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長尾 浩和 院長の独自取材記事

長尾歯科医院

(大阪市中央区/淀屋橋駅)

最終更新日:2022/07/04

長尾浩和院長 長尾歯科医院 main

地下鉄御堂筋線、淀屋橋駅13番出口の目と鼻の先にある「長尾歯科医院」。2008年の開業以来、一般歯科と口腔外科をはじめとする幅広い診療で、ビジネス街で働く人たちの総合的なデンタルヘルスケアを行ってきた。患者と向き合う診療をモットーに、患者とのコミュニケーションを大切にする院長の長尾浩和先生は、「歯科=痛い」といったイメージを払拭するため、痛みに配慮した優しい治療を行っている。「歯科は怖いところではなく、歯を健康にするために行くところ。それを多くの人に知ってもらいたいですね」と、穏やかな笑顔で話すのが印象的だ。歯科診療で大切にしていること、今後の展望について、長尾先生に話を聞いた。

(取材日2017年6月24日)

治療に対する責任感と患者に向き合うことを大切に

このエリアは、どういった患者さんが多いですか?

長尾浩和院長 長尾歯科医院1

淀屋橋は大阪を代表するオフィス街ということもあり、うちに来られる患者さまのほとんどは、近隣にお勤めのビジネスマンやOLの方です。治療内容は、虫歯や歯周病などの歯科一般の治療から、親知らず、口内炎、顎関節症などの口腔外科の治療まで多岐にわたり、歯科と口腔外科の両面から幅広く対応しています。仕事をしていると毎日が忙しくて、気になる症状があっても、歯科治療に行く時間がなかなか取れない人も多いと思います。予約時間に配慮して、できるだけ待ち時間を短くする工夫や、会社帰りでも気軽に立ち寄れるように、夜は最終受付を19時にするなど、患者さまの生活のリズムに合わせた通院しやすい歯科をめざしています。

幅広い診療内容を診てもらえるのは、患者にとって心強いですね。

大学卒業後、研修医として勤務した京都府立医科大学附属病院歯科では、口腔外科を中心に歯科治療全般を学びました。その後、勤務した歯科クリニックでは、インプラント治療の技術を習得する機会に恵まれました。その知識と経験を現在の診療に生かし、一般歯科治療をはじめ、口腔外科治療、審美歯科、インプラント治療、予防歯科までの総合的な診療システムで、患者さまの口腔内の健康維持・増進に日々努めています。最近、患者さまに多いのは、顎関節症の治療ですね。顎関節症はパソコンやデスクワークで下を向いて仕事をすることが多い人がかかりやすい、現代病の一つです。外科的手術をしなくても、マウスピースや薬物療法で治療できることが多いので、「顎を動かすと痛い」「口が開きにくい」といった症状がある方は、気軽にご相談していただければと思います。

治療する上で、長尾先生が心がけていることは何ですか?

長尾浩和院長 長尾歯科医院2

患者さまが歯科治療に対して、不安や恐怖を感じてしまう一番の理由は、「歯科治療=痛い」といったイメージがあるからです。当院では、痛みを我慢して治療を進めるようなことはせず、症状や状態に合わせて麻酔を使いながら、痛みやストレスの少ない治療を行っています。また、治療を受ける患者さまは、自分の口の中が今どういう状況で、何をされているかわからないことで、神経が口元に集中してしまい、少しの痛みでも敏感に感じてしまいます。具体的な治療の流れをきちんと説明して、治療に対する不安を和らげるのと同時に、モニターの映像やBGMにも趣向を凝らして、できるだけリラックスした気持ちで治療が受けられる雰囲気づくりを心がけています。

患者に納得してもらった上での治療を

悪い歯を治療するだけでなく、見た目を大切にし、口臭に対するケアも行っているそうですね。

長尾浩和院長 長尾歯科医院3

痛いところがなくなり、機能が回復すればそれでOK、という時代ではなくなってきました。エリア的に意識の高い人が多いのかもしれませんが、このところ女性だけでなく男性も、見た目にもこだわった歯科治療を希望する人が増えました。治療の跡がわかりにくい手法や金属を使わない治療などを取り入れ、機能性と審美性のバランスまで考えた治療を心がけています。また、最近は口臭治療で来られる患者さまも増えています。口臭の原因の90%以上は、お口の中の細菌が産生する「揮発性ガス」によるもので、「唾液の量」と「口腔内の衛生」が重要になりますが、中には歯周病や全身疾患が関係していることもあります。当院では、その人の口臭の原因を調べて、適切な治療・予防を行っています。口臭が気になる人は一度ご相談ください。

