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田辺 直樹 院長の独自取材記事

田辺眼科クリニック

(名古屋市昭和区/桜山駅)

最終更新日:2019/08/28

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昭和区円上町で、開業以来13年にわたり多くの患者の目の健康を守り続けている「田辺眼科クリニック」。大きなガラス窓からは明るい日差しが差し込む院内。笑顔のスタッフが迎え入れてくれる待合室では、飲み物が用意され、アロマの香りが緊張を和らげてくれる。また、雨の日にはタオルを用意してくれるなど、きめ細かな心遣いがうれしい。「来院したときよりも気持ちよく帰ってもらいたい」と話す田辺直樹院長は、やわらかく優しい眼差しと語り口が印象的だ。白内障や緑内障などの診療の他に、力を入れている小児眼科や、患者への接遇、スタッフに対する思いをじっくり語ってもらった。
(取材日2017年5月1日)

生まれ育った街で、信頼できる仲間とともに医療を提供

医師をめざしたきっかけと眼科を選択された理由を教えてください。

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一番のきっかけは、祖父や父が耳鼻咽喉科の開業医で小さな頃から身近な職業だったことです。患者さんから感謝される素晴らしい職業だと感じ、小学生の頃から自然と「自分も人の役に立つ医師になりたい」と思うようになりました。今では考えられませんが、医院の上に住居があったので、小さな頃はよく医院やその周りを遊び場にしていたんですよ(笑)。その影響で、より医師という職業を身近に感じられたのだと思います。眼科を選んだ理由は、大学に入学してからずっと「いずれは開業したい」と思っていたので、診察から手術まで責任を持って自分で完結できるところや、クリニックでも大きな病院と変わらない医療を提供できるところに魅力を感じたからです。

開院までの経緯とこの場所を選んだ理由をお聞かせください。

札幌医科大学卒業後、生まれ育った名古屋に戻り、開業まで複数の病院で10年程経験を積みました。幅広い年齢層の患者さんを診療する機会に恵まれましたが、特に印象に残っているのは白内障の手術です。白内障の場合、手術をすると患者さん自身も視力の回復をダイレクトに感じられるので、すごく感謝され、喜んでもらえました。また、勤務医時代には、小児眼科の先生と出会い、その重要性に感銘を受けました。現在も、小児眼科の分野は力を入れて取り組んでおり、その分野に興味を持って来てくれる視能訓練士のスタッフも多くいます。開院の場所は、生まれ育った思い入れのある土地で、地域の人々に満足してもらえる医療を提供したいという思いから、この場所を選びました。

スタッフの皆さんがすごく生き生きとお仕事されていますね。

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そうですね。スタッフ同士は仲が良く、楽しく和気あいあいと仕事をしています。院内旅行や食事会などを企画して、一緒に時間を共有することも多いんですよ。現在就業しているスタッフは、採用の時点でこのクリニックに合う人材か慎重に見極めています。笑顔で優しい対応ができるスタッフを集め、患者さんへはもちろん、関わる人すべてに裏表なく親切にしてほしいと伝えています。当クリニックは、受付スタッフや看護師の他に、視機能検査や斜視・弱視の訓練指導のプロフェッショナルである視能訓練士がいます。教育にも力を入れており、実習生の受け入れも行っています。10人以上のスタッフがいるので、患者さん一人ひとりに対して、丁寧でこまやかな対応ができるのが特徴です。

未来ある子どもたちのために小児眼科に注力

来院される患者層に特徴はありますか?

