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大橋 成孝 院長の独自取材記事

赤坂一ツ木通りクリニック

(港区/赤坂見附駅)

最終更新日:2023/08/21

大橋成孝院長 赤坂一ツ木通りクリニック main

東京メトロ千代田線の赤坂駅、東京メトロ銀座線・丸ノ内線の赤坂見附駅から近い「赤坂一ツ木通りクリニック」は、地域の中核病院や大学病院で循環器内科を長く経験した大橋成孝(なるたか)院長が診療する。赤坂周辺に勤めるビジネスパーソンが主に通う同院では、大橋院長が専門とする不整脈をはじめ各種の循環器の病気について早期発見と治療に努めている。さらに、そうした病気の原因ともなる生活習慣病の診療にも取り組み、「将来、循環器の病気になる方を少しでも減らしたい」と言う。「当院は痛みの少ない検査で不整脈や動脈硬化の状態も確認できます。動悸や息切れ、胸痛がある方は検査を受けて、健康管理に役立ててほしいですね」。そう話す大橋院長に同院の特徴や検査のメリットなどを聞いた。

(取材日2022年7月22日/更新日2023年8月21日)

不整脈をはじめ循環器の病気の早期発見と治療に努める

こちらのクリニックの特色をお聞かせください。

大橋成孝院長 赤坂一ツ木通りクリニック1

当院は風邪や胃腸炎、インフルエンザをはじめとする内科全般の診療に加え、私の専門である循環器内科の診療に力を入れています。循環器内科では、動悸・息切れ・胸痛などの症状を持つ不整脈、心不全、狭心症のほか、心筋梗塞、心臓弁膜症、大動脈瘤のように進行すれば外科手術が必要なものまで幅広く診ています。いずれも命に関わる事態になる可能性があるため、こうした心臓と血管に関する病気を早期に発見し、進行する前に適切に治療することが当院の目標の一つです。また、定期的な健康診断と生活習慣に関するアドバイスで、患者さんが病気にならないよう予防に努めることも重要。心臓の病気の中でも私の得意分野である不整脈については、各種の検査を通じて早期発見につなげ、必要な方には病院で早急に治療を受けていただきたいですね。

生活習慣病にはどう対応されていますか?

高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病が進行すれば、失明につながる網膜症、腎臓の病気、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすリスクが高まります。こうした生活習慣病の進行を抑え、患者さんの健康維持をめざすのも当院の大切な役割です。生活習慣病は食事の見直しや日常の運動など生活習慣の改善からアプローチするのが理想ですが、それだけでは改善を図るのが難しい場合は薬の併用も必要でしょう。私のスポーツ診療の経験をもとに、患者さんごとに適した負荷の運動をご案内していますので、生活習慣病の方は一度ご相談いただければと思います。また、当院では自覚症状なしに進行する心筋梗塞の状態を、血管の狭さを調べる頸動脈超音波検査と、血管の硬さを調べるABI検査をもとに判断できますので、こちらもご利用ください。

地域の医療機関との連携について教えてください。

大橋成孝院長 赤坂一ツ木通りクリニック2

主に循環器内科の病気でより専門的な検査や治療が必要な患者さんには、当院から地域の中核病院や大学病院、例えば虎の門病院、山王病院、国際医療福祉大学三田病院、慶應義塾大学病院などに迅速に紹介しています。同じ循環器内科でも、心臓弁膜症の治療経験が豊富なところ、冠動脈の手術が得意なところなど病院により特性が異なります。そうした違いを熟知し、患者さんの病状に適した病院をお勧めできるのは、循環器内科の診療経験が長い私の強みといえます。また、近隣のクリニックからのご依頼で患者さんの心臓の検査を引き受けたり、当院から消化器の検査をご依頼したりと、地域の病院、クリニックと連携して、患者さんの健康を守っています。

見落としがちな不整脈の発見に役立つ7日間心電図検査

不整脈の症状について教えてください。

大橋成孝院長 赤坂一ツ木通りクリニック3

不整脈は脈が速くなる・遅くなる、脈が飛ぶといった、脈拍が不規則になる状態を指します。急に心臓がドキドキする動悸のほか、息切れ、胸痛などが不整脈の症状の代表例ですが、一方で自覚症状のない不整脈も少なくありません。当院に来られる不整脈の患者さんは、勤め先の健康診断で心電図に異常があった、動悸がよく起こるので心配して、などで受診される方が多いですね。不整脈には心臓に問題があって起こるもの、心臓には問題がなく年齢や体質によって起こるものがあり、正確に診断するためには各種の検査が必要です。なお不整脈は健康な方でも起きますが、中には病気が進行して心筋梗塞、心不全、狭心症などにつながるケース、心臓突然死を招くようなケースもあります。健康診断で再検査になった方、動悸や息切れを感じる方は、早めに専門家の診断を受けるようお勧めします。

不整脈を調べるにはどんな検査を行うのですか?

