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嶋倉史剛 院長の独自取材記事

あらやしき歯科医院

(藤沢市/鵠沼駅)

最終更新日:2019/08/28

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「なぜ頻繁に、加えてなぜ長期に通院が必要なのか?」歯科通院にあたって誰もが一度は抱いたことのあるこんな疑問に、明確に答えてくれるのが「あらやしき歯科医院」の嶋倉史剛院長。「生涯予防」をモットーに、虫歯とそれを取り巻く口腔内環境をトータルに診断。ミュータンス菌などの細菌だけでない、噛み合わせバランスなどの虫歯の原因を突き止め、根本からの治療を方針としている、実力派の歯科医師だ。専門のカウンセリングルームを擁し、「納得していただいたうえでの治療を行うために、丁寧な解説を心がけています」と、インフォームドコンセントを徹底した診療スタイルに信頼をおいて、遠方からわざわざ訪れる患者も多いという。医院のロゴマークにある「シロクマ」のような、穏やかで優しいキャラクターの嶋倉院長に、クリニックならではの治療や診療方針から、プライベートまで、幅広く語っていただいた。
(取材日2015年8月29日)

保険診療にこだわらず、口腔内の問題をトータルにケア

静かな環境にあるクリニックですが、どのような患者さんが多いのでしょう?

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住宅街の中ということで、ご近所の方もいらっしゃいますが、遠方から通っていただく方も多いです。当院では保険診療にこだわらない治療を行っています。患者さんの歯と、それを取り巻く口腔内の環境を、将来にわたって長く、健やかに保つために最適な治療を提供しているのです。「保険適用の安価な治療でその場をしのげればOK」という方針ではない、他院とは少し違ったこの考え方に共感していただくことも多くあります。当院の治療が本当に良いと思っていただける方には、遠くからでも通っていただいているようですね。藤沢市内はもちろん、神奈川県に限らず、埼玉、静岡などの他県や海外から通っていただいている方もたくさんいらっしゃいます。

こちらでの診療の特徴について教えてください。

患者さんの将来にわたっての口腔内の健康を考えた、トータルな治療をご提案しているのが当院の特徴です。虫歯の原因というとミュータンス菌などの細菌を思い浮かべることが多いと思いますが、広い意味では細菌だけが虫歯の原因ではありません。口腔内に細菌が存在するというのは、基本的には皆さん同じ条件。それでも虫歯になる、虫歯にならないといったように結果に差が出るのは、細菌以外の要因によるところがあるはずなのです。多くの場合、力のバランスの問題、つまりは噛み合わせの問題が虫歯の原因に関わっているのです。

噛み合わせが虫歯に影響するということですか?

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噛み合わせに問題があると、歯の一部分のみに強い力がかかることで、歯が欠ける「クラック」や「すり減り」などが生じます。こうしたことにより、欠けた部分、すり減った部分に細菌が付着することで、虫歯となってしまうのです。当院では虫歯などの患部だけでなく、お口の中の問題を総合的に治療していきます。口腔内細菌をおさえることと並行して、必要があれば噛み合わせを調整して歯にかかる力のバランスを整えるのです。「細菌」と「力のバランス」の二本柱をきちんと整えることで、虫歯の原因を根本から取り除くことができます。患部のみに注視した治療に対し、1〜2年と比較的長期にわたる通院が必要となることも多いのですが、長い目で見ると良い結果につながることがほとんどです。

「納得できる診療」をめざして、専用ルームできめ細かくカウンセリング

治療を円滑に進めるために心がけていらっしゃることはありますか?

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とにかく、患者さんに現状と治療方針をきちんと理解していただくことを大切にしています。治療が長期にわたることも多いですし、その都度行っているのが、「どこを」「どうするための」治療であるかということを分かっているのといないのでは、通院へのモチベーションも変わってきますから。長期にわたっての通院が必須となる歯科治療では、患者さまがご自身の意思で口腔内の健康を保ちたいと思っていただくことがとても重要です。そのために、治療に対する理解や、方針にご納得いただくことが欠かせないのです。とはいえ、虫歯や歯周病の根本原因の話など、どうしても患者さんにとっては馴染みのない話が多くなってしまいます。当院では、分かりにくい部分は何度も繰り返し説明するなど、ゆっくりと時間をかけて丁寧にお伝えするように心がけています。

治療方針を納得していただくために、どのような方法をとっていますか?

