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中島 規幸 院長の独自取材記事

なかじまクリニック

(さいたま市緑区/浦和美園駅)

最終更新日:2026/10/30

中島規幸院長 なかじまクリニック main

埼玉高速鉄道線・浦和美園駅2番出口から徒歩約2分にある「なかじまクリニック」は、小さな子どもから高齢の患者まで地域の老若男女に頼りにされている耳鼻咽喉科クリニックだ。バリアフリー構造となっている院内は清潔感と開放感にあふれ広々としており、どんな人も安心して通える雰囲気となっている。院長を務めるのは、大学病院や地域の基幹病院で経験を積んだ中島規幸先生。穏やかで落ち着いた語り口が印象的な中島院長に、クリニックの取り組みや特徴について話を聞いた。

(取材日2020年9月25日/再取材日2026年9月16日)

悩みや不安を払拭し、安心感を届けたい

開業に至る経緯や、現在の患者層について伺います。

中島規幸院長 なかじまクリニック1

私は開業前からこの浦和美園の地に住んでいまして、当時はまだまだ開発途中のエリアで医療機関が少なく耳鼻咽喉科のクリニックも数が少なかったんです。そんな地元の方の声や、さまざまなご縁が重なって2014年4月に開業しました。それまでは大学病院や地域の基幹病院に勤務していました。患者さんは、お子さんから高齢者まで年齢層は幅広いですが、まだまだ発展中の地ですので、比較的若いファミリー層が多く、赤ちゃんから乳幼児、小学校低学年のお子さんとそのご家族がたくさん来てくださっています。また当院のスタッフは、ありがたいことにとても長く勤めてくれている方がほとんどで、開業時から務めてくれている人もいます。患者さんにとってもいつものスタッフの顔が見えると安心していただけるのではないでしょうか。

どのような症状の方が多く来院されていますか?

鼻水や鼻詰まり、喉や耳の痛みといった代表的な症状のほかに、めまいや喉の詰まり、耳鳴り、顔が痛い、首が痛い、といった症状など本当にさまざまです。例えば、副鼻腔炎や三叉神経痛などでも顔が痛くなったりしますし、耳が痛いというときも、原因は耳ではなく、鼻や顎、あるいは喉の炎症が原因ということもあります。当院では訴えのある箇所だけを診るのではなく、耳・鼻・喉をはじめ、全身の状態を踏まえた上で治療を進めていくようにしています。お子さんの中には、おなかが痛いといって当院に来院される子もいます。信頼してくださっている証とうれしく思っています。できる限り広い視野で拝見して、対処できる限りは当院で診療させていただいています。必要に応じて分院の内科と連携して治療をしたり、ほかの医療機関をご紹介したりしています。

日々の診療で大切にされていることはありますか?

中島規幸院長 なかじまクリニック2

丁寧な診察を通じて患者さんが悩まれていることを解決したいと思っています。私は、病気を治すことと、悩みを解決するというのは別だと思います。例えば、口内炎を繰り返していると「なぜ何度もできるのだろう?」という悩みが生まれます。頻繁にめまいが起こる人は「どうして何回もめまいが起こるのだろう?」と心配になるでしょう。症状が治っても不安感が解消されないまま残ってしまうんです。その不安を取り除くことが大切だと思っています。突発性発疹の場合も「発熱の後は発疹が出る」と知っていれば、いざ発疹が出ても慌てることはないでしょう。風邪であれば「熱が下がると咳が出て、さらに鼻水が出る」といった経過をたどる可能性が高いことを予想しておけば、冷静に対処できますよね。当院では、症状に対する治療のほか、体調の面でどのような変化が起こるかをあらかじめお伝えして少しでも安心していただきたいと思っています。

耳鼻咽喉科用CTによる検査や日帰り手術も可能

日帰り手術も行われています。

中島規幸院長 なかじまクリニック3

副鼻腔炎などの日帰り手術を行っています。基本的に、当院でできることはすべてやろうと思っています。症状が重い方や時間がある方は、大きな病院で手術を受けたほうが良いケースもありますが、仕事が忙しかったり小さなお子さんがいたりして、日帰りでしか時間が取れない方もいらっしゃいます。そのようなニーズにお応えしたいので、当院では日帰り手術を行っています。また睡眠時無呼吸症候群の検査や治療も行っています。

