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田中 達朗 院長の独自取材記事

宮前平整形外科クリニック

(川崎市宮前区/宮前平駅)

最終更新日:2020/09/08

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聖マリアンナ医科大学出身で、同大学病院や関連病院で診療してきた田中達朗院長。2014年に大学病院とも連携しやすく、土地勘のある宮前平に「宮前平整形外科クリニック」を開業した。以来、子どもから高齢者まで、多様な症状に対応している。大切にしているのは、患者の要望をしっかり聞き取り、一人ひとりの症状や状況に合わせた治療を行うこと。そのためにスタッフとも協力しながら、患者が何でも言いやすいオープンな雰囲気をつくっていくよう心がけている。また「高齢になっても健康的な生活を送ってほしい」という願いから、さまざまな機器を導入して骨粗しょう症の予防や治療に注力し、食生活や運動など生活指導にも積極的に取り組む。そんな田中院長に、クリニックの特徴や治療にかける思いなどを聞いた。
(取材日2019年5月24日)

子どもから高齢者まで気軽に通える、宮前平の整形外科

まず、この地で開業した経緯を教えてください。

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大学病院や関連病院などの整形外科で診療に携わる中で、開業を考えるようになり、いろいろなところを見て回ったのです。その中でこの場所に一番惹かれたのは、出身校の聖マリアンナ医科大学に近くて土地勘があり、自宅からも通いやすかったからです。大学病院との連携もしやすいですし、患者さんにとっても宮前平駅南口を出てすぐで通院もしやすいですし、大きなメディカルモールの2階とあって、初めて来られる方にもわかりやすい。理想的な場所だと思いました。

開業の際には、どのような点にこだわられましたか。

患者さんにはできるだけリラックスして診療に臨んでいただきたくて、明るく親しみやすい雰囲気のクリニックをめざしました。エックス線室は設置したい大型機器があったため、スペースを広く取っています。一方、リハビリテーションルームには、あえて最初からたくさん機械を置かないようにしました。患者さんのニーズに合わせて、必要な設備を導入したり、使いやすいように配置を変えたりできるようにと考えたのです。

骨密度を的確に測るために導入した検査機器があるそうですね。

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腰椎と大腿骨から骨密度を測定できるDXA機器(エックス線骨密度測定装置)を導入しました。骨密度というのは、海綿骨と呼ばれる骨の内側のやわらかい部分がどのくらい詰まっているかを測るもので、この海綿骨は腰椎や足のつけ根に多いんですよ。他の部位でも測定は可能ですが、より的確に測定するには腰椎と大腿骨などで測定することが推奨されています。しかし、装置が大がかりになり、一般的なクリニックでは導入が難しいというデメリットがありました。当院もエックス線室をもう1室造らなければ入らないな、と思っていたら、ちょうど開業の少し前のタイミングで、小型化したものが開発されたんです。とはいえ、手などで測定する装置に比べるとまだまだ大きいので、エックス線室を少し広めに設計したというわけです。

患者が遠慮せず、本音を言える雰囲気に

診療面では、どのような特徴がありますか。

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患者さんは近隣にお住まいの方が多いですが、バスや電車で通ってくださっている方もおられます。年齢層はご年配の方、小さなお子さんやそのお父さん、お母さん世代の方など、幅広いですね。お子さんは打撲や捻挫、切り傷など症状はさまざまです。大人の方には、肩こり、腰痛、膝の痛みなど、日常的に起こる体の痛みや違和感などの治療も行っています。腰痛や、肩が凝るという方には、正しい姿勢をアドバイスしたり、役立つ体操などを指導したりすることもあります。また手術など専門的な治療が必要な場合の連携体制も重視しています。この周辺には、聖マリアンナ医科大学病院をはじめ、多くの病院があるので、患者さんのご希望や、症状に適したところをご紹介することができます。

