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日村 光佑 院長の独自取材記事

北大路デンタルクリニック

(京都市北区/北大路駅)

最終更新日:2021/10/12

日村光佑院長 北大路デンタルクリニック main

北大路駅から徒歩1分の便利な場所にある「北大路デンタルクリニック」。日村光佑院長は大学卒業後、奄美大島での離島診療などいくつかの病院やクリニックで研鑽を積み、2018年に開業した。大学の向かいに位置することもあり、患者は大学生をはじめとした若い世代が多いという。「人生100年時代を生きる彼らには、早い段階から歯を大切にしてもらいたい」と、虫歯や歯周病治療だけでなく、歯列矯正や審美歯科なども積極的に行い、歯や口腔の健康に興味を持ってもらえるよう努めている。「歯科医師になる前よりも、なってからのほうが楽しい」と笑顔で話し、楽しみながら診療に取り組んでいる様子が垣間見えた。そんな日村院長に、開業までの経緯や力を注いでいる治療、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2020年3月3日)

若い世代に歯の大切さを伝えたい

大学を卒業してから開業するまでの経緯を教えていただけますか?

日村光佑院長 北大路デンタルクリニック1

卒業後、まず宇治徳洲会病院の口腔外科に勤めて、外科的な治療を中心に経験を積みました。徳洲会は医療や福祉を各地で展開していますが、離島やへき地にも病院や診療所をつくっています。その中で僕は奄美大島の北部にある病院へ1年半行かせていただきました。歯科医師は僕一人で、先輩の先生がいない環境は初めて。自分の力不足と周りのサポートのありがたさを実感したと同時にやりがいも感じ、将来的には口腔外科だけでなくより幅広い領域で、全責任を持って診療にあたりたいという気持ちが芽生えたのです。その後、審美歯科や矯正歯科中心のクリニックで勉強させていただいていたところ、こちらの建物が空くので開業してはどうかというお話をいただき、開業に至りました。

患者層と主訴について教えてください。

20代から30代の若い世代が中心ですね。すぐ近くに大学があることもあって、大学生も多いんですよ。年配の方はあまり多くありませんが、少しずつ増えている印象です。主訴はさまざまですね。当院では虫歯や歯周病など一般的な治療から、親知らずの抜歯や顎関節症など外科的な治療、ホワイトニングなどの審美歯科、歯列矯正、小児歯科、予防歯科など幅広く行っていますので、症状やご希望に合わせて対応しています。最近では赤ちゃんの上唇小帯を切除する手術が何件かありましたね。上唇小帯というのは上唇が歯茎に付着してしまっている状態のことで、おっぱいをうまく吸えなくなることがあるんです。その付着部分を切除するという治療です。開業してまだ2年ですから、これからさらにさまざまな患者さんが来られるのではないかと思っています。

若い世代の患者さんに伝えたいことがあるそうですね。

日村光佑院長 北大路デンタルクリニック2

虫歯や歯周病は、一度進行してしまうと理論上は元に戻すことはできません。もちろんお金と時間をかければ不可能ではありませんが、とても大変です。ですから、若いうちからきちんとケアをして、メンテナンスや定期検診を受けるなど歯を大事にすることがとても大切。その入り口は正直なんでも構いません。歯が白くなるときれいに保つために一生懸命歯磨きをされますし、歯並びが良いと磨きやすくなるので歯磨きがきちんとできるようになります。そのほか、矯正治療、親知らずの抜歯、ホワイトニングに対応していますので、就職活動を前に歯をきれいにしたいなど、歯やお口のことで思うことがあればぜひ来ていただきたいですね。今の若い世代は100歳まで生きる方も少なくないと思います。健康で長生きするためには歯が重要です。まずは歯を大事にしようというきっかけづくりができればいいなと考えているんです。