検査機器もそろっていますね。

鼻や喉の内部を確認できる耳鼻咽喉科用CTは、診断精度を高める上でたいへん重要です。例えば、副鼻腔炎だと言われていた人が耳鼻咽喉科用CTで検査をしたら、実はそうではなかった、ということもあるんです。また、患者さんの中には、受診前から「自分はこの病気ではないか」と疑って不安になっている方がたまにいらっしゃいます。そんなときには、耳鼻咽喉科用CTで何もないことを実際に画像を見て確認していただくことで、患者さんも納得できるでしょうし、不必要な薬の服用を避けることにもつながります。当院では、検査も薬も本当に必要なものだけをご提供したいと思っています。ご希望があれば別ですが、熱が出たから取りあえず血液検査をしてみるということはしません。検査しなくても明らかにわかる症状であれば、患者さんの時間的・経済的な負担を減らすためにも、診断のために必要な検査だけを行います。

アレルギー疾患にも対応されていますね。

中島規幸院長 なかじまクリニック4

アレルギーの治療では、舌下免疫療法を希望する方が多くいらっしゃいます。スギ花粉症やダニによるアレルギー疾患を対象とした治療法の一つで、舌の下で服用する専用の錠剤を継続的に使用しながら経過を見ていきます。人によって異なりますが、3〜5年以上継続して根治をめざしていきます。すぐに結果を求めるのではなく、経過を確認しながら根気よく続けていくことが大切です。

お子さんの対応で心がけていることはありますか?

子どもというのは基本的に自由です。興味を持って動くのが当たり前。ここはしつけの場ではないので、とにかく怖い場所ではないということを認識してもらいたいと思っています。初めて来院したときは特に怖がって泣き出す子もいます。ただでさえ具合が悪いのに、何をされるんだろうと不安な気持ちも大きいんだと思います。嫌がっているときは基本的に無理に処置はしません。ケガをした部分の出血を止めるなどの緊急で必要な処置と、話だけしておしまいにします。するとお子さんも「ここは怖いところではない」と認識してくれて、多くの場合は次に来院したときはきちんと治療を受けられるようになっています。親子一緒の診療もOK。親御さんはお子さんの風邪をもらいがちですからね。お子さんを抱っこした状態で診療することも可能です。

患者を自分の家族のように診る

そのほか診療で心がけていることはありますか?

中島規幸院長 なかじまクリニック5

患者さんの気持ちを推し量り想像することです。同世代の患者さんであれば兄弟姉妹のような気持ちで、ご高齢の方であれば親を診るように、お子さんであれば自分の子どもを診るように。そういった気持ちで親身になって接したいと思っています。赤ちゃんの場合はおしゃべりができないので、全身がどんな状態なのか、ミルクは飲んでいるのか、機嫌は良いのか、保護者に伺いながら、変化を見逃さないように気をつけています。

ところで、先生が医師をめざしたきっかけは何だったのでしょう。

4歳の時に祖母が亡くなりまして。「人って死んでしまうんだ」と思うと同時に「将来は医師になって病気を治したい」と言っていたそうです。耳鼻咽喉科を選んだのは、もともと感覚器に興味があったから。視覚以外の感覚、どうやって音を聞くのか、どうやって匂いがわかるのか、そんなことが知りたいと思っていました。耳鼻咽喉科は聴覚、嗅覚、味覚と人間の感覚の多くを扱う領域ですし、内科的な要素と外科的要素の両方を使うところが面白いと思いました。知れば知るほど深みを増していくと感じています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

中島規幸院長 なかじまクリニック6

診療に関しては、できる限りの治療を行う、通院回数を減らす、来院からお会計までの時間をできる限り短くするなど、これからも患者さんのさまざまな負担にならない診療を行っていきたいと考えています。また、患者さんの悩みや不安を取り除くべく、丁寧に説明し、安心してお帰りいただけるような診療をしていきたいと思っております。地域の皆さんの健康を守るためにもずっと診療を続けていきたいので、自分自身の健康にも気をつけています。最近は野球のチームに加えてもらって、楽しみながら頑張っています。開業当時から来てくれているお子さんの中には、成長し学校を卒業し結婚し、自分のお子さんを連れてきてくれる方もいらっしゃいます。地域に根差した医師としてとてもうれしく思っています。何かありましたら気軽にご相談ください。