検査機器も活用して、骨粗しょう症診療に注力されているそうですね。

骨粗しょう症は、それ自体は自覚症状に乏しい病気で、いつの間にか進行しやすく、骨折して初めて骨粗しょう症と診断を受ける患者さんも少なくありません。勤務医時代にそのような年配の骨折患者さんを多く診ていましたので、開業にあたっては骨粗しょう症の診断と治療に力を入れていこうと思ったのです。DXA機器は、患者さんの負担が少なく、その上的確な診断が期待できるという点が大きな魅力です。また骨粗しょう症の予防や治療には、食生活や運動など生活習慣の改善が重要ですから、検査を受けた方への指導にも力を入れています。

診療にあたる上で、どのようなことを大切にされていますか。

患者さんが言いたいことを言いやすい、オープンな雰囲気をつくっていくことですね。特に年配の方は医師に対して「こういうことを言っては悪いかな」と遠慮される場合もあるように思います。こちらが良かれと思って薬や治療法をお勧めしても、実はご本人はあまり求めていないということもあります。ですから、気を使わず本音をぶつけていただけるような雰囲気をめざしています。それもこちらの理想を一方的に押しつけるのではなく、お互いに話し合いながら、納得のいく治療法を選んでいきたい。「この症状だから、絶対にこの治療をしなければ」ということはありません。例えば薬一つをとっても、今はいろんな種類がありますし、生活環境などにより適した治療法も異なります。可能な限り患者さんのご希望を伺いながら、お一人お一人にとって一番良い方法を提案していけたらと思っています。

スタッフに伝えていることは?

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スタッフには、患者さんの様子を注意深くチェックして、必要な方には手助けをしてほしいと伝えています。ベテランのスタッフが、患者さんの要望をさりげなく聞き出し、私に教えてくれることもありますね。そうしたクリニックとしてのチームワークも大切にして、アットホームな雰囲気でありたいと思っています。

身近な整形外科として、地域住民の健康を見守る

ところで、先生のご趣味についても教えてください。

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子どもの頃から大学時代までずっと野球をしていました。その頃、整形外科に何度もお世話になったのが、この仕事に就いたきっかけの一つでもあります(笑)。野球は、大学の医局にいた頃もたまに試合に出ていました。今もプライベートでチームに所属していますが、なかなか時間が取れないですね。

整形外科の立場から、気になることはありますか。

運動をしないのも、運動をしすぎるのも良くない、ほどほどの適度な運動をしてほしいなと思っています。何もしなければ、加齢とともに体はどんどん衰えていくので、運動を積極的にされるのは良いことだと思います。ただ、その方に合った運動、適度な運動量が重要です。整形外科できちんと診断や指導を受けて、適切な運動を行っていただきたいですね。

これからの展望についてお聞かせください。

当院では、患者さんの要望や状況、症状などに合わせた治療を提供することを第一に考えてきました。それは続けていきたいですね。例えば仕事などで忙しく、あまり頻繁に通院できないという患者さんに「毎日通院リハビリしましょう」とご提案しても、続けていただくことは難しい。また、他の診療科で、すでに薬をたくさん処方され、もうこれ以上増やしたくないという方もいらっしゃいます。患者さんとじっくりお話しして、できる限りご希望に寄り添い、お一人お一人に合った治療方法をご提案することを、これからも続けていきたいと思います。また加齢とともに起こる痛みは、生活に支障を来さないようになるべく痛みを取り除いて、動く、歩ける状態を維持することが重要です。地域の皆さんが高齢になっても元気に動き、歩けるように、整形外科の立場からお役に立ちたいと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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ご年配の方特有の疾患、例えば、膝がすり減る、腰が曲がるなどの症状は、治療をしても元どおりにするのは困難です。しかし、どうやって症状を緩和し、どうやって快適な生活を送っていくかを考えることによって、その後の生活の質は大きく変わってきます。当院は患者さんとのコミュニケーションを大切にしながら、一緒になって話し合い、ご本人が納得した上で、治療を提供していきたいと考えています。何かお悩みのことがある方、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。また、当院は川崎市の骨粗しょう症検診にも対応しています。高齢になっても元気に過ごすためには、若いうちからご自分の骨密度を知り、生活習慣に気をつけて骨粗しょう症を予防することが大切です。女性の方にはぜひ検診をお勧めします。

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