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幅広い年齢層の方がいらっしゃいますが、午前中は中年から年配の方が多く、緑内障や白内障の診療でいらっしゃる患者さんが中心です。スタッフと話をするのを楽しみにしているという患者さんも多いんですよ。午後は子どもが中心で、近隣住民の方をはじめ県外の岐阜や三重からも来院してくださいます。小児眼科を扱っているクリニックは珍しく、インターネットで調べてから当クリニックのホームページを見て来院される患者さんが多いです。他のクリニックで眼鏡が必要だと言われて、セカンドオピニオンとして選んでくださる患者さんや、子どもの検査はできないと断られて来院される患者さんもいらっしゃいます。

小児眼科に力を入れているんですね。

そうですね。3歳から小学生くらいまでが対象の小児眼科に力を入れています。子どものうちに視力の異常がないかきちんと検査を行い、異常がある場合は、早期発見・治療につなげていくことが当クリニックの使命だと考えています。通常、3歳までに視力が発達してくるのですが、片方の目にだけ異常がある場合、そちらの目だけ発達しにくくなってしまいます。斜視など目に見えて異常がわかる場合を除いて、生まれてからずっと視力が悪い場合は、子ども自身も気がつきませんし、親も気づかないというのが現状です。また、視力の発達は8~9歳くらいで終わってしまいます。そこで視力の異常に気がつかなければ、大人になって視力が上がることは難しいんです。長い将来に向けて、まずは視力検査をしていただくことをお勧めします。

何歳頃から視力検査は可能なのでしょうか?

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だいたい3歳くらいから視力を測ることができるようになりますが、3歳児健診の視力検査は家で簡易的にやるものというのが現状です。当クリニックでは、3歳になったら一度病院で検査を受けてもらうことを推奨しています。検査自体は、大人と変わらない方法で実施するのですが、子どもの場合、ぐずったり動き回ったりしてしまうことが多いですね。そんなときは、スタッフが褒めたりなだめたりしながら、焦らずに時間をかけて対応しています。1人当たり20~30分はかかりますが、しっかりと検査をして視力に異常がないかチェックしています。子どもの視力検査は、検査をする人の技術や能力がとても大切です。当クリニックには、訓練を受けている視能訓練士がいますので安心して検査を受けることができるのが特徴です。

スタッフの心遣いが光る患者目線の「おもてなし」

先生のモットーや患者さんに接する上で心がけていることを教えてください。

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自分の親や子ども、親しい友人だったらどのように対応するのかを考え、基準としています。例えば、すごく高齢の患者さんの場合、手術の負担とこれから先を考えたとき「本当に手術の必要があるのか?」と思ったら「自分の親だったらこういう決断をします」という言い方で患者さんに伝えるようにしています。また、子どもの視力に異常が見つかったとしても、視力の発達に影響する場合を除き、今すぐ眼鏡にしたほうがいいという選択肢だけではなく、小学校高学年になって目の状態を見てから眼鏡かコンタクトレンズかを選択するケースもあります。「自分の子どもなら、こういう方法を選択します」と伝えた上で、納得して選択してもらうのが私のモットーです。また、医療はサービス業だと捉えています。患者さん一人ひとりの悩みに、改善方法を提案して来て良かったと思ってもらえるよう心がけています。

クリニックでこだわっている部分はありますか?

開院当時からずっと、患者さんへの接遇についてはこだわりを持っています。電話対応やあいさつはもちろん、患者さんにリラックスしてお待ちいただけるようアロマを取り入れたり、セルフですが自由にお茶やジュース、キャンディーを楽しめるよう準備しています。スタッフが腰を落として、患者さんと同じ目線で問診することも当クリニックの特徴です。ただ診療をするだけではなく「医療サービス」という捉え方で、来たときよりも気持ちよくお帰りいただけるよう、スタッフ一丸となって取り組んでいます。私自身、より患者さんに喜んでもらえるよう、医療サービスに力を入れている歯科の勉強会に参加して、積極的に情報収集を行い実践しています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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これまで、クリニックの運営で力を入れてきた接遇面の重要性を他のクリニックの先生たちにも伝え、少しでも多くの患者さんの満足度を上げるような取り組みができたらうれしいですね。他のクリニックからスタッフが見学にいらっしゃることもあります。また、私たちが他院を見学させていただくこともあります。どうやったら患者さんが喜んでくれるのか、医師とスタッフの連携についてお互い学び合いながら、喜んでもらえる患者さんを増やしていきたいと思っています。また、当クリニックも患者さんに気持ちよく利用してもらえるような通いたくなるクリニックをめざしていきたいと思っています。

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