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森本 康裕 院長の独自取材記事

もりもと泌尿器科クリニック

(堺市南区/光明池駅)

最終更新日:2019/08/28

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泉北高速鉄道の光明池駅から徒歩1分の場所にある「もりもと泌尿器科クリニック」は、地域の健康に貢献するため、積極的に診診連携・病診連携に取り組んでいるクリニックだ。男性はもちろん、女性や小児も幅広く診療し、泌尿器以外の病気が発見されれば速やかに専門病院や専門のクリニックへ紹介して病気の早期発見や早期治療ができるよう努めている。院長を務める森本康裕先生は、子どもや高齢の患者を数多く診療してきた経験を持ち、人生のすべてのステージを見守るベテラン医師だ。優しい笑顔で丁寧に話してくれる森本院長に、医療にかける熱い思いを聞かせてもらった。
(取材日2019年4月4日)

他業種と連携してより安心できる医療を提供する

まずは開業のきっかけを教えてください。

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開業前は勤務医として、大阪母子医療センターでたくさんの子どもたちを、そのほかいくつかの病院やクリニックでたくさんの高齢の患者さんを診させていただきました。軽症から重症までさまざまな泌尿器科の病気を診ていく中で、多くの患者さんが不安な気持ちを抱えていることを実感し「もっと患者さんに寄り添い、不安を取り除くような医療を提供するにはどうすればいいのだろう?」と考えるようになりました。いろいろと工夫を試みましたが、大きな病院は圧倒的に時間が足りません。そこで病院を離れ、もっと患者さんの立場に立った医療を提供するクリニックをつくろうと考えたのが開業のきっかけです。

クリニックの特徴についてお聞きします。

当院の最大の特徴は、積極的に他業種と連携していることです。電子カルテを導入し、患者さんの許可をいただければその情報を開示し、基幹病院である近畿大学病院とスムーズに連携できるようなシステムを構築しているほか、在宅医療機関や近隣のクリニック、ケアマネジャー、訪問看護師、地域包括支援センターに至るまで、患者さんを取り巻くすべての機関で連携し、効率の良い診療を提供できるように尽力しています。私は医療を医療単体で提供するのでは、患者さんにとって不十分であると考えています。病気になった時、関係するすべての機関が手を取り合うことができて初めて患者さんは安心できるのではないかと思います。だからこそ、多くの機関とともに学び、連携していくことが大切だと考えています。

医療と他の業種が連携することのメリットはどんなことでしょうか?

医療情報を共有することで、無駄な検査を減らすことができます。例えば、当院を受診したことで内科的な疾患が見つかったとします。そうすれば内科に転院することになりますが、これまでの検査データや診療の経緯とともに転院してもらう。転院先の医師はこれまでにした検査データや経緯を確認できるので、無用な検査を行う必要はなくなります。無駄な時間や医療費も削減できますし、患者さんの負担も減ります。また、転院先の医師が自分の今の状態を正確に把握していてくれることは、転院の不安や病気への不安も減らすことができるのではないでしょうか? 病気の時はみんな不安なもの。時間的にも心理的にも負担を減らすことができるのが連携のメリットですね。

具体的にどのような連携を行っていますか?

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前立腺がんなどのがんの治療といえば、大きな病院で受けるというイメージがあるかもしれませんが、この地域にはCTやMRIなどを専門にしている診断クリニックがありますので、そういった地域のクリニックと連携を行っています。そうすることで、病院と変わらないレベルの治療を提供することができるだけではなく、細かな患者さんへの説明やフォローを当院で行うこともできます。

「おかしいな」と感じたら、迷わずに早めの受診を

泌尿器科を受診するのは、なかなかハードルが高いと思うのですが。

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排尿に関することは、恥ずかしさからなかなか人に相談しづらいものだと思います。また、病院へ行くのもどこか恥ずかしいと思う人は多いですね。しかし、実は泌尿器科の病気を突き詰めていくと、その根本原因が別に見つかることもあるんですよ。膀胱炎を短期間に繰り返している人を調べていくと大腸がんが見つかったり、尿の様子から糖尿病や高血圧などの生活習慣病が見つかったりすることも少なくありません。当院は小児泌尿器科や婦人泌尿器科の疾患にも対応していますので、皆さんの想像以上にお子さんや女性の患者さんも多いです。スタッフも女性ですし、女性専用の待合室もあります。トイレも男女別ですので、気軽に来てくれたらいいなと思いますね。

どのような症状をきっかけに来院したら良いですか?