患者の要望に応えて、ベストを尽くす

歯列矯正に力を入れているそうですね。

日村光佑院長 北大路デンタルクリニック3

透明のマウスピース型装置を使った矯正を行っています。この矯正では、治療開始から完了に至るまで歯がどのように移動していくかを3Dで事前に確認いただいた上で治療を行っていきます。透明ですから目立ちませんし、取り外して歯磨きもしっかりできるので衛生的。痛みもワイヤー矯正に比べると少ないです。矯正は見た目が気になるという方が多いと思いますが、矯正していることを誰にも気づかれず「自分から矯正してるんだよと言ったんです」という患者さんもいらっしゃいました。「歯並びが気になる」「矯正に興味がある」という方は、ぜひご相談ください。

親知らずの抜歯も多く行っているとお聞きしました。

親知らずを気にされる方は多いですが、必ずしも抜く必要はありません。親知らずがあることで歯茎が腫れたり虫歯になったりする場合は抜かなければいけませんが、きれいに生えていて痛みもないのであればそのままで大丈夫です。親知らずを抜かなければならないけれど、怖くて一歩を踏み出せないという方もおられると思います。僕は親知らずの抜歯は多くの症例を経験していますし、当院で抜歯された患者さんからのご紹介で来られる方も多いんですよ。歯を抜くわけですから多少腫れることもありますが、治療後もしっかりフォローさせていただきますので、迷ったり不安に思っている方は、ぜひ一度ご相談ください。

診療の際に心がけていることを教えてください。

日村光佑院長 北大路デンタルクリニック4

まず、僕の独り善がりではなく、患者さんが何を求めているのかしっかりと把握し、そのご希望に応えることですね。本当はあの治療もこの治療もできれば一番良いのですが、それは患者さんが求めていることと違うかもしれない。ですから、診察にあたってはどういう治療を望んでいらっしゃるのかきちんとお聞きした上で進めていきます。診察時間もお一人30分は取ってしっかりコミュニケーションを取るよう努めています。お一人お一人に対して自分のベストを尽くす心構えで、どんな治療も気持ちを込めてしっかりと行いたいと思っています。

歯科医師になり、あらためてこの仕事の魅力に気づく

歯科医師になろうと思ったきっかけは何ですか?

日村光佑院長 北大路デンタルクリニック5

手に職をつけたいと思ったのが理由で、正直に言うと最初は歯科医師という仕事に特に思い入れが強かったわけではないんです。でも、いざ仕事を始めてみるとどんどん興味が湧いてきて、歯科医師になる前よりもなってからのほうが楽しいですね。もともと口腔外科でしたから、親知らずの抜歯など外科的な治療は特にやりがいを感じます。今ではこうやって開業し、優秀なスタッフに恵まれ、たくさんの患者さんに来ていただき、歯科医師になって本当に良かったと思いますね。

趣味や休日のリフレッシュ方法を教えてください。

中学校、高校、大学と野球部に入っていましたので、野球は好きですよ。ピッチャー以外はどのポジションも経験しました。社会人になってからは草野球をしていましたが、最近はすっかりご無沙汰しています。代わりに今は家族サービスですね。妻と小さい子どもがいますので、休みの日は一緒に外に遊びに行くのが一番のリフレッシュです。最近は、将来を見据えて住宅展示場巡りをしています。広くてきれいな部屋に子どもも喜んでいて、休日を家族で過ごすには意外に穴場かなと思っています(笑)。

読者へのメッセージと今後の展望をお願いします。

日村光佑院長 北大路デンタルクリニック6

予防も治療も早めが肝心ですから、思い立ったらいつでも気軽に来ていただきたいですね。ホワイトニングの予約はスマートフォンからでも受けつけています。それ以外は診療時間中に電話にてご予約ください。今後については、今までどおり患者さんのご希望を最優先に、求められる治療やケアをきちんと提供するという姿勢を大事にしたいですね。また、去年は北歯科医師会の活動として、大谷大学の学園祭でブースを設けて歯の大切さをお伝えする機会をいただいたのですが、こうした啓発活動は、これからも積極的に行っていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

【矯正歯科】裏側矯正/85万円、マウスピース型装置を使った矯正/70万円、部分矯正/25万円~、【審美歯科】セラミッククラウン/12万円、セラミックインレー/6万円、ホワイトニング/2万円~

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