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山口 あきこ 院長の独自取材記事

山口あきこクリニック

(大阪市中央区/淀屋橋駅)

最終更新日:2019/08/28

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御堂筋線・京阪・淀屋橋駅から徒歩1分。オフィスビルが立ち並ぶ、非常にアクセスのいい場所に「山口あきこクリニック」はある。清潔感あふれる院内に入ると、大きく開かれた窓からはゆったりと流れる土佐堀川が見渡せる。心地いい景色は泌尿器科と婦人科というデリケートな部分を扱うクリニックに来院する患者の気持ちをやわらかく包み込む優しさにあふれている。それぞれのライフステージに合わせた、上手に年を重ねていくための治療をしたいという山口晶子院長。穏やかな語り口でありながら、ざっくばらんな雰囲気も併せ持つ魅力的なドクター。クリニックをこの地で開業した理由や患者層、診療へのこだわりなど、たっぷり語ってもらった。
(取材日2017年8月22日)

泌尿器科と婦人科を横断的に診察できるのが強み

こちらで開業された理由をお聞かせください。

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出身は広島県で、大学は愛媛大学だったのですが、縁あって大阪で開業しました。まず、お年を召した方や遠方にお住まいの方でも通いやすい場所で開業したかったので、利便性を重視しました。梅田は駅直結のビルでも地下、地上ともに入り組んでいるのでわかりにくいため、淀屋橋の駅から近いところで開業したのです。ここがオフィス街だと知らなかったのですが、近隣のオフィスで働く女性の患者さまが意外に多くて開業当初は驚きました。50~80代の患者さまが来られることを想定していたのですが、実際にはそうした年代の方とともに20~50代の若い世代の方もいらっしゃいます。また、泌尿器科出身の医師が婦人科も併せて診察できる病院は大阪府下でも珍しいことから、当院を受診される方もいらっしゃいます。子どもの患者さんも、診ています。

どのような悩みをお持ちの方が多いのでしょうか。

泌尿器の不調を訴えて来られる方が6割程度、婦人科のほうは4割くらいです。女性の泌尿器科の場合、膀胱炎や頻尿、尿もれといった病気がありますが、泌尿器科と婦人科は、子宮の病気が泌尿器にも関係しているといったケースもあるので、診療科や臓器の壁を越えて診察しています。骨盤臓器脱のほか、心因性の頻尿でおみえになる方もいます。心因性の頻尿とは、乗り物に乗る前や会議の前、映画を観るときなど、オシッコのことが心配でたまらなくなる病気です。また、大人の夜尿症で悩まれている方もいます。そのほか、不正出血や生理痛、更年期障害などさまざまな悩みをお持ちの患者さまがいらっしゃいます。

大阪で開業されて、今までと違うことはありますか?

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大阪の患者さまは、検査や治療に関する経済感覚が違うと思います。説明をした時に、検査の必要性や費用をストレートに聞かれる方が結構います。検査の必要性や目的、方法についてはきちんとご説明しますし、無理やり行うことはありません。クリアにすべきことはクリアにして、患者さまにご納得いただいた上で検査や治療を進めていくようにしています。「こんなつもりではなかった」と思われることは本意ではないので、費用のことも含め、何でもお気軽にご相談ください。

効率よりも安心感を重視した診療を

診療に際して心がけていることはありますか?

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当院には診察室が2つあるので、診察をしているときはもちろん、内診をしているときにその部屋に別の患者さまが入ってくるということはありません。皆さま、どちらか一方の診察室を使って診るようにしています。次々に効率的に診察するのではなく、患者さまの安心感を重視したいのです。また、泌尿器科も婦人科も非常にデリケートな部位の病気なので、触診したり、検査をする場合には声をかけるようにしています。いきなり触れることはありません。何をされたのかわからないということのないように、検査の方法や目的については事前に丁寧にご説明するようにしています。

検査が怖いと感じる人もいるのではないでしょうか。

そうですね。中には怖いとおっしゃる方もいらっしゃいます。まず、泌尿器科の検査ですが、膀胱鏡検査を怖いとおっしゃる方が多いです。実際は、カメラが非常に細くて、塗る麻酔薬も使用する場合もありますので、痛みを伴うことは少ないです。婦人科の検査では、内診をすることに怖さを感じる人がいます。最初に、子宮頸がん検診ですが、この検査は痛みが少ない検査です。ただ、内診に抵抗がある方は、ご本人の気持ちの準備ができるまで待つこともあります。子宮体がんの検査は、痛みを伴うので、必要性のある方と希望のある方に実施しています。必要に応じて、病院をご紹介することも可能です。

印象に残った患者さまのエピソードはありますか?

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当院には、大人の夜尿症で来られる方もいます。大人の夜尿症の治療には抗利尿ホルモンというホルモン剤を使った治療が効果的です。しかし、ホルモン剤なのでどうしても嫌だと仰っていて、別の薬や生活習慣を変える治療をしてきました。しかし、あまり良くならないためご家族とおいでになり、試しに抗利尿ホルモン剤を使ってみることにしました。症状は改善して、夜尿症をすることがなくなりました。それまで何かにつけてメモをしないと気が済まない性格だったのが、そうしたこともなくなり非常に明るくなられたのです。病気のことを打ち明けられるパートナーも見つけられてご結婚なさいました。このようにQOL(生活の質)が上がられるというのは喜びのひとつです。

人生の質を高めてハッピーになってほしい

趣味や休日の過ごし方についてお聞かせください。

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子どもが中学校3年生と小学校4年生の男の子なのですが、休日は一緒に過ごすことが多いです。長男とはお寺巡りをして御朱印を集めたり、知り合いに誘ってもらってラグビー観戦したりすることもあります。私自身のことで言えば、少し下腹が出てくる年頃なので、ベリーダンスも始めました。ストレッチが心地よく、体幹を鍛えることができるのが魅力です。医療関係以外の友人ができるのもうれしいです。これからも元気で診療を続けていくために、体のケアは心がけていきたいと思っております。

今後の展望についてお聞かせください。

女性のよろず相談所でありたいと思っています。何か不調を感じたときに、まず相談してみたいと思える場所、「あそこのクリニックに行ったら治療もできるし、もし何かあってもきちんとした病院を紹介してもらえる」という、希望が持てるクリニックをめざしています。20代、30代で月経痛や排尿困難を乗り越え、50歳以降も楽しく生きられるお手伝いをしたいです。あと、それぞれのライフステージに合わせた生きやすさや健康についてもサポートしていきたいですね。さらに、治療は継続できないと意味がないので、患者さまによって薬や治療法をカスタマイズして、個々の患者さまに合ったきめ細かな対応をいたします。

読者にメッセージをお願いします。

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患者さまが健康でハッピーな生活を送るためのお手伝いをしたいと思っています。ただ、現代の医療ではすべての病気が治るというわけではなく、「体の状態を整える、落ち着かせる」という場合もあります。例えば、風邪は治すことができますが、過活動膀胱や頻尿の場合、生活の質を上げることはできても、20代や30代の頃と同じような状態にすることは困難です。ですから加齢を素直に受け入れて、上手に年を重ねられるお手伝いをしていきたいです。女性にはそれぞれ年代ごとににいろんな悩みがあると思いますが、患者さまの病気に向き合う気持ちややる気を引き出し、一緒に考えていけたら幸いです。何でもお気軽にご相談ください。

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