小國 武士 院長の独自取材記事
荻窪おぐに矯正歯科
(杉並区/荻窪駅)
最終更新日:2026/04/03
荻窪駅から徒歩1分という、アクセスが便利な場所にある「荻窪おぐに矯正歯科」。光が差し込む院内は、白い壁と木目調の家具で統一されており、患者は居心地良く過ごせそうだ。小國武士院長は、矯正治療を専門にキャリアを重ねてきた歯科医師。患者ごとの口腔内の状態や骨格などを考慮しながら、適切な矯正方法を追求し、ベストにつなげることをモットーとしている。また、より良い矯正の提供をめざし、積極的に先進の機器や手法を採用したり、知識や技術の更新をし続けたりしているという。そんな小國院長に、同院の診療方針や矯正専門の歯科医院で診療を受けるメリットなどについて詳しく聞いた。
(取材日2025年12月12日)
常に患者ごとのベストを追求した矯正を提供
どのような方針で矯正に取り組んでいますか?

患者さんごとにベストを尽くすことを念頭に置いて診療しています。大人でも子どもでも、「ちゃんとした歯並びとは何か」を考えた上でゴールを決め、それに向かって進めることが大切なのです。その際、見た目だけでなく口腔機能も整えることを必ず考える必要があります。そうして、その患者さんにとって最適な選択肢を選んでいただけるように努めているのです。また、最近は矯正器具がオートマチック化して、歯科医師はワイヤーを入れるだけで良いようなものも出てきました。しかし、一つの規格だけですべての人に対応するとは限りません。ですから、当院では手間を惜しまず、患者さんの歯に合わせて手作業で一つ一つワイヤーを通していきます。こうした小さな配慮が、仕上がりや矯正後の維持に大きく影響してくると考えてのことです。
子どもの矯正で重視していることをお聞かせください。
子どもの場合、遺伝などの先天的要因だけでなく、指しゃぶりといった後天的要因によって歯並びが悪化することもあります。口呼吸などによって顎の成長が遅れることで、がらりと変わってしまうケースも。ですから、これらを前提とした成長後の状態を予測した治療計画を考え、そして「なぜこの方法なのか」を丁寧に説明してご理解いただけるように心がけています。また、矯正は治療を受けるご本人のやる気がなければ続きませんので、歯科医師に相談する前に、ぜひ親子で矯正について話し合う時間をつくってください。子どもは成長途中にあり、顎や歯の動きや変化に体が柔軟に対応できると考えられているので、「一刻を争う」というわけではありませんからね。お子さんご本人も親御さんも「矯正を受けたい」と思えたら、ぜひ相談にいらしてください。
大人の場合、症状も要望も多岐にわたりそうですね。

はい。若い方もいれば、子育てがひと段落した方や高齢の方も相談に来られます。セカンドオピニオンを受けに来る方もいらっしゃいますね。また、特定の矯正方法をご希望されたり、抜歯は避けたいと考えていたり、固定源となるアンカースクリューが必要だったりする場合もあります。私は矯正を専門とする歯科医師として、今も鍛錬を積み重ね、幅広い症例に対応できるよう準備していますので、まずは気軽にご相談ください。当院では患者さんの気持ちを尊重することを大切にしており、無理に勧めることはありません。期間や費用、すべてをお伝えした上で、納得いただけた場合にのみ診療を進めます。
最初の診断が矯正の鍵を握ると考え「分析」に尽力
特に、検査と診断に力を入れていると伺いました。

