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藤堂 桃子 院長の独自取材記事

くみこクリニック四条烏丸院

(京都市下京区/四条駅)

最終更新日:2023/08/07

藤堂桃子院長 くみこクリニック四条烏丸院 main

四条駅、烏丸駅の地下道に直結したビルにある、アクセスの良い「くみこクリニック四条烏丸院」。2022年より藤堂桃子先生が院長に就任し、幅広い肌の悩みにさまざまな角度から診断・治療している。藤堂院長は温かくほがらかで、悩みや不安をすべて包み込んでくれるような安心感を抱かせる人柄だ。「美容医療を通じて、患者さんが明るく前向きになるのはうれしいですね」そう話す藤堂院長。患者を想う気持ちは藤堂院長の人柄と同様温かさに満ちており、もっと気軽に受診できるクリニックであるよう、今も日々努力を重ねている。忙しい中だが、オフには食べ歩きや大好きな着物を着て、気の合う仲間と女子会をするのが活力となっているという。そんな藤堂院長に、今までの経験や今後の展望、患者への想いなどたっぷりと話を聞いた。

(取材日2023年6月15日)

患者のより良い人生と笑顔を支える医療の提供をめざす

大学を卒業されてから院長就任まで、どういった研鑽を積まれてきましたか?

藤堂桃子院長 くみこクリニック四条烏丸院1

大学を卒業してから京都府立医科大学の外科に入局しました。専門は消化器外科で、大学院ではがん細胞や抗がん剤に関する研究をしていました。消化器の手術というとダイナミックな手術だと思われがちですが、腸の吻合など実は繊細な手技が多いんです。また、患者さんのQOLを良くするために手術の傷をきれいに仕上げることが好きでした。外来での小手術、イボや粉瘤などの処置の経験も多くあります。病院で働いていた当時、抗がん剤治療によって肌が荒れてしまう方も多く、皮膚科の先生と一緒に治療をしていました。皮膚の状態は患者さんの精神面にも影響が出ますし、治療後の人生をより良く過ごしていただくためにも、本当に大事だなということは強く感じていましたね。

院長に就任されたきっかけは?

もともとくみこクリニックにご縁があって、私の友人が勤めていたり、通院していたりということがあったので、ご紹介いただいたというのが一つのきっかけでしたね。そしてもう一つ、私自身が美容医療自体にとても興味があったんです。自分自身も40代になって、美容医療についていろいろ調べて勉強していましたし、実際にクリニックを受診したこともありました。当院は美容医療も行っていますので、それを実際に自分自身が医師として診療できるのはやりがいがあるなと思ったのも大きいですね。

来院される患者はどういった方が多いですか?

藤堂桃子院長 くみこクリニック四条烏丸院2

9割以上は女性ですが、最近は男性の方も増えている印象があります。男性では眼瞼下垂や、ほくろやイボ、しみを取りたいといった方が多いです。医学的には良性で命に別条はなくても、ケアをすることでお悩みの解消につながれば、気分が明るくなりますよね。女性の場合年齢層は幅広いです。20代の方はニキビ治療や、向田公美子総院長がアレルギー治療を専門としていますので、アトピー性皮膚炎で来られる方も多いです。保険治療では解決できない場合に自由診療を選択することも可能です。30~40代になるとしみのケアのご希望が多く、50~60代では眼瞼下垂、保険が適用される更年期障害のプラセンタ注射で来院される方も多いです。また、漢方で来院される方もいます。

幅広い年齢層がもっと気軽に駆け込める場でありたい

漢方も処方されていらっしゃるんですね。

藤堂桃子院長 くみこクリニック四条烏丸院3

はい。公美子総院長は漢方も専門としており、漢方治療も積極的に行っています。普通の薬は飲みたくないけど、漢方なら飲みたいという方は一定数いらっしゃるので、ニーズは高いと感じています。化学合成されたお薬に比べて働きがゆるやかな分、長期間服用することもできますので、ご自身の体の調子と付き合いながら、漢方を調整していくということができます。例えば更年期障害ですと、慢性的なつらさといった不定愁訴を抱えた方は漢方が適している場合があります。不思議なもので、漢方と相性がいい方というのがいらっしゃいます。もちろん個人差はありますが、お試しいただく価値はあると思います。

眼瞼下垂の治療もされているとのことですが、手術はどういった流れで行われるのでしょうか?

