全国のドクター9,284人の想いを取材
クリニック・病院 161,120件の情報を掲載(2020年9月27日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 神戸市灘区
  4. 六甲道駅
  5. みやま歯科クリニック
  6. 三山 智彦 院長

三山 智彦 院長の独自取材記事

みやま歯科クリニック

(神戸市灘区/六甲道駅)

最終更新日:2020/04/01

172301

JR神戸線の六甲道駅改札から徒歩約3分。駅前商店街に「みやま歯科クリニック」が入居するFTKビルがある。広々とした清潔感のある診察室には、プライバシーに配慮したほど良い間隔で3台の診察台が並ぶ。三山智彦院長は、「歯は安易に抜くべきではない」というポリシーを掲げ、歯を抜く・削る・神経を取る処置を最小限に抑えた治療を実践。勤務医時代に研鑽した小児矯正や義歯・インプラント治療、審美歯科を幅広く手がけるほか、体が不自由な人や寝たきりで通院できない患者の自宅や施設への訪問診療を精力的に行う。0歳から100歳まで、幅広い世代に頼られるかかりつけ医をめざす一方で、歯科医院激戦区と知りつつこの地に開業したという三山院長。外見からは計り知れない熱い思いを語ってもらった。
(取材日2019年8月19日)

歯への負担が少ない、一人ひとりに合った治療を

「体に優しい治療」という診療方針を掲げておられますね。

20190912 1

例えば、神経を取るかどうかの選択では、患者さんによっては取りたくないと強く望む方、後で痛くなるのだったら先に取ってほしいなど考え方はさまざまです。検査するとおおよその診断はつくので、少しでも残せる可能性を見出した場合は、結果として取ることになっても手順としては残す方向で治療に着手します。それなら最初から神経を取ったほうが効率的だと思われるかもしれませんが、そこは私のポリシーです。もちろん、神経を取らなければ間違いなく悪化すると診断した場合は迷うことはありませんが、取らずに済む可能性が少しでもあれば、患者さんの選択肢としても最後まで残しておきます。

できるだけ歯を抜かない治療を実践されていますが、すでに失ってしまった歯の治療について教えてください。

喪失してしまった部分を埋めるには詰め物や歯全体を覆うかぶせ物、失った歯や骨を補うには部分入れ歯、歯がない場合は総入れ歯による治療が必要です。歯がないまま放置すると噛み合せが悪くなり、咀嚼・消化機能の低下や発音障害を招きます。歯を失った部分の症状に合わせてさまざまな組み合せの義歯が作れるのでその方にとって違和感のない快適な義歯をご提案したいと考えています。軽くて薄いチタン製などの金属床義歯は装着感が良く丈夫で、食べ物の温度が伝わりやすい特性があります。薄めでやわらかく割れにくいノンクラスプ義歯は歯茎にしっかりフィットしやすく、入れ歯であることが気づかれにくいという特徴があります。このほかにも、患者さんの状態に合わせて歯本来の美しさをさらに追求したさまざまな選択肢をご用意しています。

患者さんの年齢や歯の状態、ライフステージに合った治療を心がけているそうですね。

20190912 2

虫歯を繰り返す子どもさんには、悪くなれば治せばいいという考えではダメだよと伝え、継続的なブラッシング指導で正しい歯磨きを身につけてもらいます。定期検診の際には成長過程における歯並びや噛み合せのチェックを行うので、矯正が必要な場合は適切な時期を見極めるほか、メンテナンスによっていつまでも良好な状態を維持し、虫歯予防への意識が自然に定着することをめざしています。一方で、体調の悪い高齢の方も来られるので、いずれ訪問診療に移行する可能性も踏まえて、「今できる治療に最善を尽くし、最後まで診続けたい」という思いで診療しています。

訪問診療で、歯科医師の使命とやりがいを再確認

訪問診療にも対応しているんですね。

20190912 3

当初、ご家庭を訪問して治療することには戸惑いもありました。老老介護、娘さんがお世話しているお宅、お一人で寝たきりの方など、患者さんを取り巻く環境は千差万別。クリニックでは見えない部分がリアルに伝わってきます。そこをしっかり受け止め、個々のご家庭の環境や状況に応じて治療に臨むことが前提となります。できることは限られますが、「治療してもらえて良かった」と喜んでもらえると、在宅で治療を待つ方の役に立ったことをうれしく思います。

高齢者宅や介護施設の診療の現場で感じることは?