ええ。矯正がうまくいくかどうかは診断にかかっているといわれています。診断が適正であれば、その後の矯正はほぼスムーズに進むでしょう。ですから、当院では入念に検査をして、その後妥協することなく時間をかけて分析しているのです。ちなみに、この分析は朝早くから歯科医院に来て、診療が始まるまでの間にじっくりと行っています。検査はすること自体が目的なのではなく、結果を分析して、正しい診断と良い治療に結びつけていくためのものだと考えてのことです。患者さんの中には、期間や費用は気にせず理想に近づくことを優先される方もいれば、とにかく早く安価に仕上げてほしいという方もいるでしょう。このことから、当院では必ず患者さんのご希望を確認したり、私が考える最善を説明したりした上で、検査項目を決めています。矯正方法を選ぶ際と同様に、押しつけることはありませんのでご安心ください。
もし矯正中に虫歯にかかった場合、どう対処すれば良いですか?
矯正中に発見される虫歯のほとんどは、矯正を始める前からあった「虫歯の卵」や、歯と歯の間に潜んでいた小さな虫歯が成長して顕在化したものです。矯正のために1ヵ月に1度は通院しているのに、虫歯になったら誰でも嫌でしょう。ですから、当院では毎回衛生指導と口腔内の清掃を行うのに加えて、矯正用のデンタルフロスの使用をお勧めしています。通常のフロスだとワイヤーのせいで歯と歯の間を通しにくいのですが、専用のフロスであればしっかりと汚れの除去を図れますよ。「つまようじでも同じでは?」と聞かれることがありますが、つまようじで取れるのは基本食べかすだけであり、プラークを取るためにはフロスが必要ですのでご注意ください。
診療の際、どのようなことを心がけていますか?

私もスタッフも当たり前のことをきちんと行いながら、さらに勉強して向上していきたいと思っています。そのために毎日のミーティングで診療や患者さんの情報共有を行うのに加えて、定期的に院内勉強会も実施。私とスタッフの頑張りや前向きな思いによって院内の雰囲気が良くなり、患者さんに居心地の良さを感じてもらえたら幸いです。開業して10年以上たちますが、ご家族やご友人からの紹介での来院が増えているのはうれしいですね。また、近年は医療のデジタル化が進み、歯科用CTなどの検査機器や治療機器の進化が目覚ましいです。人の体についても研究が進み、いろんなことが明らかになっています。この先もっと変わっていくでしょう。私やスタッフも今後もしっかりと勉強し続け、吸収したものを患者さんに還元できるように尽力していきたいです。
矯正は歯科医師と患者が協力し進めることが重要
「予防的な矯正」の必要性も呼びかけていますね。

そうですね。「歯並びが悪いと虫歯になる」とよく言われています。これは、歯並びが悪いと歯磨きが行き届かなくなり、磨き残しができることによって虫歯になるということです。磨き残しが多くなりがちな部分を、いつも同じ意識で重点的に磨き続けられれば良いのですが、それを毎日何年も続けていけるかというと難しいでしょう。さらに、介護される側になったとき、磨きやすい歯並びでないと介護者が苦労することに。この先何十年にわたって健康な歯を維持していくためにも、ぜひ矯正を考えてみてほしいです。
先生の診療ポリシーをお聞かせください。
矯正は歯科医師と患者さんが二人三脚で方針を決め、ゴールに向かうのが理想です。そこで、患者さんのモチベーション維持・向上につながるように、口腔内画像を患者さんの「マイページ」にアップして、矯正の過程を見てもらっています。また、前向きな気持ちで矯正に取り組んでいただけるように、診療時はポジティブな言葉を選ぶように心がけています。矯正は長期間にわたるため、患者さんに「毎日の歯磨きを頑張ろう!」という思いを持ち続けながら協力していただくことが必要不可欠ですからね。それと、これは歯科医師側の話ですが、ゴールにたどり着くまで諦めないことも重要です。特にお子さんの場合、どう成長していくか未知数の部分が多く、最初の計画どおりにいかない場合も少なくありません。途中の調整により期間が延びてもしっかり最後まで続けていただけるように、患者さんに寄り添った診療を提供していきたいと思います。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

矯正は「見た目の向上を図るケア」と「病気に対して行う治療」の中間に位置します。ですので、まずは矯正を受ける理由をよく考えて、目的を明確にすることが大切だと知っていただきたいですね。また、近年は新しい手法が出てきて、選択肢が増えています。しかし、新しい技術や手法がどの人にも適しているとは限りませんのでご注意ください。さらに、より良い結果をめざすためには、歯科医師が多様な手法を熟知したり、患者さんごとの特徴も正しく理解したりする必要があります。加えて、矯正は長期に及びますので、歯科医師との相性も大切な要素です。だからこそ、「ここで矯正を受けたい」と思っていただけたならば、一緒に最善のゴールに向けて歩めるように、ベストを尽くさせていただきます。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯列矯正/成人71万5000円~、小児矯正(混合歯列)27万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

