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金谷 洋平 院長の独自取材記事

ようせいクリニック

(足立区/竹ノ塚駅)

最終更新日:2023/06/14

金谷洋平院長 ようせいクリニック main

花畑大橋通り沿いにあり、車でのアクセスも良好、駐車場も備える「医療法人社団容生会 ようせいクリニック」。5階建ての広々とした館内はバリアフリー、老若男女が通いやすい地域のクリニックである。4月に院長に就任した金谷洋平(かねや・ようへい)先生はこの地域で子育て中の一人として、地域医療にかける熱い思いを持つ。入院病棟、介護付き有料老人ホームを併設しているため、当直にあたる日もある。夜間の取材中に緊急連絡が入り対応する姿は、昼夜を問わず近隣住民のためにエネルギッシュに働く医師そのものだった。金谷院長は大学病院の消化器外科で内視鏡検査や手術も数多く経験してきた。さまざまな難しい症例にもあたりながら磨いた技術を近隣住民のために役立てたいという金谷院長に、診療にあたって大事にしていることなどを聞いた。

(取材日2023年5月11日)

幅広い診療で愛着あるエリアの人々の健康を真剣に守る

4月から院長に就任しました。現在の思いをお聞かせください。

金谷洋平院長 ようせいクリニック1

私自身、このエリアに10年ほど前に暮らし始め、2人の子どもを育てている足立区民です。人情味があって緑も豊かな足立区は、故郷の秋田を思い出すようなぬくもりがあります。そんな大好きな町で、地域医療に貢献できるのはたいへんうれしく思っています。院長就任前は日本医科大学付属病院に勤務してきましたが、その頃よりも患者さんとの距離がとても近くなりました。大学病院では難しい手術に携わることが多かったのですが、現在は風邪症状などで来院される方も診察しています。誰かの役に立てているのではないかと日々実感しやすい環境で、大きなやりがいを感じます。

幅広い患者層にオールマイティーに対応しています。

近隣には高齢の方も多いので、高血圧や糖尿病などの生活習慣病でお悩みの患者さんも来院されます。でも、少子化という感じでもなくて、外傷の縫合が必要なお子さんも来院されますね。オールマイティーに対応していますが、中でも専門としているのが消化器外科の領域です。大学病院でさまざまな症例にあたってきた経験を地域の皆さまに役立てることができればと思っています。また、消化器以外でも局所麻酔の手術も行えます。場合によっては、乳がんの部分切除手術なども可能です。また、2階から4階は当院が所属する法人が運営する60床の介護付き有料老人ホーム「ようせいメディカルヴィラ」になっていて、そちらに入居している高齢の方々の診療にも対応しています。

入院病棟もあり設備も充実していますね。

金谷洋平院長 ようせいクリニック2

1階には19床の病棟があり、老人ホームに入居している方が誤嚥性肺炎、尿路感染の疑いありとなったらすぐに入院できるようになっています。経鼻栄養チューブ、胃ろう造設、気管切開術も可能です。もちろん、病棟は老人ホームの入居者以外の方でもどなたでも利用できます。病棟には当直している医師がいるので、24時間いつでも対応できる体制です。そのほか、院内設備としてはエックス線装置、CT装置などがあります。超音波診断装置は診察室に置いて、聴診器を当てる感覚で積極的に活用するようにしています。今のところ内視鏡検査、日帰り大腸ポリープ切除手術などが必要な場合は本院の「増田クリニック」を紹介しますが、近々、当院で実施できるようにする予定です。

大学病院の消化器外科での経験を生かし病診連携も充実

医師になろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

金谷洋平院長 ようせいクリニック3

秋田大学でも「親が医師だったから」という同級生も少なくなかったのですが、私はそういうわけではなくて、父は秋田でタイヤ販売、修理業を営んでいます。強いて言えば母が薬剤師だったのが影響しているかもしれません。中学生くらいまでは「学校の先生になって野球部の監督をしたい」なんて言っていました。「医学部に合格できるわけない」とも思っていましたし。でも、「病気で困っている人を助けたい」というのはずっと心の中にあったんです。大学卒業時は救急医療に携わりたいと考え、救命救急を扱う部門がある日本医科大学付属病院に進みました。ところが、いろいろな科を回る中で消化器外科で忘れがたい経験を数多くしたんです。吐血して大変な状態の患者さんを内視鏡でスピーディーに処置していくなど「自分がやりたいのはこれだ」と、確信しました。

大学病院の消化器外科に入局してどのような経験を積まれましたか。

胃カメラ、大腸カメラでの検査と処置のほか、内視鏡を使って胆管・膵臓を造影する検査や手術など、多種多様な経験をしました。医局がいろいろな病院で修行させる方針だったので、山形の北村山公立病院、千葉の千葉北総病院、足立区の博慈会記念総合病院に派遣されたこともあります。いずれも手術経験を豊富に積めたのは自信になりましたね。緊急性が高い場面にも何度も遭遇しましたから、何が起きても落ち着いて対処できるように成長できたと自負しています。大学病院には16年いて、今でも患者さんを紹介できるよう体制を整えていますし、これからも病診連携を大事にしていきたいです。

本院の「増田クリニック」とも密に連携しています。

金谷洋平院長 ようせいクリニック4

当院から花畑大橋通りを真っすぐ行くと、医療法人社団容生会本院の「増田クリニック」があり、徒歩10分、車なら4分とアクセスも良好です。当院で、より高度な医療が必要と判断したら「増田クリニック」へご紹介する体制を整えています。ほかにも、先ほどお伝えしたように状況に応じて各大学病院を紹介できますし、その後のフォローはご希望ならば当院で行うことも可能です。

内視鏡検査室も整備し家族のかかりつけ医をめざしたい

今後の展望についてお聞かせください。

金谷洋平院長 ようせいクリニック5

今後は院内に内視鏡検査室をつくり大腸内視鏡検査や胃カメラなどもしていく予定なので、働き盛り世代の方も健診などで利用してほしいです。子育て世代で同時に介護問題を抱えている方も多いかもしれませんが、当院は高齢者医療にも強みがありますし、向かいには容生会グループの小児科医院「ほきまクリニック」もあります。実際、ご家族を紹介してくださる方も少なくないのは、ありがたいですね。家族のかかりつけ医として、これからも地域に密着してやっていきたいというのが何よりの願いです。

お忙しい毎日をお過ごしですが、ご家族との時間も大事にしているそうですね。

小学6年生の長男とは休みのたびに野球の練習をしています。彼は今、野球に夢中でキャッチボールもバッティングもとことん頑張り、なかなか帰ろうとしなくて大変です(笑)。実は私自身、野球は観るのもやるのも大好きで、子どもの頃から応援している野球チームもあり、小学校、中学校、大学と野球をしていました。一番、調子が良かった時は5番バッターでしたね。一方、小学3年生の長女との時間が減ってしまい、寂しそうなのでなんとかしなければいけないと思っています。彼女は幼稚園の頃に「お医者さんになりたい」と、言っていてうれしかったのですが、今の夢はお花屋さんだそうです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

金谷洋平院長 ようせいクリニック6

患者さんの目を見て、よくお話を聞いて、わかりやすく丁寧に会話することを大切にしています。まだまだ足りていないかもしれませんが、日々、患者さんの気持ちをくみ取りながら診察にあたるようにしています。不安や疑問があれば、何度でも同じことを聞いてください。何度でも、わかりやすい言葉で説明します。当院では入院病棟もありますし、できる限りの治療をしていきますが、さらに高度な医療が必要となった場合にも各大学病院をすぐに紹介できます。老若男女、どなたでも気軽に相談に来ていただければと思っています。

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