歯科医師の立場としては歯を治療することでしっかり噛んで楽しく食事をしていただきたいのですが、介護の現場では嚥下できるかが問題になります。咀嚼をせずに済む流動食の次の段階は胃・腸ろうで栄養を注入することになり、食事という概念はなくなります。施設への訪問治療を始めた頃、胃ろうの方から「口から食べたかった」という声を聞き、何とかしてあげたいと思いました。やはり、ご家庭の介護では口から食べて食事を楽しむ行為が生命や心身の安定に大きく影響すると実感します。歯科医師として、そのための治療に携われることがやりがいにつながり、院内の診療では得られない貴重な経験が訪問治療を続ける原動力になっていると思います。

入れ歯は、食べる、話すという目的だけのためにあるのではないのですね。

20190912 4

寝たきりになると、入れ歯は徐々に使えなくなり、結局外したままになってしまうことも少なくありません。歯も顔貌の一部。入れ歯を入れた状態とそうでない場合とでは顔つきが随分違って見えますね。そのため、きれいな顔で最期を迎えるために、ご家族から最後にもう一度義歯を入れてあげてほしいと要望されることがあります。患者さんが亡くなられ、最後にごあいさつをさせていただく機会があるのですが、義歯を使用していた方の入れ歯が入ったお顔を見ると、役目を全うできて良かったと心から思います。

患者のニーズに多方面からアプローチ

機器へのこだわりについて伺います。

20190912 5

歯科用3DCTでは、患者さんの歯の状態や骨の形態などが詳細で立体的に把握できます。歯の神経が通る根管内部の状態まで精密に確認できるので根管治療に適しています。根管治療では神経がある部分を洗浄消毒して痛みの原因を取り除くことをめざしますが、虫歯が大きく神経にまで達した場合は、神経を取り除く処置をしなくてはなりません。またインプラント治療前には、顎の骨の構造や骨内部の神経の走行、周囲の組織の状態を患者さんにもご確認いただき、治療を決める判断のためにも使います。特に歯と顎の位置関係や大きさを正確に把握することが求められる親知らずの抜歯などでも、この歯科用CTは必要不可欠、より安全で確実な治療を追求するために役立てています。

趣味やプライベートの過ごし方についてお聞かせください。

昔からバイクが趣味で、大学生の頃は九州から北海道まで全国各地をバイクで回りました。テントを張って野宿したり、時にはバス停で夜を明かしたり、自由気ままなバイクの旅を楽しみました。今は残念ながら、バイクはほとんど乗っていません。天気の良い日に、「バイクを走らせたら爽快だろうな」と思うのですが、なかなか時間が取れないのと、妻から「ケガが心配」と止められているんです。年を取って時間にゆとりができたら、またバイクで全国縦断したいですね。今は社会人ばかりで結成したサッカーチームで週に1度、汗を流しています。実は私、小学校から大学までずっとサッカーをやっていたんです。卒業後はボールを蹴っていなかったのですが、おなかが少し出てきて「これはマズイ」と思いまして。体を動かすことで、いい気分転換になっています

最後に、診療で心がけていることについて伺います。

20190912 6

私自身、定期健診で内科を受診することがありますが、患者という立場に代わった瞬間、待合室ではドキドキするし少々不安な気持ちにもなります。そこで気遣いのある一言や笑顔で一転、気分が晴れることもあります。飲食店でも、また来たい思える配慮のある接客をしていただくと、スタッフが患者さんと接する時に取り入れたらどうだろうと考えます。当院には接遇に関するマニュアルは特にありません。その患者さんにとって一番良いと思われる対応を各自で考えて接してほしいんです。結果として「ここで治療してもらって良かった」と、当院ならではのホスピタリティーを感じていただければ本望です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/15万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/10万円~、インプラント治療/1本あたり30万円~、セラミッククラウン/8万円~
※治療箇所や状態、回数により値段が変動いたします。詳しくはスタッフにお尋ねください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access