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加藤 葵子 院長の独自取材記事

くみこクリニック四条烏丸院

(京都市下京区/四条駅)

最終更新日:2024/07/11

加藤葵子院長 くみこクリニック四条烏丸院 main

京都市営地下鉄烏丸線四条駅の地下道から直結しているビル内にあり、仕事帰りや買い物ついでにも受診しやすい「くみこクリニック四条烏丸院」。幅広い肌の悩みをさまざまな角度から診断し、一人ひとりの患者に合った治療を提供している。2024年4月から同院に勤務し、7月より院長に就任の加藤葵子(かとう・きこ)先生は、兵庫県立こども病院や全国規模の美容外科クリニックで数多くの手術を経験し、技術を培ってきた努力家。柔和な表情と優しい語り口でおっとりとした雰囲気だが、登山やダイビングが趣味というアクティブな一面もある。「これまでの経験を生かし、患者さんに喜んでいただけるよう当院の診療の幅をさらに広げていきたい」と抱負を語る加藤院長に、これまでの経験や院長就任のきっかけ、今後の展望などをじっくり語ってもらった。

(取材日2024年6月4日/情報更新日2024年7月1日)

自身の闘病経験から皮膚疾患の診療をめざす

医師をめざされたきっかけを教えてください。

加藤葵子院長 くみこクリニック四条烏丸院1

私自身、子どもの頃に膠原病を発症して治療を続けてきました。湿疹や赤みなどの皮膚症状が出たり、薬の副作用でムーンフェイスという顔が満月のように丸くなったりして、学生時代もずっと悩んでいたんです。同じ病気で苦しむ人の力になりたいと考え、はじめは皮膚科か膠原病内科、あるいは膠原病は子どもでも発症するため小児科の医師をめざそうと思いました。ただ、いろいろな診療を経験するなかで、病気などで赤みや湿疹が残った人にも、肌をきれいにすることで治療後の人生をポジティブな気持ちをもってより良く過ごしてほしいという思いから、美容皮膚科にも興味を持ちました。

大学を卒業されてからのご経歴をお聞かせください。

金沢大学を卒業後、まずは救急科で幅広い症例を学びたいと考え、救急診療に強いといわれる福井県立病院で経験を積みました。救急の他、めざしていた皮膚科や小児科の診療や膠原病のことも重点的に勉強しました。その後は兵庫県立こども病院に入職し、小児科の診療に従事。小児循環器の手術にも携わりました。その後、結婚を機に病院勤務からクリニック勤務に転向しようと考えた時に、自分も苦しんできた皮膚症状を改善するための治療に取り組んでみたいとの思いが芽生えてきたんです。皮膚科全般に関心がありましたが、中でも肌の悩みの改善を図ることで人生をより豊かにするお手伝いができる美容皮膚科に魅力を感じ、美容外科や美容皮膚科などを専門とする全国規模のクリニックに勤務することに。しみや赤みのケアや手術など、美容に関する医療の経験を多く積んできました。

その後、どのような経緯でこちらに勤務することになったのですか。

加藤葵子院長 くみこクリニック四条烏丸院2

実は夫の仕事の関係でしばらく京都に住むことになって、前のクリニックでは転勤の可能性があったので、京都市内で腰を落ち着けて働けるクリニックを探していたんです。前のクリニックに3年ほど勤務して、美容皮膚科だけでなく一般的な皮膚疾患の診療にも携わりたいと考えるようになっていた私の希望に合致しましたし、小児の診療ができる点も大きな魅力でした。当院を含め法人内のクリニックをまとめる向田公美子先生は、一般皮膚科の診療からスタートして、その後、アトピー性皮膚炎であってもしっかりお手入れできるようにと肌の弱い方向けの施術も始めた方です。その考え方に共感し、また私の思いもしっかり受け止めていただけて、ここなら自分らしく働けそうだと思いました。さらに、向田先生が私と同じ福井出身で中学校、高校の先輩だということがわかり、ご縁を感じましたね。