初診の際に状態を拝見したら、次は必ず1時間のカウンセリングをご予約いただくスタイルをとっています。診察室とは別のカウンセリングルームで、お互いに向き合う形で座り、お口の中の現状や治療方針、費用、期間などについて徹底的にお話しするのです。患者さまごとに撮影した口腔内画像や症例写真などを多用したパワーポイント資料をお作りして、画面をお見せしながら説明するなど、ご理解を得られるように工夫しています。もちろん、疑問点や治療方針へのご不満なども、いつでもお伺いできるような態度を心がけています。お互いにリラックスして話ができるよう、カウンセリングルームのインテリアにもこだわりました。カウンセリングルームのテーブルは、以前実家のダイニングで使用していたものです。アットホームな雰囲気づくりに一役買っていると思っています。

大学病院の歯周病科ご出身とのことですが、噛み合わせに興味を持たれたのは?

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もともと補綴に興味を持っていたというのもあります。補綴は歯科において、いわば「花形」ですから。とはいえ、補綴については後々にでも学べる、補綴の前に土台となる歯をしっかりさせられるようにとの思いから、歯周病科に在籍することを決めました。歯周病科では歯周病の原因となる「細菌」に主に注目します。しかし、診療を継続していくうちに、やはり噛み合わせの大切さを見逃せないということに気づきました。そこで、日本一噛み合わせに詳しい先生とも言える日本歯科大学教授の稲葉繁先生が代表を務めていらっしゃる、包括歯科医療研究会(IPSG)に所属し、勉強会などに積極的に参加して、咬合についてを徹底的に学んだのです。すでに13年IPSGで研鑽を積んできましたが、今では稲葉先生の臨床見学と研修を受けることができる、全国でも数少ないIPSG VIPメンバーとして、多くのことを学ばせていただいています。

歯科先進国ドイツで愛されるテレスコープ式入れ歯で、長く快適に「食べる楽しみ」を

ご高齢の方やお子さんの来院も多いようですね?

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はい。小さいうちから口腔内の状態を総合的に診ることはとても大切です。噛み合わせの問題を放置してしまうことで、将来的に虫歯の原因となってしまったり、顎関節症や頭痛症状などを引き起こす結果に繋がります。小児では噛み合わせを中心に、矯正とまではいかなくても、バランスを整える治療をお勧めしています。また、ご高齢の方では入れ歯のご相談も多くお受けしています。当院では歯科医療先進国ドイツで伝統的に使われてきた、テレスコープ式の入れ歯を採用していますので、従来の入れ歯やインプラントにご納得いただけないという方にもご満足いただいています。

テレスコープ式の入れ歯とは従来のものとどのように違うのですか?

現在日本では、保険の適用となるバネ式の入れ歯が主流となっています。これは、失われてしまった歯の両側にある健康な歯に、バネの金具をつけて入れ歯を固定する方法です。しかし、この方法は歯科先進国であるドイツでは、残っている健康な歯に負担をかけてしまう古い手法、悪い方法として広く認識されているのです。日本ではまだ普及が進んでいないテレスコープ式の入れ歯ですが、ドイツではすでに100年以上使われ、改良を重ねられてきたもの。固いパンや肉を好むドイツ人の食生活においても、特定の歯に負担をかけることなく快適に装着することができると人気のある入れ歯です。また、食事中や会話中に外れにくい点、一度作れば修理しながら長く使い続けられる点、歯列が美しく審美的にも優れていることなども、お勧めしたい理由となっています。

開業から3年を迎え、今後このクリニックをどのように展開していきたいとお考えですか?

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現在の方針を貫きつつ、今後は「噛めない」「入れ歯が合わない」という方をどんどん減らしていけたらと考えています。人生を楽しむために、歯は欠かせない大切なもの。栄養摂取はもちろんですが、「食べる楽しみ」を享受するためには、長く口腔内の健康を維持することが不可欠なのです。歯を失ってしまった人はまたしっかりと噛めるように、まだ歯を保てている人にはさらによい状態を長く維持できるように、幅広い治療をご提案していきたいと思います。歯科診療においては「なぜ頻繁に通院が必要なのか?」「なぜ長く通院を継続しなければならないのか?」と疑問を抱かれる方も多いと思います。当院では、みなさまのお口の中で「現在何が起きているのか?」また、「その原因は何なのか?」「解決するために必要なことは?」といったことを明確にご説明いたします。これまでの歯科診療にご納得いただけていない方にこそ、ぜひ来院していただきたいと願っています。

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