全国のドクター9,011人の想いを取材
クリニック・病院 161,457件の情報を掲載(2020年2月27日現在)

  1. TOP
  2. 愛知県
  3. 名古屋市中区
  4. 金山駅
  5. おかだウィメンズクリニック
  6. 岡田 英幹 院長

岡田 英幹 院長の独自取材記事

おかだウィメンズクリニック

(名古屋市中区/金山駅)

最終更新日:2019/08/28

171442

金山総合駅南口より西へ徒歩5分。1階に美容室が入るビルの3階にある「おかだウィメンズクリニック」は、不妊症治療に注力している婦人科・産科だ。院内はクリーム色を基調とした中にラベンダーの差し色がマッチしていて上品かつ落ち着いた雰囲気。メインの待合室の他に家族や付き添い人用の待合室も用意されているのは、パートナーの男性も気兼ねなく訪れられるようにという院長・岡田英幹先生の思いから。診察室、カウンセリング室はすべて個室となっており、プライバシーに対する配慮が行き届いているのもうれしい。優しく温和な人柄が評判の院長に、医師を志したきっかけから診療に対するポリシーなどさまざまな思いを語ってもらった。
(取材日2017年5月25日)

医療のプロとして常に100%の力を患者に注ぐ

医師を志したきっかけ、産婦人科を選んだ理由についてお聞かせください。

1

私は小さい頃、体が弱く入院生活をしていたことがありましてね。進路を決める際、将来その経験を何かに生かしたいと思い医療の道を選ぶことにしたんです。父や祖父も医師でしたのでその影響も少しあったかもしれません。医学部に入った当初はやはり、自分の幼少時の経験から小児科に進もうと考えていましたが、病気を抱えている子どもというのは産まれてくる段階でいろんな体の不具合を持っていることも多いんです。母親の胎内にいるときや、妊娠する前の状態などに関連性があるのではないかと思い、将来小児科をやるにあたってまずは産科を自分なり学ぼうと勉強を始めたのが、産婦人科を選ぶことになったそもそものきっかけですね。

中でも不妊症治療に注力されることになった経緯はどういったことなのでしょうか?

ちょうど大学を卒業する頃、出産の前後を扱う周産期医学の黎明期でしてね。周産期医学をどうしても学びたいという気持ちがあり、この地区でも特に先進的な研究をしていた名古屋市立大学の産婦人科に入局しました。そして勤務医として働き始め、最初に指導していただいた先生に巡り会ったことが始まりですね。本当に素晴らしい方で、今でもずっとお世話になっているのですが、医療に対する姿勢や患者さんに対する接し方など臨床に関するすべてのことを学ばせていただき、多大な影響とご恩を受けました。その先生が、長年にわたって生殖医療の診療、研究を続けられている方だったので、その背中を追いたいと思ったんです。

では先生が診療にあたってポリシーとされていることは何でしょうか?

2

「良い医師であろうとするならば、まずプロフェッショナルであれ」ということです。実は、医学生の時に耳鼻科の教授から言われたことなのですが、私の指針になっている言葉です。いくら人間的に優れていて献身的な考え方を持っていたとしても、技術的・知識的にプロとしての腕を持っていなければ良い医師とは言えない。患者さんと真摯に向き合うのは当たり前のことで、やはり医師にとって一番大切なのは病気を治すこと。この言葉を忘れず、患者さんに対してちゃんとこの人の治療ができるのか、主治医として自分が100パーセントの力を十分に注いでいるのかということを、絶えず自問しながら仕事をしています。

男性にも居心地良く。落ち着ける雰囲気づくりを

クリニックづくりにおいて、こだわった点はどこですか?