長尾先生の診療モットーをお聞かせください。

こちらがいくら良い治療だと思っても、患者さまがきちんと理解して自分で選択しない限り、その治療をやってはいけないと私は思っています。私の診療モットーは、患者さまに丁寧な説明をして、保険診療でも自費診療であっても、治療方針をきちんと理解してもらい、納得した上で治療を受けてもらうことです。とは言っても、患者さまは歯科のプロではないので、難しいことは知りません。専門用語を並べて説明されても、何のことかわからないですよね。ですので、図解を見せながら説明したり、口腔内カメラを使って患者さまの口腔内の状態をお見せしたりして、視覚的、感覚的に理解できるようなやり方で、患者さまにお話しするようにしています。虫歯を削る前、削っている最中、削った後、セメントを詰める過程を写真に残し、ご自身の目で確認してもらうことで、治療に対する理解が深まり、その後の予防に役立つことも多いですよ。

クリニックの一番の強みは何ですか?

長尾浩和院長 長尾歯科医院4

当院の自慢は、勉強熱心で優秀な歯科衛生士と歯科助手に恵まれていることです。うちに来られる患者さまは、仕事が忙しくあまり時間が取れない方が多いので、スタッフ同士の連携を密にすることで、治療の無駄な時間を省くように心がけています。予約を取る際におおよその治療の流れが予測できるので、治療で使う道具、薬、歯科材料は、事前の準備を徹底するようにしています。私が手を出したら次の道具がすぐに出てくる、仮ぶたやセメントなどの歯科素材はいいタイミングで使える状態にしておくなど、スタッフ同士でルールを取り決めて、テキパキと動いてくれています。私が治療に集中できるのは、スタッフ皆さんのおかげですね。

質の良い治療と充実した医療サービスを提供していく

歯科医師をめざしたきっかけは?

長尾浩和院長 長尾歯科医院5

もともと父が歯科医師だったこともあり、私にとって歯科は身近な職業でした。ただ、子どもの頃は、歯科医師の仕事内容について父から詳しく聞かされたことはなかったので、「悪い歯を治す仕事」といった、漠然としたイメージしかありませんでした。大学時代は歯科の基礎を学ぶのに必死で、シビアに物事を考える機会は少なかったですが、クリニックで勤務するようになり、実践的な歯科治療技術が身につくにつれて、自分のやった治療に対して責任を持つこと、患者さま一人ひとりに向き合う診療を行うことなど、歯科医師の仕事の本質が見えてくるようになりました。

予防歯科にも力を入れているそうですね。

痛くなってからではなく、痛くなる前に歯科に行くことは、今では当たり前になってきています。当院も予防歯科に力を入れており、最初は虫歯の治療で来られた患者さまが、定期的に検診やクリーニングに来てくださるようになって、健康な歯をずっとキープされています。予防歯科のポイントは、定期的に歯科に通うこと、そして正しい歯磨きをすることです。細かく歯ブラシを動かし、歯茎と歯の際を中心に全体的に磨いていくのがこつですが、歯垢、歯石がついてくると、細菌の感染が起きやすくなるので、PMTCという専門的な除去が必要になります。PMTCをすると歯の表面がツルツルの状態になり、虫歯や歯周病にかかりにくくなります。いつまでも健康で美しい歯を守るために、予防意識を高くもって、3ヵ月に1回を目安に歯科でケアを受けてほしいと思います。

今後の展望をお聞かせください。

長尾浩和院長 長尾歯科医院6

この辺りは、以前の職場からも近く、私にとって昔からなじみのあるエリアです。このエリアで働く人たちが、1日3度の食事がおいしくいただけ、いつまでも若々しく元気に笑って過ごせるように、今後もデンタルヘルスケアという面でサポートしていきたいですね。これからも新しい技術をどんどん取り入れ、質の良い治療を提供していくことはもちろんですが、歯科医師として当たり前のことをしっかりと行い、「患者さまと向き合うクリニック」として、さまざまなニーズに応えられる歯科をめざしていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いた補綴治療6万6000円
インプラント治療48万円
ホワイトニング1万3500円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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