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豊田 弘沢 院長の独自取材記事

とよた歯科クリニック

(東大阪市/河内小阪駅)

最終更新日:2021/10/12

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河内小阪駅から鉄道沿いに歩いて4分ほど、河内永和駅からも徒歩圏にある「とよた歯科クリニック」は2012年に開業。豊田弘沢(ひろさわ)院長は、日本だけでなく、海外でも研鑽を重ねてきた経験があり、一時期は平日は日本、週末は海外と多忙な毎日を送ることもあったという。開業するにあたり、地域に密着した歯科診療ができる今の場所を選び、今では赤ちゃんから90代の高齢者まで、地元住民に親しまれる「街の歯医者さん」として、経験を生かした幅広い診療を行っている。豊田院長に、開業に至るまでの海外での経験や、現在の診療スタンスについて、じっくりと話してもらった。

(取材日2021年7月30日)

米国や台湾など、海外でも多くのことを学び開業へ

開業して10年近くになります。歯科医師をめざした理由を教えていただけますか。

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父が歯科医師で、他の親族も医療関係が多く身近に感じていました。また、診療する父の姿を身近で見ていたことや図工やプラモデルを作るのが大好きだったことも大きいですね。大阪歯科大学卒業後に、歯周病の専門的な治療を学ぶため「PIO畠山歯科」に勤務しました。その後、米国で学びを深め、帰国後は、「磯島歯科」をはじめ複数の歯科医院で勤務しながら、週末を利用して台湾にも渡って研鑽を重ねてきました。

開業後、PIO畠山歯科での勤務を決めたきっかけはどのようなものでしたか?

日本では、歯周病の罹患率が高いといったこともあり、歯周病治療には興味を持っていました。そして、卒業後の進路を先輩に相談したところ、勉強かつ実践に優れた歯周病に精通する畠山先生のもとでの勤務を勧められたんです。ここでの勤務はまさに「修行」という言葉がぴったりで(笑)、とても厳しい毎日でしたが、本当に多くのことを学びましたね。米国での留学や診療の経験がある畠山先生の診療を間近で見てきて、専門的な治療と1人の患者さんとじっくり向き合う姿勢に感銘を受けました。

その後、米国や台湾、上海など、海外で経験を積まれたんですね。

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渡米してニューヨークやコロンビア、ペンシルバニアなど複数の大学病院や医療機関で講習や実技、診療現場での立ち合いなど、幅広い考え方を知ることができました。日本では歯科医師になると治療がメインになり、普段は論文を読む機会は少なくなると思うのですが、研究結果や統計学に基づいた治療を実践する歯科医療を学ぶことができました。帰国後は日本と台湾で同時期に並行して技術を磨き続けていました。台湾の歯科医療は日本に比べて、新しいものは積極的に取り入れる傾向にあり、治療に生かしたいという気持ちがあったんです。一方で、欧米やアジアでは日本の歯科医師の丁寧さ、勤勉さへの評価が高いことを知り、これからも日本で診療をしていきたいという自信にもなりました。

専門性を持ちながら地域密着で幅広い治療に対応

開業をしようと思われたのはなぜですか?

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周りで開業する先生方も多く、話を聞く機会が多かったんです。また、海外の歯科医療や畠山先生に学んだ経験から自分の歯科を作り上げたいと思い開業を決意しました。国内外でさまざまな歯科医療を学ぶうち、多くの先生方と知り合い、いろいろな考え方にふれられる診療スタイルが自分には合っていると感じていました。開業について調べたり、場所を探したりしていくうちに自分自身の気持ちも固まり、ご縁があって自分が思い描く歯科診療ができるこの場所に出会い、一気に開業へと進みました。

東大阪にはもともと何かご縁があったのでしょうか。

海外や知らない土地に行くことがとても好きで、開業する地域は決めず、地元に密着した診療のできる場所を探しました。通院至便で、電車でも来院しやすく、たまたまご紹介を受けたこの場所での開業を決めました。歯科だとあまり感じさせず、視覚的にもやわらかく落ち着いた雰囲気の院内にしたいと考え、設計やインテリアの担当者さんと何度も話し合いました。ビルの2階ですが、高齢の患者さんも多いので、長く通っていただけるようにエレベーターを設置し、院内はバリアフリーとなっています。

どのような患者さんが多く来られていますか?