3

まずは、患者さんにゆっくりと過ごしてもらえるよう、落ち着ける空間を提供するというところですね。当院の治療はプライバシーに関わることも多いので、診察室やカウンセリングルームもすべて個室にしてあります。小さなクリニックですから、話し声は多少聞こえてしまうかもしれませんが、せめて顔は合わせないようにと配慮しています。来院された方に気分良く過ごしてもらいたいという気持ちが強いので、スタッフに関しても、説明はできるだけゆっくり丁寧に、理解して頂けるまでお話するように徹底してもらっています。また、不妊症治療を行うにあたり、きちんとした培養環境設備をつくりたかったので、そこには特に力を入れています。

男性も来院しやすいように工夫されていらっしゃるんですね。

はい。男性の不妊に関しても薬物治療を中心に対応しているので、ご夫婦でみえる方も当院には多いですから。大切な女性のためそばに付いていてあげたいと思っている男性もたくさんいらっしゃると思います。しかし、どうしても婦人科というところは、男性にとっては入りづらいものです。なので、それを少しでも緩和できるようご家族・付き添いの方用の待合個室も用意しています。女性の体は非常にデリケートですから、パートナーである男性にも理解を深めていただきたいと常日頃から思っています。クリニックの雰囲気づくりに気を遣うことで、そういった男性が増えていってくれればうれしいですね。

多い患者さんの層や主訴を教えてください。

4

不妊症治療でみえる方と、その他の治療で半数ほどずつだと思います。立地の影響もあって、お勤め帰りの20~30代の女性が、月経不順や生理痛、PMSなど一般的な婦人科の症状を訴えていらっしゃいます。そういった患者さんには、低用量ピルのお話をさせていただくのですが、当院で実際に使用されているのはその中でも半分ほどの方ですね。原因を突き止め、ピルが一番有効であるという場合であればお勧めしますが、昔よりも一般的になったとはいえ、ホルモン剤というと抵抗感を強く持たれる方もいらっしゃいます。漢方も含め、患者さんご自身が納得できる治療法をゆっくりとお話をしながら提案させていただいています。

患者の気持ちを思いやり、カウンセリングと説明を徹底

エイジングケア療法も行っていらっしゃると聞きました。

5

はい。不妊治療をしていて、どうしても良い結果が出ない方もいらっしゃいます。結婚がだんだん遅くなり、年齢を重ねてから妊娠をご希望される方が増えてきている中で、一般的な不妊治療、体外受精をしても残念ながら結果が出ない場合も多くあるんです。妊娠を考えるとき、女性の場合、特に卵巣の若さというのは重要です。若返ることは難しいかもしれませんが、少しでも老化を緩やかにできないかということを開業の前からずっと考えていたので、体の中の抗酸化力を強めたり、体内の血流を良くし細胞の活性化を図るといった試みを行っています。

患者さんに接する際に心がけていらっしゃることは何ですか?

まずは初診の際。婦人科ということで、緊張してみえる方も多いと思うんです。初対面では言いづらいこともおありでしょうから、当院では基本的にはいきなり診察ではなく、ちゃんとご説明をしてから診察をするのかしないのかを決めます。診察に関しても、やはり内診台に上がることに抵抗があり、診察を希望されない方もいらっしゃるので、その場合はじっくりと症状をお聞きし、病気の可能性などについて理解をしていただいた上で治療方針を定めていきます。特に不妊症治療に関しては、たまたま一回でうまくいく人もいればそうじゃない人もいますので、長いときには1時間ほどお話をさせてもらうこともあります。患者さんの希望をよく聞き、さまざまな治療法がある中で、患者さんにとって一番良い方法を考え、費用面、身体面でのご負担、治療の選択肢、可能性、結果に至るまでの過程などをしっかり説明することが大切だと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

6

今はちょっとした疑問があればインターネットですぐにいろいろな答えが返ってきますよね。医療従事者が意見を述べているものもあるし、そうではない方が語られている場合もある。ネットというのは正解もあるしそうではないこともたくさんあります。受けている医療に対して不信がある場合、ネットの情報をうのみにするのではなく、できれば再度担当医師より説明をしてもらうのがいいと思います。またセカンドオピニオンとして別の医師の考えを聞くことも解決する一つの手段ではあるかもしれません。産婦人科に対しては「行きづらい」という意識が働くものですが、まずは相談だけでも、というぐらいの気軽な気持ちで産婦人科にかかってくださいね。

Access