排尿は毎日のことなので「いつもと違うな」「何かおかしい」と感じたら、その時が来院のタイミングです。例えば「疲れたら血尿が出る」と思っている人は少なくないのですが、何もなければ疲れていても血尿は出ません。血尿が出るということは、「いつもとは違う」「何かおかしい」ことなので、安心のためにもぜひ来院していただきたいです。また、各種検診で要再検査が出た場合もそうですね。面倒だったり、恥ずかしかったりして足が向きにくいのも事実だとは思いますが、その影に重大な病気が隠れているかもしれません。病気の基本は早期発見、早期治療です。大人でも子どもでも、男性でも女性でも、できるだけ早く、気軽に来てほしいですね。

小児泌尿器科はどのようなことができるのですか?

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お子さんに見られる腎臓や膀胱、排尿に関わる異常を専門的に扱っています。大人と子どもでは泌尿器の発育が違うので、子どもならではの症状もたくさんあります。検診などで発見される停留睾丸や移動性睾丸をはじめ、尿失禁や夜尿症、陰茎の腫れなど、お子さんの泌尿器に何か気になることがあれば受診してください。また、最近では胎児エコーなどが進歩しているので、出生前に先天性水腎症をはじめとする病気が発見されることが多くなりました。先天性の病気は高い専門性が必要とされますが、私はこれまで大阪母子医療センターで多くの症例を見てきましたので、ご相談に乗ることができるかと思います。病院で説明されたけれどよくわからない、などのセカンドオピニオンも歓迎しています。

患者を中心にした大きな輪の仕組みづくりに貢献したい

婦人泌尿器科はいかがですか?

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女性に見られる頻尿や尿失禁、膀胱炎などを扱う科です。尿に関することなので、恥ずかしくて誰にも相談できず、どうしようもなくなって来院されることも多いのですが、症状が進行すると治りにくくなるものもありますし、何よりも患者さんご本人のつらい時間が長くなってしまいます。誰だってトイレに1回も行かない日はないのですから、毎日の生活の中で必ず行うことが苦痛に満ちていたら、それほどつらいことはありません。ぜひ早めに相談してほしいです。また、おなかに力を入れた時に尿漏れしてしまうことに悩んでいる人も少なくないことを知ってもらいたいです。特に出産後は骨盤底筋やその周りへの負担が長時間続くことで骨盤底筋が痛んだり弱くなってしまいがちです。治療は薬や手術だけでなく、簡単な体操を行うこともあります。難しく考えず、ぜひ一度受診してください。

先生が医師として大切にしていることは何ですか?

わかりやすいこと、そして常に患者さんの目線になることですね。病気に関する話は難しいじゃないですか。ましてや説明を聞く時、多くの患者さんは緊張しています。軽症の場合はまだしも、時には本人にとってあまり聞きたくないことを話さなくてはいけないこともあります。「病気だと言われたくない」という気持ちから病院に来てもらえなくなってしまっては、医療の意味はなくなりますし、医療の力を発揮することができない。ですから、私は「患者さんと一緒に病気を解決するのだ」という気持ちを忘れずに、目を見て、手を取り合うような説明、診療をしていきたいです。

それでは最後に、今後の展望を教えてください。

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これからもより多くの患者さんの悩みを解決できるよう、自分自身を高めていくことはもちろん、当院の特徴である他業種との連携をより強固にしていきたいです。病気だけを治すのではなく、その真ん中にいる人を大切にできる仕組みづくりに貢献できたらと思いますね。それぞれが自分の仕事にプライドを持ち、その上で手を取り合って、患者さんはもちろん支える家族や地域の人々も含めたみんなが安心できるような世の中になってほしいと考えています。私一人にできることは些細なことかもしれませんが、一つ一つ丁寧に行いながら、より大きな輪ができるように尽力していきたいと思います。

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