幅広い世代の多様な悩みに、満足度の高い治療を

どのような患者さんが多く来院されていますか。

加藤葵子院長 くみこクリニック四条烏丸院3

10代から80代まで患者さんの年齢層は幅広く、9割以上は女性ですが男性も増えてきています。若い方はニキビや皮膚炎で来られる方が多く、30~40代になるとしみのケアのご希望が増えてきます。50~60代では眼瞼下垂や、更年期障害に対するプラセンタ注射で来院される方もいらっしゃいます。しみやほくろ、イボ、水虫などの相談は年齢や性別を問わずありますね。その他、皮膚の良性腫瘍の摘出にも対応しています。医学的には良性で命に関わるものではなくても、ケアすることで気分が明るくなることもあると思うんです。また、向田先生がアレルギー治療や漢方を専門としているため、アトピー性皮膚炎などの相談や漢方の処方を希望される方もいらっしゃいます。漢方で見込める効果は個人差がありますが、更年期障害などの慢性的なつらさには漢方が適しているケースもありますからね。

クリニックの特徴や強みについてお聞かせください。

当院は、肌の弱い方でも受けられる施術を提供することをコンセプトとしており、どのような肌質の方にも施術を受けていただけるように、機器類にはこだわりを持っています。治療の結果にもこだわることで、患者さんの満足度向上をめざしています。また、皮膚科専門の医師や形成外科専門の医師が在籍しており、幅広い年代の多様なお悩みに対して総合的に診断・治療できることも当院の強みでしょう。治療方法も手術以外にも、さまざまな選択肢の中からお一人お一人に合った提案ができますので、遠慮せずにご希望をお聞かせいただきたいですね。

これから力を入れていきたい診療はありますか。

加藤葵子院長 くみこクリニック四条烏丸院4

私自身のこれまでの経験を生かし、当院の診療の幅をさらに広げていきたいと考えています。患者さまのご要望に合わせて、寄り添った提案ができますので、まずはご自身でどうなりたいのかや、どのような方法で治療していきたいかなど、ご希望を教えていただきたいですね。さらに、こだわって導入した設備を活用し、美容的な観点にもこだわった満足度の高い診療を提供したいと考えています。その他、ニキビの治療では、今まで治せなくて長年悩んできた方に、自由診療などのより積極的な選択肢も知っていただけるようご説明できたらと思います。

患者が前向きに治療に取り組めるよう、寄り添い支える

患者さんと接する際、どのようなことを心がけていますか。

加藤葵子院長 くみこクリニック四条烏丸院5

診療においては患者さんに安心していただき、信頼していただくことが何よりも重要だと考えています。私は特にマスクをしていると実年齢よりも幼く見えるようで、初期研修医だと思われることもあるようです。ですから、まずは安心していただくためにも、初対面の患者さんにはこちらから名乗って笑顔であいさつすることを大切にしています。また、せっかく来院してくださった患者さんには「このクリニックに来て良かった」と明るい気分で帰っていただきたいですよね。患者さんと接していて、例えばかわいらしいブローチをつけているのに気づいたら「かわいいですね」と声をかけるなど、診療と関係ないことでも積極的に話をするようにしています。そんな小さなきっかけから「話しやすい先生だな。いろいろ相談してみよう」と思っていただければうれしいですね。

医師として診療で大切にされていることをお聞かせください。

お悩みをしっかり聞き、寄り添う姿勢を大切にしています。少しでも不安を和らげていただけるよう、私自身の闘病経験や治療中に感じたことをお話ししたり、悩まれている症状について同様の症例の写真をお見せしながら説明したり、症状がどのぐらいの期間でどのように経過していくのか具体的なめどをお伝えしたりしていますね。前向きに治療に取り組んでいただけるよう、支えることができればと思っています。また、手術に関してはできる限り内出血や術後の腫れを抑え、少しでも早く通常の生活に戻っていただけるよう努めています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

加藤葵子院長 くみこクリニック四条烏丸院6

当院は、幅広いお悩みに対して保険診療、自由診療を問わず、その方に合った治療をご提案しています。皮膚疾患はもちろん、美容面で気になることがある方も気軽にご来院いただきたいですね。何となくきれいになりたいとか、何となく印象をこんなふうに変えてみたいといった漠然とした相談でもまったく問題ありません。ケアすることでポジティブな気持ちになれれば、きっとその後の人生がより豊かなものになるでしょう。お悩みを自分一人で抱え込まず、まずは私たちにお話を聞かせてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/1万円~
ニキビ治療/1万9800円~

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