保険適用の眼瞼下垂手術では、例えば目が開きにくい、見えにくい、肩こりになって頭痛もあってつらいといった症状がある方の治療ですね。流れとしては、まずカウンセリングを行って、手術が適応かどうか、適応であれば術式を決めた上で、日程を組みます。目元に局所麻酔をして、日帰り手術になります。その後は糸の抜糸で一週間後に来ていただきます。術後の腫れは3ヵ月程で周りの人が気づかない程度に、半年程でご自身でも実感できる程度に引いていくでしょう。

今後の展望を教えてください。

藤堂桃子院長 くみこクリニック四条烏丸院4

私自身ずっと外科を専門としてきましたので、今後は眼瞼下垂の手術が受けやすいよう広く手がけていきたいですね。また、同じ年代の人たちがきれいになってほしいという気持ちも強いです。保険診療もしていますので、ニキビや、ちょっとしたやけどといったことでも、気軽に駆け込めるクリニックにしていきたいです。スキンケアの延長のような気持ちで利用してもらいたいですね。若い方には美容皮膚科のハードルが低くなってきていますが、上の年代にも浸透してほしいです。提供するのは医療機器などを用いた医療ですし、肌の調子が良くなっていけば気持ちも前向きになるものですからね。何かトラブルが起きても保険診療ですぐケアができるのも医療機関の強みですし、もっと気軽に来院してもらえるようにしていきたいですね。

患者の気持ちを第一に、スタッフ全員で想いを共有する

診療で心がけていることや、患者さんと接する上で大切にされていることはありますか?

藤堂桃子院長 くみこクリニック四条烏丸院5

自分自身が気になっていることと、客観的に見てこうしたほうがいいと思うことは、意外に違っているものなんですね。そういったことを、医師の立場から、患者さんが嫌な思いをしないよううまく伝えられたらいいなと常々思っています。そして、患者さんには気持ち良く、機嫌良く帰ってもらいたいということですね。美容における先進の機器があるのに対応が冷たい、といったことは決してしたくないんです。そのためスタッフ全員が一丸となって、クリニック全体で、患者さんへのお声がけや対応は特に気をつけています。そして、アットホームな雰囲気も大切にしたいと思っています。

スタッフの構成は? また、コミュニケーションを取る上で気をつけていることはあるでしょうか。

看護師と受付、医師は私と曜日によっては皮膚科専門の医師が対応しています。また、主に日曜日ですが、眼瞼下垂の手術をメインに形成外科専門の医師が対応しています。スタッフとは毎朝ミーティングをしていて、月一回は公美子総院長や看護師長も含めた全体のミーティングもありますし、報告会もあって、そこでさまざまなことを共有しています。例えばこういう症例があったので気をつけていこう、こういう悩みの患者さんが多いからこういったことをお勧めしていこうといったことを話し合い、全体で共有しています。その日に来院される患者さんについても情報を確認して、一人ひとりの患者さんをスタッフ全員で共有しフォローしています。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

藤堂桃子院長 くみこクリニック四条烏丸院6

美容と名前のつくクリニックは門戸を叩きにくいかもしれませんが、「ほんの少し悩んでるだけなんだけど……」といったことでも、気兼ねなくお越しいただきたいですね。何となくきれいになりたいとか、何となく印象をこうしたいとか、そういった漠然とした相談でもまったく問題ありません。当院は立地もいいですし、買い物ついでに気軽に来院いただけます。電話やウェブで予約ができますし、保険診療にも対応しています。最近は美容医療が広まったこともあって、特定の施術を指定して来院いただく方が増えてきましたが、お悩みに対しての最適なアプローチはまた違うということがあります。そういったアドバイスもさせていただきますので、気軽に相談してください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/1430円~
脇脱毛5回/1万6500円~

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