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地元住民の方が中心で、生後数ヵ月の赤ちゃんから90代の方までさまざまな年齢層の方が来られていて、家族ぐるみで通っていただいているご家庭や、学生さんもいらっしゃいます。虫歯や入れ歯、歯周病、インプラント治療、お子さんの歯の生え替わりなど診療内容も幅広いですが、患者さんのご要望を大事にしています。専門的に取り組んでいたのは歯周病ですが、地域に密着した歯科医師でありたいと開業し、「街の歯医者さん」として、分野に特化せず治療に対応しています。おしゃべりが好きですし(笑)、ご興味があれば知識や情報をどんどん提供します。治療を終えた後も、メンテナンスで歯の健康を維持することが大切なので、通いやすい歯科医院でありたいと思っています。

口の中にある「物語」の精密な診断で歯の健康維持を

幅広い症状に対応されています。どのようなスタンスで治療を進めていくのでしょうか。

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何より大事にしているのは「診断」です。歯が悪くなるのには原因があります。口の中には物語があって、日頃の食事などの生活や噛み合わせなど、どのような経緯で歯が悪くなったのか。どんな症状で来院されても経緯や経過を伺い、エックス線や歯茎の検査、症状の変化などから客観的に診て、原因を探ることで、どうすれば再び歯を悪くすることがないか検討していくことに重きを置いています。例えば虫歯治療で、歯のかぶせ物をどれだけ良いものにしても、歯や歯茎という土台が健康でなければ、維持することは難しいです。抜歯や治療のタイミングもとても大事です。治療の順序を考え、他の歯に悪い影響を与えないためにどうすればよいか、ジャッジすることも重要だと感じています。

患者さん自身が気づかれていないこともあるのでしょうね。

ご自身の口腔内の状態を理解していただくためにも、レントゲンや模型、口腔内カメラ、虫歯を数値化する機械を用いて、患者さんが目で見てわかるように努めています。患者さんが将来お口の中をどのような状態にしたいか、ご要望はさまざまですが、治療するのは歯科医師である僕だけでなく、患者さん自身だと考えています。僕自身、治療の押しつけは好きではなく、自由診療もあまり勧めたいとは考えていませんので、治療の選択肢を多く提供し、それぞれのメリット、デメリットを踏まえ、患者さんと歯科医師、一緒にお口の中を良くしていく方法を考えていきます。家や車も建てっぱなし、買いっぱなしだと劣化していきます。歯も同じで、途中でメンテナンスをし、長く維持することが重要であると理解していただけるよう、試行錯誤しながら取り組んでいます。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか。

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「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、歯の治療においても同じです。口の中は森で、1本1本の木という歯があり、口腔内全体を見て、適切な診断と治療をしていかないといけません。なぜその治療が必要なのか、患者さんが理解し納得できるまで説明することも、歯科医師の重要な任務だと考えています。そのためにもやはり、正しい診断をすることが大事です。誤った診断をしてしまうと、治療回数が増え、患者さんの時間を奪ってしまいますし、治療に納得がいかないと別の歯科医院を探すという負担をかけてしまうことになります。悪くなった経緯を見落とさず、他の歯で繰り返さないようにする、少ない時間の中で、患者さん一人ひとりの経緯や状態を把握し、正しい診断と適した治療を進めていく、といったことを大事にしています。

今後、どのように診療を続けていきたいですか。

開業して10年近くになります。「継続は力なり」といいますが、歯科の新しい治療方法や材料、機器は日進月歩状態で、たくさん出てくるので、知識や情報をアップデートをしていくことは欠かせませんが、一方で長く使用されているものには理由と実績があります。良いものは積極的に取り入れていきますが、継続してきた治療の良さも大切にしていきたいです。患者さんにとってわかりやすく難しくない説明を心がけ、患者さん一人ひとりの状態に適した診療を行うという今の自分の診療スタンスを、初心を忘れず、継続させていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/34万1000円~

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