数分程度で終わる一般的な心電図検査とは異なり、長時間にわたって心臓の動きを調べるホルター心電図検査が有用です。これに加え心臓超音波検査(心エコー)、エックス線も踏まえて診断します。不整脈が起こるタイミングは患者さんによってまちまちですが、ホルター心電図検査は24時間または7日間継続して検査できるため、症状が数日おきに起きるような方でも不整脈が見つかる可能性が高まります。一方、心臓超音波検査は、心臓の動きや形、弁の状態、血液の流れなどを超音波で観察するもの。心室の拡大や血液の逆流などの病気の兆候が目で確認でき、心筋梗塞のほか、弁膜症、心筋症などを見つけるきっかけになる場合もあります。このほか、不整脈や動脈硬化の原因ともなる睡眠時無呼吸症候群の簡易検査、睡眠中の無呼吸を防止するためのCPAP治療も行っています。

アレルギーの検査もされていると伺いました。

大橋成孝院長 赤坂一ツ木通りクリニック4

はい、当院はお勤めの方が中心なので、アレルギーの検査を希望されるのも主に成人の患者さんです。花粉症や食べ物などでアレルギー症状を起こされる方が、原因物質を調べるために受けられることが多く、血液検査用の採血後、1週間ほどして結果をお伝えすると同時に、今後の対応をご相談しています。ほとんどは、特定した原因物質に注意していただくような指導ですが、アレルギー症状が非常に重く、アナフィラキシーを起こすようなケースには、ご自分で症状の緩和を図れるアドレナリン自己注射薬を処方する場合もあります。

専門的な検査をもとに生活習慣の改善を図る

診療の際に心がけていることを教えください。

大橋成孝院長 赤坂一ツ木通りクリニック5

患者さんのお仕事や日々の暮らし方、家族構成などの生活背景をよく理解して、それぞれの方に適した治療法のご提案を心がけています。たとえカテーテル手術の必要性が検討される症状でも、ご本人が希望されなければ、なるべく薬でコントロールするなど、一人ひとりのご要望にできる限り応えることをめざしています。患者さんにとって心臓や血管の病気への不安はとても大きいもの。できるだけその不安を軽減できるよう、十分に話し合いながら治療を進め、合わせて心電図検査などでご自身の状態をしっかり把握していただくよう努めます。その上で、今後どうすべきかを一緒に考え、生活習慣の改善を図りたいと思っています。

病院で心臓病を手術された方のフォローについてお聞かせください。

一般的に心臓の手術をされた患者さんは、血液検査や心電図検査、心臓超音波検査などを定期的に受け、経過を診ていく必要があります。ただ、手術を受けた大学病院などに頻繁に通院されるのは待ち時間も長く大変でしょう。特にお勤めの方は半日から1日の休みが必要になり、仕事にも大きな影響が出ます。その点、当院は赤坂周辺の方なら通院に時間もかからず、予約制のため待ち時間もほぼなく、待合室が混むこともほとんどありません。もちろん必要な検査は院内で行えます。また、手術後に狭心症や弁膜症などの予防目的で処方されるワルファリンカリウム錠については、薬の量が適切かどうかも確認しています。この薬は血栓をできにくくする働きが期待できますが、血中濃度が一定範囲に保たれていないと良好な結果が望めません。当院では薬の血中濃度を検査後10分ほどで出せる測定器を導入しており、受診された際に検査結果までお伝えできます。

地域の方にメッセージをお願いします。

大橋成孝院長 赤坂一ツ木通りクリニック6

循環器の病気は患者さんの生活習慣に起因するケースが多く、ご本人が積極的に生活習慣を変えることで症状の改善につなげることが望め、予防の可能性も広がります。そのためにも当院では、ホルタ―心電図検査や心臓超音波検査などの専門的な検査で、不整脈や狭心症、動脈硬化といった病気の早期発見に努め、生活習慣の改善をサポートしたいと考えています。動悸がする、胸が痛いといった方は早めに検査を受けるようお勧めします。このほか健康診断や心臓専門の検診なども行い、適切な診査や診断を通じて、赤坂エリアで働く方々から頼りにされるクリニックをめざしていますので、気軽に受診してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

頸動脈超音波検査/5500円(各種健康診断のオプションとして)、心臓専門の検診/5万円

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