さんの層は変わりますが幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。特に、皮膚のトラブルが絶えない小さなお子さんも多いですね。皮膚の悩みは本当にさまざまですので、まずは患者さんから話を詳しくお聞きして、なるべくニーズに対応できるように、必要であれば専門の病院に紹介するなど適切な処置につなげることを心がけています。皮膚科の疾患は目で見てわかりやすいので、患者さん自身も治療の経過を実感していただきやすいところが診療の醍醐味だと思っています。当院は、平日は夜の19時まで、土日も13時まで診療を行っていますので、普段仕事で忙しい方も通いやすいと思います。また、土曜に月1回、形成外科の先生に来てもらい、腫瘍などの日帰り手術を行っています。手術自体は予約制ですが、診察は予約不要ですのでいつでも気軽にご利用いただきたいですね。

診療で大切にされていることは何ですか?

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とにかく、「今、困っていることは何ですか?」とその都度お聞きし、その困っていることに対して「こうしましょう」と提案していくことです。そして、今の皮膚の状態や治療に満足されているのかを確認します。例えば、薬を塗るのに非常に手間がかかって生活に支障が出ている、かゆいので困っているなど、患者さんの取り組み方や治療方法が合っているのかをチェックし、塗ることが大変な場合は違う方法も提案するようにしています。かゆみやできもの、皮膚炎が、どれだけその人の人生の邪魔になっているかを理解して、その邪魔を取り除くことが大切。ただ、それを治療すること自体が邪魔になったら本末転倒なので、診療では患者さんの満足度を常に重視しています。

新しい治療薬を導入、アトピー性皮膚炎の治療にも注力

最近、新しい機器を導入されたそうですね。

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この春に、光線療法の中でも新鋭の機器を導入し、当院でもエキシマ光線療法が可能になりました。光線療法は保険適用でもありますし昔からある治療ですが、この機器は有害事象が起こりにくいように波長が工夫されていて、乾癬や白斑、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症などの治療に有用です。私としても光線療法に期待をしていますし、せっかく新しく入れた機器ですので、患者さんにとってより良い結果につながればと思っています。今の医療は、日進月歩なので新しい情報収集は欠かせません。今自分がいいと思って提供している治療でも、それが1、2年後には古くなってしまう可能性があるので、時間を見つけては医療に関するウェブセミナーに参加しながら日々勉強しています。患者さんに不利益になることはしたくないですからね。

力を入れている治療法は何でしょうか?

ここ数年に開発されたアトピー性皮膚炎の治療薬である生物学的製剤の注射は、力を入れている治療法の一つです。かゆみなど、これまでうまくコントロールできなかった方に対して、積極的に提案しています。また、ステロイド剤以外の塗り薬もどんどん出ており、ここ2~3年で大きく変わってきています。ステロイド剤ばかりを使いたくないという方もいらっしゃいますから、「今はこういった薬がありますよ」とお話ししながら適切に情報を伝えています。今は皮膚科に関わらず、いろんな分野で驚くほど治療技術が向上していますので、常にアンテナを張り続け、それを患者さんに提供していくことをめざしています。

複数の医師やスタッフとの連携について教えてください。

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患者さんから聞いたことは必ずカルテに記入し、患者さんが2度も3度も同じことを私たちに伝えなくていいように、医師とスタッフで情報をきちんと共有しています。看護師も受付も接遇がよくできていて、皆が患者さんのために協力するという精神で取り組んでおり、とても優秀で頼りになるスタッフばかりですね。スタッフには、なんでもわからないことは遠慮しないで、思ったことがあったら教えてほしいと伝え、特に受付スタッフは一番よく患者さんと接しているので、改善点などをどんどん発言してもらい体制づくりに役立てています。また、2つの診察室がありますので、連携を取りながら診療を行っています。

診療ガイドラインで推奨された医療でニーズに応える

先生が医師をめざされたきっかけは何でしょうか?

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小学生の頃に祖母が病気になり、それを何とかしたいという思いがきっかけです。あとは手に職をつけたくて、お酒をつくる人、遺跡を掘る人、医師のどれかになりたいと思っていた時期もありました。ただ、私はお酒が飲めないので、お酒をつくる人は早々に諦めて……。遺跡を掘る人か医師だったら、難しそうなほうからチャレンジしようと思って、今に至ります。医師になる際に大学で全部の勉強をしますが、その中で自分に合っている分野がわかってきます。皮膚科の場合、赤いぶつぶつがあるといった皮疹だけではなく、そこにある病理を考えているんですね。顕微鏡をのぞきながら、どういう組織があるのか、また疾患に至るプロセスが想像できるところに魅力を感じました。また、治療後のレスポンスが早いですし、その場にあるものを見たり触ったりできるクリアさが面白くて皮膚科を選択しました。

今後の展望はどうでしょうか?

当院は、駅が近いのでいろいろな方が来てくださいます。そんな方々に効果の期待できる新しい治療を提供していきたいと思っています。例えば、痛みに配慮しながら治療を進められる水イボ用のクリームなど、ニーズによって少しずつ新しいものを取り入れながら、患者さんの満足度を上げていきたいですね。日本皮膚科学会では推奨する治療法をエビデンスに基づきランクづけしています。私は、このような診療ガイドラインを大切にしていて、推奨された治療を積極的に取り入れています。光線治療も生物学的製剤を利用したアトピー性皮膚炎の治療もガイドラインに基づいた治療なので、自信を持ってお勧めし、患者さんのニーズに応えていくことが目標です。

読者へのメッセージをお願いします。

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塗り薬も飲み薬も、持っているだけでは効果はありません。患者さんの「治したい」という意志と、どうやって自分の皮膚をコントロールするかのノウハウが重要です。ですから、患者さんがどうしたいかを最も重視し、それによって先ほどお話しした生物学的製剤の注射など新しい治療法もあるわけですから、「こういった治療法があります」ときちんと説明しています。ただ、こちらから押しつけはせず、あくまでも患者さんの希望を尊重したいですね。診療ガイドラインに沿って、あまり我流にならずに、その時々に一番適した方法を一緒に考えていけたらと思います。皆さんのご希望に沿いますので、まずは「これで困っている」「こうしたい」ということをお気軽にご相談ください。

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